NNNのまとめでは、24日、全国で確認された新型コロナウイルスの新たな感染者は
6万1259人、亡くなった方は206人でした。
重症者は23日時点で前の日から15人減り、1474人となっています。
大規模な感染拡大が続いており、感染拡大が急速に進んでいるため、社会活動の中断が避けられない可能性がありそうですね。
しかし勢いが止まらないのは新型コロナにまつわる噂話も同じですよね。
感染拡大に伴い、ホントかウソかわからない情報がネットを飛び交っていますが…
後遺症で円形脱毛症になるのか?
ワクチン接種で流産や不妊につながるのでしょうか?
そしてファクターXとは?
Contents
①コロナの後遺症で円形脱毛症が増えているのか?
一時的に円形脱毛症になる可能性もありえるとのことです。
でももし症状が現れたとしても、現在はフロージン液やリンデロン液などさまざまな外用治療薬があります。
早い段階で医師に相談するのがベストだと思われます。
感染者の増加にともない、後遺症に悩む人たちも増えていますよね。
国立国際医療センターの調査では、後遺症が現れるのは感染者の約1割。
女性によく見られる症状のひとつが頭髪の脱毛で、およそ男性の3倍だそうです。
この結果を裏付けるように、国内の某育毛剤メーカーでは、コロナ禍以前と比べて女性用育毛剤の売り上げが70%増みたいですよ。
②ワクチンで流産や不妊の心配はあるのか?
現時点では、新型コロナワクチンによって流産や不妊の危険性が高まるという報告はありません。
接種が始まってまだ2年足らずで不明なこともありますが、可能性は極めて低いそうです。
一方、妊婦が新型コロナに感染すると重篤化のリスクが高まるため、やはりワクチン接種は大切!
妊娠中でどうしても接種が心配な方は、妊娠4か月まで待つのもひとつの手です。
この時期以降は服薬による胎児への影響も少なくなるとされているため、安心材料のひとつとなるようですよ。
③日本人が持つ「ファクターX」とは?
“ファクターX”とされるのは、日本人だけが持つ免疫細胞?食生活?
新型コロナが流行し始めた当初から、日本人の重症化率・死亡率の低さは世界中で注目されてきたんです。
これまで「BCG接種」説や「過去のコロナウイルス感染歴」説などさまざまな仮説が立てられてきましたが、ここにきて「緑茶」説が急浮上したんです。
ウイルス対策には効果的と言われるもの…
「緑茶に含まれる成分、カテキンのパワー」!!
これについては、抗ウイルス作用、抗菌作用があることははっきりしているんです。
緑茶は1度に大量に飲むよりも、少しの量を数十分おきにこまめに摂取するほうが良いとのこと。
これはオミクロン対策の先鋒となりうるのではないでしょうか?
④すでに感染した人は接種は不必要?
複数回の感染を防ぐためにも、やはりワクチン接種は必要です!
もはや、誰がいつどこでオミクロン株に感染してもおかしくない状況の現在。
ですが、万が一感染した場合は抗体が得られるはずです。
それでもワクチンの追加接種は必要なのか?
新型コロナ感染者のほうが、ワクチン接種者よりも強い抗体が得られることは確かです。ただし、この抗体がずっと続くわけでないようです。
実際に2回感染した患者さんがいるのですから。
株が変異するごとに、再感染が増えるおそれも。複数回の感染を防ぐためにも、やはりワクチン接種は必要なんですね。
⑤重症者数が少ないのはワクチン効果なのか?
オミクロン株の重症化率が低いのは、ワクチンのおかげという説もありますが、これは本当なのでしょうか?
そうではなく、デルタ株は主に肺でウイルスが増殖するため、呼吸困難など重篤な症状になる割合が高くなってましたが、オミクロン株は主に肺よりも上部の、のどや鼻などの上気道でウイルスが増殖します。
そのため、のどの痛みや鼻水などの比較的軽い症状ですむわけです。
オミクロン株の重症化率は0・15%で、デルタ株重症化率の約5分の1だといいます。
⑥国産ワクチンは今年中に普及するのか?
今年中の国産ワクチン承認すら危ないです!
医療従事者や高齢者を対象に、3回目接種が始まりましたね。
しかし大都市を中心に、ワクチンが在庫不足になっています。
全国のクリニックでも、希望者に接種できない状況が続いているとのこと。
そこで期待されるのが国産ワクチンですが…
国内では5社が開発を進めており、そのなかで治験がもっとも早く進んでいる塩野義製薬は、2021年中の実用化を目指していました。
しかし、年が明けても承認のニュースはまったく聞こえてこない─。
厚労省どうにかしてくれ! と言いたいです!
そもそもワクチン承認のハードルはとても高く、通常では1万人ほどの被験者を集める必要があります。
半数にワクチンを接種し、半数は未接種という状況で治験を実施し、有意差を確認するわけです。
ところが現在は、国民の8割以上がすでにファイザーとモデルナのワクチンを1回以上接種ずみという状況。
国内の製薬会社は、十分な数の被験者を確保することすらできません。
緊急事態なのですから、厚労省がこんなときこそワクチン承認の要件緩和などの対策をとるべきです。
アメリカでは、新型コロナのワクチン開発にあたって、チリ、メキシコ、ペルーなどと連携。各国に治験協力を依頼し、それと引き換えにワクチンを供給するなどして共同開発してきました。
日本でも、このような柔軟な政策が必要ではないでしょうか。
といいうことで、このままでは今年中の国産ワクチン承認すら危ないですね。