東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの開閉会式の演出を統括するクリエーティブディレクター佐々木宏氏(66)が、開会式に出演予定だったお笑い芸人、渡辺直美さん(33)の容姿を侮辱するような演出案を演出チーム内のLINEに送っていたと17日、文春オンラインが報じました。
渡辺直美さんを侮辱!
佐々木宏氏が文春砲をくらったのは2021年3月17日です。
佐々木宏は2020年12月23日に東京五輪・パラリンピックの開閉会式の総合統括に任命されました。
佐々木宏は2018年7月にパラリンピックの開会式・閉会式を担当していましたが、全体の統括役になった形。
これは今までの7人体制では判断などに時間がかかるため、オリンピック担当、パラリンピック担当というのをなくして全体ということで一本化をしてスムーズな意思決定ができるように変更したという事になります。
そんな佐々木宏氏の文春砲はかなりの時間差。
2020年3月5日のオリンピックの開会式のグループLINEにて以下のようなメッセージを送っていたことが2021年3月17日に明らかに。およそ1年の時間差。
・ブタの絵文字=渡辺直美への変身部分。どう可愛く見せるか
・宇宙人家族が飼っている、ブタ=オリンピッグが、オリの中で興奮している
・空から降り立つ、オリンピッグ=渡辺直美さん
完全にイコールで結んでいるので言い逃れできませんよね。
このような佐々木宏氏のLINEへのメッセージについて他のメンバーは男女問わず猛反対したそうです。
女性のメンバーは
「気分よくない」
「理解できません」
という反応で、
男性メンバーも
「めまいがするほどヤバい」との反応したそうです。
佐々木宏氏的には可愛い衣装でチャーミングに見せようと思ったとのことですが猛反対にあって現在は反省をしているとの事。
椎名林檎は2018年に発足した開会式・閉会式のメンバーでしたが2020年12月22日に退いていました。…この件が影響したのでしょうか。
佐々木宏氏の経歴
名前 | 佐々木宏(ささき ひろし) |
生年 | 1954年 |
出身大学 | 慶應義塾大学法学部政治学科 |
出身 | 電通 |
作品は…
- 缶コーヒーBOSSシリーズ
- ソフトバンクCM白戸家の人々シリーズ
- サントリー「歌のリレー」
- トヨタ自動車「ReBORN」
- 2016年リオ五輪閉会式「安倍マリオ」https://sarattosokuhou.com/entame/sasakihiroshi/
上記のように佐々木宏のCMは数多くありますが、キャッチコピーも有名なんです。
麻薬撲滅運動の「ダメ。ゼッタイ。」
駿台予備校の「第一志望は、ゆずれない。」
他にも「そうだ 京都、行こう」など今でも良く耳にする、もしくは覚えているフレーズも佐々木宏氏ですね。
電通に入社し、その後の経歴
佐々木宏氏は自分の性格があまのじゃくだと自覚しています。
父親の仕事の関係で転校が多く続いており、中学2年生の時に北海道から東京へ。
しかしそんな時に父親が死去。
佐々木宏は父親の顔を見ることができず、母を支えるために無理やり笑顔をつくって人前では泣かないようにしていたといいます。
その時の経験から逆境などがあるたびにチャンスだと思うようにしたそう。
そして佐々木宏は大学を卒業して電通に所属。
最初は新聞雑誌局でしたが28歳にクリエイティブ局に。
そこでコピーライターとなって30代半ばでようやくテレビCMに関わったんですね。
そしてクリエイティブディレクター、クリエーティブ局長職を経て2003年7月に
「シンガタ」を設立。
おわりに
佐々木宏氏は日本を代表するクリエイティブディレクター。
「人を喜ばす」というテーマの作品を多く制作しています。
しかし今回の文春砲でグループLINEでは渡辺直美さんの容姿を動物に例えるプランを提出。
2020年3月と、なぜ1年前のLINEがこのタイミングで暴露されたのかは不明ですが、他のメンバーがそのプランを阻止してくれて良かったですね。
ある意味では自由な発言ができ、それを批判もすることが出来るとも取れるので佐々木宏氏個人のプランはともかく集団としての自浄作用的なものはあるとも取れます。
しかしこうなると佐々木宏氏はこのまま続投なのか、更に責任者が変わってしまうのか。なんだか色々と迷走をしている東京五輪・パラリンピック。
本当に大丈夫なのでしょうか。