iCloudのストレージを利用していると、必要に応じてサブスクリプションの解約やプラン変更を検討することもあります。
しかし、
iCloudの有料プランを解約した場合、データはどうなるのか?
や、
解約後に写真やファイルが削除されないか?
などの疑問が出てくるものです。
この記事では、iCloudの有料ストレージプランの解約手順と、解約後にデータがどうなるか、さらに、データを維持するためのポイントについて詳しく解説します。
iCloudを解約したいと考えている方はぜひ参考にしてください!
Contents
iCloudストレージプランを解約する方法【iPhone・iPad・PC対応】
iCloudのサブスクリプションプラン(有料ストレージプラン)は、iPhone、iPad、PCなどさまざまなデバイスから解約することができます。
ここでは、解約の具体的な手順をご紹介します。
iPhone・iPadでiCloudのサブスクリプションを解約する方法
- 設定アプリを開く
- ホーム画面から「設定」をタップします。
- Apple IDを選択
- 画面上部にあるユーザー名(Apple ID)をタップして、「Apple ID」メニューに進みます。
- 「iCloud」をタップ
- 次に、「iCloud」を選択してiCloud設定にアクセスします。
- 「ストレージを管理」を選ぶ
- 「iCloud」の設定内で「ストレージを管理」をタップします。
- 「ストレージプランを変更」を選択
- 画面下部にある「ストレージプランを変更」をタップし、表示された画面で「ダウングレードオプション」を選択します。
- 無料プランに変更
- 解約を選択し、無料の5GBプランにダウングレードします。これで、iCloudの有料サブスクリプションが解約されます。
MacでiCloudのサブスクリプションを解約する方法
- 「システム設定」から「Apple ID」を選択
- 左上のAppleロゴをクリックし、「システム設定」を選びます。
- 「iCloud」をクリック
- Apple IDメニューの中から「iCloud」をクリックします。
- 「ストレージを管理」を選択
- 「iCloud」の項目にある「ストレージを管理」をクリックします。
- 「ストレージプランを変更」→「ダウングレード」
- 「ストレージプランを変更」を選び、ダウングレードオプションを選んで無料プランに戻します。
PC(Windows)でiCloudのサブスクリプションを解約する方法
- iCloud for Windowsを開く
- Windows PCにインストールされた「iCloud for Windows」を開きます。
- ストレージ管理を選択
- iCloudのストレージ管理メニューにアクセスします。
- ダウングレードオプションを選択
- 「ストレージプランを変更」を選び、無料プランにダウングレードします。
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iCloudサブスクリプション解約後、データはどうなる?保存と削除の仕組みを解説
iCloudの有料プランを解約すると、ストレージ容量が無料の5GBプランに戻ります。
では、解約後のデータがどうなるのか、心配になりますよね。ここでは、解約後のデータへの影響と、その管理方法を詳しく見ていきます。
1. 解約後もiCloud上のデータはすぐに削除されない
有料プランを解約して無料プランに戻しても、iCloud上のデータはすぐには削除されません。
ただし、無料の5GB容量を超えるデータが保存されている場合、以下のような制限がかかる可能性があります。
- 新しい写真や動画のアップロードが停止
- デバイスのバックアップができなくなる
- iCloud Driveに新しいファイルを追加できなくなる
iCloudに保存されているデータそのものはすぐに消えるわけではありませんが、ストレージが不足している状態では、新しいデータのアップロードや同期に影響が出ることがあります。
2. 解約後のデータの管理方法
解約後も、iCloud上に保存されているデータは別のデバイスやiCloud.comを通じてアクセスすることが可能です。
iCloud上にある写真やファイルを安全に管理するためには、データの整理やバックアップを行うことが推奨されます。
- 不要なデータを削除
- ストレージを節約するために、不要な写真やファイルを削除して空き容量を確保しましょう。
- 重要なデータを別の場所にバックアップ
- 写真やファイル、連絡先などの重要なデータは、PCや外付けハードディスク、または他のクラウドサービスに移動・保存しておくと安心です。
iCloudストレージ解約後にデータを維持する方法:他のクラウドサービスや無料プランの使い方
iCloudのサブスクリプションを解約した後も、データを安全に保持したい場合、いくつかの対策があります。
以下は、データを維持するための方法です。
1. 他のクラウドサービスを活用する
iCloudを解約しても、他のクラウドサービスにデータを移行すれば、データを保持できます。
例えば、Google Drive、Dropbox、OneDriveなどのクラウドストレージは、iCloudに代わる選択肢として活用できます。
主なクラウドサービスの無料プラン
- Google Drive:15GBの無料ストレージ
- Dropbox:2GBの無料ストレージ
- OneDrive:5GBの無料ストレージ
2. データをデバイス内に保存する
iCloudからダウンロードしたデータは、ローカルに保存することもできます。
特に、写真や動画などは、PCや外付けハードディスク、USBメモリにバックアップしておくと、iCloudを解約しても安心です。
iCloudのサブスク解約後、iPhoneやiPadへの影響とは?バックアップや写真の保存はどうなる?
iCloudのサブスクリプションを解約した場合、iPhoneやiPadなどのAppleデバイスにどのような影響があるか、気になるところですよね。
特に、バックアップや写真の保存、アプリのデータ管理に影響が出ることがあります。
1. iPhoneやiPadのバックアップができなくなる
無料の5GBプランに戻ると、デバイスのバックアップがストレージ容量を超えてしまう可能性があります。
もしバックアップに必要な容量が5GBを超えている場合は、新しいバックアップを作成できなくなります。
解決策
- 不要なアプリや古いデータを整理して、バックアップのサイズを減らす。
- あるいは、PCやMacにローカルバックアップを作成して保存する。
2. iCloud写真の同期が停止する
iCloud写真を利用している場合、有料プランを解約すると無料プランの容量を超えたデータのアップロードが停止されます。
このため、新しい写真や動画がiCloudに保存されなくなります。
解決策
- 写真や動画を定期的に整理して、必要なものだけを残し、不要なものを削除する。
- Googleフォトや他の写真ストレージサービスを活用して、写真や動画を保存する。
iCloudの有料プランを再度契約する場合、データは保持される?
もしiCloudの有料プランを再契約する場合、解約時に保存されていたデータは、基本的には保持されます。
Appleでは、プランのダウングレード後もデータがすぐに削除されるわけではないため、再契約すればそのままデータの同期やバックアップを続けられることが一般的です。
1. データの保持期間
Appleは、一定期間内であればデータを保持します。
万が一、容量オーバーになっても、すぐにデータが削除されることはなく、再度契約すればデータにアクセスできます。
2. データの安全性
iCloudに保存されているデータは、Appleのサーバー上に保管されているため、解約後もAppleのガイドラインに従ってデータは安全に管理されます。
ただし、長期間有料プランに戻さなかった場合、ストレージの管理が制限されることもあります。
まとめ
iCloudのサブスクリプション解約は、iPhoneやiPadなどのデバイスで簡単に行うことができ、解約後もすぐにデータが削除されることはありません。
しかし、無料の5GBプランに戻ると、新しいデータのアップロードやバックアップが制限されるため、定期的にデータを整理したり、他のクラウドサービスを活用してデータを保存することが重要です。
もし再度有料プランに戻す場合でも、保存されたデータは保持されているため、安心してiCloudを利用し続けることができます。
自分に合ったストレージプランを選び、データ管理を効率的に進めましょう!