Microsoft 365 Familyは、最大6人までのメンバーとサブスクリプションを共有できるプランです。
このプランを利用する際に気になるのが、「家族」として追加できるメンバーの範囲です。
同居していない親族や遠くに住む家族も共有対象になるのか、それとも同居している家族だけが対象なのか疑問に感じる方も多いでしょう。
この記事では、【Microsoft 365 Family】で共有できる「家族」の範囲や、追加できるメンバーの条件、設定方法について詳しく解説します。
また、Microsoftアカウントの「家族グループ」との違いも併せて説明しますので、ぜひ参考にしてください!
Contents
Microsoft 365 Familyで共有できる「家族」の範囲と人数
1. Microsoft 365 Familyで共有できる人数
Microsoft 365 Familyは、契約者を含めて最大6人まで利用できるサブスクリプションプランです。
契約者本人に加えて、5人のメンバーにMicrosoft 365の機能を共有できるため、家族や親しい人とコストを分け合いながら便利に利用することが可能です。
2. 「家族」の範囲に関するMicrosoftのガイドライン
Microsoft 365 Familyでは、同居しているかどうかに関わらず、信頼できる5人までのメンバーを「家族」として追加できます。
つまり、契約者と同じ住所に住んでいる必要はなく、遠くに住む親族や、場合によっては信頼できる友人ともサブスクリプションを共有できる柔軟な設定になっています。
Microsoftの公式ガイドラインには「同居していることが条件」といった具体的な制約は明記されていないため、利用規約に反しない限り、家族や親しい関係であれば追加できると考えて良いでしょう。
Microsoft 365 Familyに家族メンバーを追加する方法
次に、Microsoft 365 Familyでメンバーを追加する具体的な手順を解説します。
家族メンバーの追加は、契約者のMicrosoftアカウントから行うことができます。
家族メンバーの追加手順
- Microsoftアカウントにサインイン
- Microsoft 365のアカウントページにアクセスし、契約者のアカウントでサインインします。
- 「サブスクリプション」メニューを開く
- 上部メニューから「サービスとサブスクリプション」を選択し、Microsoft 365 Familyのサブスクリプションを開きます。
- 「共有」をクリック
- サブスクリプションの管理ページで「共有」をクリックし、家族メンバーを追加するための共有設定画面を表示します。
- メンバーを招待
- メンバーを追加するためのリンクが表示されるので、追加したいメンバーのメールアドレスを入力し、招待メールを送信します。
- メンバーが招待を承諾
- 追加されたメンバーがメールで招待を承諾し、自分のMicrosoftアカウントでサインインすれば、Microsoft 365の機能が利用できるようになります。
Microsoft 365 Familyの「家族グループ」と「家族メンバー」の違い
Microsoftアカウントには、「家族グループ」という機能もありますが、Microsoft 365 Familyの「家族」とは異なる設定です。
この違いを理解しておくと、混乱せずに家族メンバーの管理ができます。
家族グループとは?
Microsoftの「家族グループ」は、家族向けのデジタルライフ管理機能で、主に次のような用途で使用されます。
- ペアレンタルコントロール:子供が使うデバイスやアプリの制限をかける
- 位置情報共有:家族の現在地を確認する
- スクリーンタイムの管理:使用時間の管理や制限を設定
一方、Microsoft 365 Familyの家族メンバーは、サブスクリプションの共有対象を意味します。
家族グループに追加する必要はなく、Microsoft 365 Familyの共有設定で招待した人に、Microsoft 365のアプリやクラウドストレージの利用権限が付与される仕組みです。
家族の範囲と追加の注意点
1. 同居していない家族でも追加可能
前述の通り、Microsoft 365 Familyの「家族メンバー」として追加するために、同じ住所に住んでいる必要はありません。
遠くに住む親族や、信頼できる友人でも追加できますが、Microsoftは家族や親しい人のみを追加することを推奨しています。
複数の人とサブスクリプションをシェアする場合は、必ず信頼できる関係であることが重要です。
2. サブスクリプションの共有におけるルール
Microsoft 365 Familyのサブスクリプションを共有するにあたっては、次のようなルールが適用されます。
- 最大6人(契約者を含む)まで共有可能
- 1人あたり1TBのOneDriveストレージが利用可能
- 個別のMicrosoftアカウントでサインイン
共有メンバーそれぞれが独自のMicrosoftアカウントでサインインし、個別にOfficeアプリやOneDriveの機能を利用できます。
3. Microsoft 365 Familyの共有が解除された場合
共有メンバーがMicrosoft 365 Familyから削除された場合、そのメンバーのMicrosoft 365のアクセス権が即座に失われます。
また、OneDriveのファイルへのアクセスも制限されるため、共有解除を行う際は事前にメンバーに知らせておくと良いでしょう。
Microsoft 365 Familyの家族メンバーを管理する方法
家族メンバーの管理も簡単に行えます。
メンバーを追加した後、必要に応じてメンバーの削除や設定の変更ができます。
家族メンバーの削除手順
- Microsoftアカウントにサインイン
- 契約者のアカウントでMicrosoft 365のアカウントページにアクセス。
- 「サブスクリプション」を開く
- 「サービスとサブスクリプション」からMicrosoft 365 Familyを選択し、共有設定画面を開く。
- 削除したいメンバーの「削除」オプションを選択
- これで選択したメンバーがサブスクリプションの共有から削除されます。
まとめ
【Microsoft 365 Family】は、契約者を含む最大6人までがサブスクリプションを共有できるプランで、同居していない親族や信頼できる友人も家族メンバーとして追加することが可能です。
家族グループとは異なるため、Microsoft 365の家族メンバーの設定に専用の「家族グループ」を作成する必要はありません。
また、共有解除やメンバー管理も簡単に行えるため、状況に応じて柔軟に家族メンバーを追加・削除できます。
Microsoft 365 Familyを上手に活用し、家族や親しい人と便利に使ってみてください!
参考情報
- Microsoft公式サポート|Microsoft 365 Familyの共有方法
- Microsoft公式サポート|Microsoft 365 Familyと家族グループの違いについて
- Microsoft 365 Family プランの詳細