「OneDriveの同期を解除したらデスクトップ上のファイルが消えた!」
といったトラブルに直面していませんか?
Windows環境では、OneDriveがデスクトップフォルダをクラウドと同期する設定がデフォルトで有効になっていることがあります。
このため、同期を解除するとデスクトップのデータがクラウド上に移動してしまい、「消えた」と感じるケースが多いです。
この記事では、同期解除後にデスクトップデータが消える原因や、消えたデータの復元方法、さらには今後同じトラブルを防ぐための設定方法について詳しく解説します。
Contents
【原因】なぜ同期解除でデスクトップのデータが消えるのか?
OneDriveの同期解除後にデスクトップ上のファイルが「消えた」ように見えるのには、以下のような原因が考えられます。
1. OneDriveがデスクトップフォルダを管理しているため
OneDriveでは、Windowsのデスクトップ、ドキュメント、画像フォルダをクラウド上に自動的にバックアップ(同期)する機能がデフォルトで有効になっています。
この設定が有効になっていると、デスクトップ上のファイルは実際にはクラウド上に保存されている状態になります。
2. 同期解除後、クラウド上にデータが残る仕組み
OneDriveの同期を解除すると、クラウド上にあるファイルへのリンクが切れるため、デスクトップに表示されていたファイルが消えてしまいます。
ただし、データそのものはクラウドに残っている可能性が高いです。
3. 同期解除時に「データを削除する」を選択した場合
同期を解除する際に、「クラウド上のデータを削除」または「このPCからデータを削除」といった選択肢を誤って選んでしまった場合、ローカルPCからもデータが削除されてしまいます。
【復元方法】消えたデスクトップのデータを取り戻す方法
同期解除後にデスクトップデータが消えた場合でも、以下の手順を試せば復元できる可能性があります。
1. OneDriveのクラウドストレージを確認する
同期解除後、データはクラウド上に残っていることがほとんどです。
以下の手順で確認してください。
手順
- OneDriveにログイン
ブラウザでOneDrive公式サイトにアクセスし、Microsoftアカウントでログインします。 - デスクトップフォルダを探す
「デスクトップ」フォルダを開き、消えたと思っていたファイルが保存されていないか確認します。 - 必要なファイルをダウンロード
復元したいファイルやフォルダを選択し、「ダウンロード」ボタンをクリックしてローカルPCに保存します。
2. ローカルPC内を検索する
同期解除後も、データがPC内の別フォルダに移動していることがあります。
以下の手順で検索してみましょう。
手順
- スタートメニューの検索バーを使う
ファイル名や拡張子(例:.txt、.docx)を検索バーに入力します。 - OneDriveフォルダを手動で確認する
エクスプローラーを開き、OneDriveフォルダ内にデータが残っていないか確認します。
通常、以下のパスに保存されています。 - ごみ箱を確認する
誤って削除した場合、Windowsの「ごみ箱」に残っている可能性があります。
ごみ箱を開いてファイルを復元してください。
3. OneDriveの「削除済みファイル」から復元する
クラウド上で削除されたデータは、一定期間「削除済みファイル」として保存されています。
手順
- OneDrive公式サイトにアクセス
ログイン後、画面左側の「ごみ箱」または「削除済みファイル」をクリックします。 - 復元したいファイルを選択
削除されたファイルやフォルダを選択し、「復元」をクリックします。
【設定方法】同期解除後にローカルデータを保持する方法
データが消えたように見えないよう、同期解除時に以下の設定を行っておきましょう。
1. 同期解除前にデータをローカルに移動する
同期を解除する前に、クラウド上のデータをローカルPCにダウンロードしておくことで、データ消失を防げます。
手順
- OneDriveフォルダ内のファイルやフォルダをすべて選択します。
- これらを別のフォルダ(例:デスクトップや「マイドキュメント」)にコピーまたは移動します。
- この操作を完了してから同期を解除してください。
2. OneDriveがデスクトップを管理しないようにする
デスクトップやドキュメントフォルダが勝手に同期されないようにする設定を行いましょう。
手順
- タスクバーのOneDriveアイコンを右クリックし、「設定」を選択。
- 「バックアップ」タブを開き、「フォルダーの管理」をクリック。
- デスクトップ、ドキュメント、画像の同期設定を解除します。
3. 必要なフォルダだけ同期する
同期するフォルダをカスタマイズすれば、特定のフォルダだけを同期対象に設定できます。
手順
- OneDriveの「設定」を開き、「アカウント」タブを選択。
- 「フォルダーの選択」をクリックし、同期したいフォルダだけにチェックを入れます。
- 同期したくないフォルダのチェックを外し、「OK」をクリックします。
【予防策】データ消失を防ぐためのポイント
1. 定期的にバックアップを取る
クラウド同期とは別に、外付けハードディスクやUSBメモリなどに定期的にバックアップを取ることで、データ消失のリスクを回避できます。
2. 同期解除時の設定をよく確認する
OneDriveの同期解除時に、「ローカルのデータを削除する」といった選択肢を慎重に確認しましょう。
3. トラブルが発生した場合は早めに対応する
データが消えたと思ったら、すぐにOneDriveやローカルPCを確認してください。
削除済みファイルの復元期間には期限があるため、迅速な対応が重要です。
よくある質問(FAQs)
Q. 同期解除後、ローカルにもクラウドにもデータが見つからない場合は?
A. ごみ箱(クラウドとローカルの両方)や「削除済みファイル」を確認してください。
それでも見つからない場合、専門のデータ復元ソフトを使用することも検討してください。
Q. デスクトップを完全にOneDriveから切り離すことは可能ですか?
A. はい、「フォルダーの管理」設定でデスクトップフォルダの同期を解除すれば、デスクトップをOneDriveと完全に切り離せます。
Q. 復元したデータが再び消えないようにするには?
A. 同期設定を適切にカスタマイズし、重要なデータを外部ストレージにバックアップしておくことをおすすめします。
まとめ
【OneDrive 同期解除 デスクトップ 消えた】というトラブルは、OneDriveがデスクトップフォルダを同期管理しているために起こるケースがほとんどです。
この記事で紹介したクラウドやローカルPCからデータを復元する方法や、同期解除時の設定方法を活用すれば、問題を解決できるはずです。
今後は、同期設定をカスタマイズしたり、定期的にバックアップを取ることで、データ消失のリスクを回避しましょう!