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【Windows11】対応CPUは今後増えるのか?要件の背景と今後の可能性、非対応CPUの回避策まで徹底解説

Windows11では、従来のWindows10と比べて対応CPUの要件が大幅に厳格化されており、インストールを断念せざるを得ないケースも珍しくありません。

本記事では、

  • 現在のWindows11対応CPU要件の詳細
  • 非対応CPUとの違いとサポートの背景
  • 今後対応CPUが追加される可能性はあるのか?
  • AMD/Intelそれぞれの状況と回避策

などを正確な情報に基づいて徹底的に解説します。


Windows11の対応CPU要件はなぜここまで厳しいのか?マイクロソフトの判断基準とは

Windows11は、セキュリティと安定性を重視したOSとして設計されており、対応CPUにも以下のような厳しい基準が課されています。

主な技術要件:

  • **TPM 2.0(セキュリティモジュール)**の搭載
  • UEFIとセキュアブートへの対応
  • Intel:第8世代以降 / AMD:Ryzen 2000シリーズ以降
  • 1GHz以上の64ビットデュアルコアプロセッサ以上

これにより、Windows10では使用できていた第6・第7世代Intel CPUや初期のRyzenが非対応となっています。


Windows11に現在対応しているCPU世代一覧(2025年時点)

Intelの場合(公式対応)

  • 第8世代(Coffee Lake)以降:Core i3 / i5 / i7 / i9
  • 第9~14世代もすべて対応(Alder Lake, Raptor Lake含む)
  • 一部の**第7世代(例:Core i7-7820HQ)**など特殊モデルは例外的に対応

AMDの場合(公式対応)

  • Ryzen 2000シリーズ以降(Zen+世代)
  • Ryzen 3000 / 4000 / 5000 / 7000 シリーズも対応
  • Threadripperシリーズも一部対応モデルあり

Windows11に非対応のCPUが存在する理由と背景

マイクロソフトは公式に「対応CPUの制限はパフォーマンスとセキュリティの両立のため」と説明しています。

非対応とされる主な理由:

  • セキュリティ機能(MBECなど)をハードウェア的にサポートしていない
  • バグや脆弱性への耐性が低い旧世代プロセッサ
  • 高速スタートアップやモダンスタンバイへの非対応

今後Windows11に対応するCPUが増える可能性はあるのか?

2025年4月時点で、Microsoftが対応CPUリストを拡張した例はごくわずかです。

実際、2021年のWindows11発表直後には、第7世代Intel CPUの一部が「例外的に対応」として追加されましたが、それ以降基本的には追加されていません

今後の動向について

  • 対応CPUが増える可能性は低い:Windows12以降に焦点が移行中
  • Microsoftはあくまで要件を緩和する意向はないと公式に表明
  • ただし、特殊な業務用チップや法人用途向けには限定的に追加される可能性も否定はできません

非対応CPUでもWindows11をインストールする方法はあるのか?

回避策①:レジストリ編集でバイパスインストール

Windows11のインストール時に、TPMやCPUチェックをスキップする方法があります。

  1. インストールメディア作成時にappraiserres.dllを削除
  2. 以下のレジストリキーを追加:
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\MoSetup]
"AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPU"=dword:00000001

※これは公式にサポートされていない方法であり、更新保証・安定性が下がるリスクあり

回避策②:Rufusで「非対応チェックをスキップ」設定付きUSBを作成

  • Rufus(起動可能USB作成ツール)を使うと、インストール時のTPM・CPUチェックを外す設定が可能

非対応CPUでWindows11を使う際の注意点とデメリット

  • Windows Updateが制限される可能性あり(今のところ多くは更新可)
  • 今後のビルドでインストール不可になるリスクもある
  • 安定性やドライバ互換性の保証なし

これらの点を理解した上で導入する必要があります。


よくある質問(FAQ)

Q. Windows11に対応しないCPUはどこで確認できますか?

→ Microsoftの公式サポートページ「Windows11対応CPU一覧」から確認可能です。

Q. 非対応CPUでも実際にはWindows11が動いている例があるのはなぜ?

→ レジストリやISO改変、Rufus等の回避策でインストールされたケースです。

Q. Windows12ではさらに要件が厳しくなりますか?

→ 可能性は高いです。Windows11の対応CPUを引き継ぐか、それ以上に限定されると見られています。


参考リンク

まとめ|Windows11の対応CPU要件は今後も厳格に維持される可能性が高い

  • Windows11の対応CPUは2021年の発表以降、大きな追加・緩和はなし
  • セキュリティとパフォーマンス重視のため、旧CPUは基本的に非対応
  • 非公式な方法で回避は可能だが、自己責任での利用が前提
  • 今後の動向を踏まえ、対応CPUを搭載した環境への移行も検討が必要です

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