Windows11のISOファイル(ディスクイメージ)は、新規インストールやクリーンインストール、アップグレード、USBメディア作成など幅広い用途で利用されます。
しかし、
「どこから公式にダウンロードできるのか」
「バージョンごとに違いがあるのか」
「23H2・24H2の入手法」
など、ユーザーによっては戸惑うポイントも少なくありません。
この記事では、
- Windows11のISOファイルを公式からダウンロードする方法
- ダウンロードできない場合の対処法
- ISOからのインストール方法(USB/アップグレード)
- バージョンごとの注意点と非対応PCでの活用
について解説します。
Contents
Windows11のISOファイルをダウンロードする方法(公式ルート)

1. Microsoft公式ダウンロードページを使用
公式URL: https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11
ページ内の「Windows 11 ディスク イメージ (ISO) をダウンロードする」を選択し、以下の手順で進みます。
- エディション選択(通常は「Windows 11(multi-edition ISO)」)
- 言語選択(例:日本語)
- 64bit ダウンロードを選択 → ISOファイルのダウンロードが開始
注意:
- 32bit版は存在しない(64bit CPUが必須)
- Edge/Chrome以外のブラウザではダウンロードできない場合も
ISOファイルを使ってインストール/アップグレードする方法
方法①:ISOからそのままアップグレード(上書きインストール)
- ダウンロードしたISOをダブルクリック → 仮想ドライブとしてマウント
- 「setup.exe」を実行
- 「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」などを選択してアップグレード
方法②:USBメディア作成(クリーンインストール向け)
- Rufusなどのツールを使用し、USBメモリ(8GB以上)にISOを書き込み
- BIOSからUSB起動 → 新規インストール
USB作成時に便利なツール
ISOファイルがダウンロードできない原因と対処法

原因①:ブラウザや端末の制限
- 一部の企業端末・VPN環境・古いブラウザではリンクがブロックされる
→ EdgeまたはChromeの最新版、もしくは別のネットワークで再試行
原因②:Microsoftサーバー側の一時的な混雑
- 特にリリース直後は混雑しやすく、一時的にリンク切れ・エラーになることも
→ 数時間後または別時間帯に再試行を推奨
原因③:24H2などの最新版がまだ公開されていない
- 「Windows11 24H2 ISO」が表示されない場合は、Media Creation Tool版やインサイダー向けしか提供されていない可能性
→ その場合はWindows Insider Programから早期アクセスを検討
バージョンごとの注意点:23H2/24H2の違いと注意すべきポイント
- 23H2:2023年11月公開の安定版。すべての対応PCに推奨
- 24H2:2024年後半予定の大型機能更新。CPUやTPM要件が厳格化される可能性あり
- Insider Preview経由で入手するISOは、動作保証外となる場合もある
よくある質問(FAQ)

Q. Windows11は無料でダウンロードできますか?
→ はい。公式サイトからのダウンロードは無料です。
ただしインストール後のライセンス認証は必要です。
Q. プロダクトキーなしでもインストールできますか?
→ 可能です。
「今はプロダクトキーがありません」を選べばスキップできます。
Q. 非対応PCにもISOから入れられますか?
→ 原則不可。
ただし、RufusなどでTPM/セキュアブート要件を回避する設定を使えばインストール可能なケースもあります。
Q. ISOから作ったUSBが起動しないのはなぜ?
→ BIOSの「起動順序」設定が適切か、USBがUEFI形式で書き込まれているかを確認してください。
まとめ|Windows11のISOは誰でも公式サイトから入手可能。用途に応じて使い分けよう
- Microsoft公式サイトでエディションと言語を選べば簡単にISOをダウンロードできる
- 上書きアップグレード/USB作成どちらにも活用可能
- 24H2など一部のバージョンは段階的に公開されるため、定期的なチェックが重要
- 非対応PCではツールを用いた回避手段もあるが、あくまで自己責任で
参考リンク
- Microsoft公式:Windows11ディスクイメージ(ISO)
- Microsoft公式:Windowsのバージョン情報(23H2/24H2)
- Rufus公式:USBブート作成ツール
- Windows Insider Program(早期ISO入手)