Outlookでメール署名を設定したのに反映されない、編集できない、保存できない…。
こうした「署名トラブル」は、Outlookのバージョンや設定場所によって対処方法が異なります。
この記事では:
- Outlookで署名が設定できない/保存できない原因と解決策
- 返信時に署名が表示されない理由と対処法
- Web版/デスクトップ版/モバイルアプリでの署名設定方法
- 歯車マークがない・設定画面に入れないトラブル対応
- Outlook 2021・New Outlookの仕様変更ポイント
- 署名の移行方法(旧環境 → 新環境)
まで、Microsoft公式情報に基づいて解説します。
Contents
- 1 Outlookで署名が設定できない/保存できない主な原因と対処法
- 2 Outlookの署名設定方法(デスクトップ版 Outlook 2016/2019/2021)
- 3 New Outlook/Outlook for Windows(2023以降)の署名設定
- 4 Web版Outlook(Outlook.com)で署名が設定できない場合の対処法
- 5 返信時に署名が表示されない理由と設定方法
- 6 iPhoneのOutlookアプリで署名を設定するには?
- 7 Outlook 署名が編集できない・反映されないトラブルの特殊ケース
- 8 Outlook間で署名を移行する方法(旧PC → 新PC)
- 9 よくある質問(FAQ)
- 10 まとめ|【Outlook】署名が設定できない・反映されない時は“設定場所”と“形式”をチェック
- 11 参考リンク(Microsoft公式)
Outlookで署名が設定できない/保存できない主な原因と対処法
症状 | 原因 | 対処法 |
---|---|---|
署名の保存ボタンが効かない | 入力欄の制限/特殊文字の使用 | 特殊記号を除去/HTML不要部分を削除 |
編集画面が開かない | JavaScriptやブラウザ設定 | ブラウザを変更/セキュリティ設定見直し |
保存したはずなのに反映されない | デフォルトの設定になっていない | 「新しいメール」「返信/転送」に署名を割り当てる |
Outlookの署名設定方法(デスクトップ版 Outlook 2016/2019/2021)

手順
- 「ファイル」→「オプション」→「メール」
- 「署名...」ボタンをクリック
- 「新規作成」で署名を作成 → 本文を入力
- 「新しいメール」「返信/転送」に適用署名を選択
- 「OK」で保存
✅ 複数アカウントがある場合、それぞれに署名を設定する必要があります。
New Outlook/Outlook for Windows(2023以降)の署名設定
New Outlook(Microsoftが2023年以降に提供している新UI版)では、署名設定場所が異なります。
手順
- 右上の歯車 →「すべてのOutlook設定を表示」
- 「メール」→「作成と返信」
- 「電子メール署名」に署名を入力
- 「新規メール」「返信/転送」の適用チェックを確認
- 「保存」をクリック
📌 New Outlookでは署名がクラウド同期(サーバー保存)される仕様に変更されました。
Web版Outlook(Outlook.com)で署名が設定できない場合の対処法

よくある原因と対策
- 歯車マークが表示されない:
- ブラウザの拡張機能や画面サイズによる非表示
- ブラウザのズームを100%に戻す
- 署名欄が反応しない:
- JavaScript無効や古いブラウザ使用 → 最新版へ更新
- 保存されない:
- 「保存」ボタンを押していない or セッションタイムアウト → 一度ログアウトして再試行
返信時に署名が表示されない理由と設定方法
- 署名が「新規メール」には適用されていても、「返信・転送」には適用されていないケースが多いです。
確認方法(デスクトップ版/Web共通)
- 署名設定画面で「返信/転送時の署名」欄が空白になっていないか確認
- メールテンプレートや返信フォーマットでプレーンテキストが強制されていないかも確認
✅ HTML形式以外では署名が反映されないこともあります。
iPhoneのOutlookアプリで署名を設定するには?

手順
- Outlookアプリを開く
- 左上のアカウントアイコン → 歯車(設定)
- 下部の「署名」→ 各アカウントごとに設定可
※iPhoneアプリの署名はクラウド同期されないため、各端末ごとに個別設定が必要です。
Outlook 署名が編集できない・反映されないトラブルの特殊ケース
- HTML署名のレイアウト崩れ → Wordや他ツールからの貼り付けで不要コードが混入
- VPN/セキュリティソフトがブラウザ操作をブロックしているケース
- 会社PCでグループポリシー(GPO)により署名設定が制限されている
Outlook間で署名を移行する方法(旧PC → 新PC)
方法①:署名フォルダから手動コピー(Windows)
- エクスプローラーで以下パスを開く:
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Signatures
- フォルダごとバックアップ → 新PCの同パスに上書き
- Outlook再起動で署名が表示される
✅ フォルダ移行で HTML/RTF/TXT 署名すべて保存可能です。
よくある質問(FAQ)

Q. Outlookで保存した署名が消えるのはなぜ?
→ New Outlookではクラウド同期に失敗すると署名が反映されないことがあります。
一度「旧バージョンに切り替える」と改善するケースも。
Q. 署名を複数設定して使い分けできますか?
→ はい、複数署名を作成して、メール作成時に「署名」ボタンから選択可能です。
Q. 特定のアカウントだけ署名が反映されないのは?
→ そのアカウントの「既定署名」が未設定になっているか、同期エラーが発生している可能性があります。
まとめ|【Outlook】署名が設定できない・反映されない時は“設定場所”と“形式”をチェック
- Outlookの署名設定は、バージョンや端末により場所や仕様が異なる
- 保存できない・表示されないときは「返信時設定」「HTML形式」「歯車表示」などを確認
- Web/アプリ/新UIなど、環境別に正しい設定手順を踏むことが重要
- 法人環境ではGPO制限やセキュリティソフトも要チェック
→ トラブルに応じた適切な設定・確認を行えば、署名トラブルは確実に解消できます!