Outlookを使っていると、BCC(ブラインドカーボンコピー)欄を毎回表示するのが面倒に感じることはありませんか?
また、
「自分宛に常にBCCを入れたい」
「BCCだけで送信したい」
という要望も多いです。
この記事では:
- 【Outlook】でBCC欄を常に表示する設定方法
- 新規メール作成時に自動で自分をBCCに追加する方法
- BCCで送ったとき宛先表示はどうなる?
- BCCのみで送信する手順と注意点
- BCCが表示されない・使えない時の対処法
- BCCとCCの違い・正しい使い分け方
- BCC送信時の件数上限・注意点まとめ
まで、Microsoft公式情報と実践ノウハウに基づき深掘りして徹底解説します。
Contents
OutlookでBCC欄を常に表示する方法(デスクトップ版)
手順
- Outlookを起動
- 新しいメール作成ウィンドウを開く(Ctrl+N)
- 「オプション」タブをクリック
- 「BCCフィールドを表示」を選択
✅ 一度BCC欄を表示すれば、次回以降の新規メール作成時にもデフォルトで表示され続けます(Outlook設定が初期化されない限り)。
Outlookで自分宛に常にBCCを自動設定する方法

自分にBCCを自動挿入するには、以下の手順でルールを作成します。
手順
- 「ファイル」→「ルールと通知の管理」
- 「新しいルール」→「送信メッセージにルールを適用」
- 条件なし(すべての送信メール対象)
- アクションで「特定の人にメールをBCCで送信」を選択
- 自分のメールアドレスを指定
- ルール名をつけて保存
📌 この設定により、すべての送信メールに自動で自分宛BCCが入るようになります。
BCCとは?|CCとの違いをわかりやすく解説
用語 | 意味 | 受信者に表示されるか? |
---|---|---|
To(宛先) | 主要な送信対象者 | 表示される |
CC(カーボンコピー) | 参考送信相手 | 表示される |
BCC(ブラインドカーボンコピー) | 他の受信者に見えない形で送信される相手 | 表示されない |
✅ BCCに入れた相手は、他の受信者からは一切見えません。
OutlookでBCCのみでメール送信する方法と注意点

手順
- 「宛先(To)」欄を空白のまま
- 「BCC」欄に送りたいアドレスをすべて入力
- 通常通り送信
注意点
- 宛先が空白だと、一部のメールサーバーでスパム判定される可能性あり
- 可能であれば、To欄に「自分自身」を入れ、BCCで本来の送り先を管理するのがベター
BCCで送信した場合、相手に宛先はどう見える?
- 受信者には「自分のアドレスだけ」または「宛先不明」と表示される
- 他のBCC受信者が誰かは絶対に見えない
- 逆に、ToやCCに入っている人同士はお互い見える
📌 プライバシー重視の一斉送信時は、必ずBCCを使いましょう。
BCCがOutlookに表示されない/使えない時の対処法
症状 | 原因 | 対処法 |
---|---|---|
BCCボタンがない | オプションで非表示設定になっている | 「オプション」→「BCCを表示」実施 |
BCC入力欄が無反応 | アカウント設定の問題、セキュリティ設定 | Outlook再起動/アカウント設定修正 |
BCCがグレイアウトして操作不能 | 特殊な管理者設定(会社PCなど) | 管理者に相談 |
BCCで送信できる件数の上限とは?(2025年最新)
サービス | 1回のBCC送信可能件数目安 |
---|---|
Outlookデスクトップ版(Exchange) | 約500件(組織設定により変動) |
Outlook.com(無料版) | 約100件程度 |
Microsoft 365 Business | 約500〜1000件 |
📌 大量BCC送信すると迷惑メール判定されやすいため、100件以内/1分間に数回程度が安全圏です。
よくある質問(FAQ)

Q. OutlookでBCC欄をずっと表示し続ける方法は?
→ 一度「BCCを表示」設定をすれば、通常は次回以降も表示が維持されます。
Outlook初期化時だけ再設定が必要です。
Q. 自分にBCC送信しても受信できない場合は?
→ 迷惑メールフォルダやフィルター設定を確認。
社内ポリシーで自己BCCをブロックしていることもあります。
Q. BCCだけで送ると相手に怪しまれる?
→ 可能性はあります。
Toに「自分」を入れるなど、自然な形式にするのがおすすめです。
まとめ|【Outlook】BCC欄を常に表示・自動設定して効率化しよう
- BCC欄は「オプション」から常に表示できる
- ルール設定すれば、すべての送信メールに自動で自分BCCが可能
- BCCとCCの違いを正しく理解して、適切な使い分けをすることが重要
- 大量送信時は件数制限に注意し、迷惑メール判定リスクを回避する
→ OutlookでのBCC運用をマスターすれば、業務メールも格段にスマートに管理できます!