「Outlookで正確にキーワードを検索したいのに、あいまいな検索結果が出る…」
「完全一致で特定の件名だけ検索したい」
「差出人や本文も正確に絞り込みたい!」
Outlookの検索機能は強力ですが、初期設定のままだと**部分一致検索(あいまい検索)**になります。
この記事では【Outlook 完全一致検索】というサジェストをもとに、
- Outlookで完全一致検索する方法(キーワード/件名/差出人/本文など)
- 高度な検索(詳細検索)の使い方と条件指定の仕方
- Ctrl + F の機能と、通常の検索との違い
- 検索が機能しない場合の原因と対処法
- 件名まとめ・1行表示との関係
をお届けします!
Contents
Outlookの検索は「部分一致」が初期設定
Outlookで検索ボックスにキーワードを入力すると、
デフォルトでは以下のような部分一致検索が行われます:
- 「請求書」と入力 →「請求書の件」「〇〇請求書」などもヒット
- 「山田」と入力 →「山田太郎」「山田課長」などもヒット
Outlookで完全一致検索をするには?|基本ルール

Outlookで完全一致検索をするためのコツは次の通りです:
方法①:キーワードを "(ダブルクォーテーション)で囲む
arduinoCopyEdit"請求書"
✔ 「請求書」という単語だけを含むメールだけがヒット
✔ 「請求書の件」「電子請求書」は除外されます
各フィールド別|完全一致検索の方法まとめ
検索対象 | 検索構文 | 説明 |
---|---|---|
件名のみ | subject:"会議のお知らせ" | 件名に完全一致で「会議のお知らせ」を含むメールだけを検索 |
差出人 | from:"佐藤 太郎" | 差出人が完全に一致する佐藤太郎さんのメールだけ |
宛先 | to:"tanaka@example.com" | 宛先が完全一致のメールアドレスを含むもの |
CC/BCC | cc:"営業部" | CC欄に営業部を含むメール(完全一致) |
本文 | "特別キャンペーンのお知らせ" | 本文中に完全一致でこの文が含まれるメール |
高度な検索(詳細検索)を使って完全一致検索する手順

ステップ①:高度な検索を開く
- Outlookを起動
- 検索ボックスをクリック(または何か入力)
- 上部メニューに【検索ツール】または【検索タブ】が表示される
- 【検索ツール】→【詳細検索】または【検索条件の追加】をクリック
💡 新OutlookやWeb版では「フィルター」や「高度なフィルター」の表記になります
ステップ②:フィールドを追加して完全一致検索
- 詳細検索ダイアログで【フィールドの追加】
- 件名/差出人/宛先/本文などを選択
- 【条件】を「次の語句と完全に一致」に設定
- 【値】にキーワードを入力
- 【検索開始】
✔ AND検索やOR検索など複合条件も設定できます
Ctrl+Fと検索ボックスの違い
操作 | 内容 | 使用シーン |
---|---|---|
Ctrl + F | 開いているメールの「本文内」を検索 | 1通のメール内で文字列を探すとき |
検索ボックス | フォルダ全体の検索 | 特定のメールを探すとき(件名・差出人など含む) |
💡 「Ctrl + F」はメール編集画面では「転送」になるので注意
Outlookで検索できない/ヒットしない場合の対処法

Outlookの検索が機能しないときは、以下のチェックを!
原因 | 対処法 |
---|---|
インデックスが壊れている | 【ファイル】→【オプション】→【検索】→【インデックスオプション】→ 再構築 |
フォルダが選択されていない | 「すべてのメールボックス」または「現在のフォルダー」を明示的に選ぶ |
表記ゆれ | 全角・半角・スペース違いなどに注意 |
HTMLメール | 表示上検索できても、本文に埋め込まれている文字は検索不可な場合あり |
キャッシュの破損 | Outlookをセーフモードで起動(Outlook /safe )して検索確認 |
Outlookで検索結果を1行表示/件名でまとめる方法
検索結果が見づらい場合は、ビューの変更で改善できます。
件名でまとめる手順
- 【表示】タブ →【表示の変更】→【一覧】
- 【ビューの設定】→【グループ化】→【件名】でグループ化
1行表示の設定
- 【ビューの設定】→【その他の設定】→【1行表示】に切り替え
✔ 検索結果が多いときは「1行+件名グループ化」が特に便利!
よくある質問(FAQ)

Outlookで完全一致検索をするには?
→ キーワードを "ダブルクォーテーション"
で囲むと、完全一致になります。
件名だけを対象にしたい場合は subject:"〇〇"
を使います。
OutlookでCtrl+Fは何をするのですか?
→ 開いている1通のメール本文内を検索します。
メール全体を探す通常の検索とは異なります。
高度な検索の出し方を教えてください。
→ 検索ボックスをクリック → 【検索タブ】が表示 →【詳細検索】を選択することで利用できます。
Outlookのバージョンによって表記が異なります。
Outlookで本文内を検索するには?
→ 検索ボックスに "検索したい文"
を入力すると、本文中を対象に検索されます。
さらに body:"〇〇"
と入力すれば本文のみ対象にできます。
参考リンク
要点整理
- Outlookで完全一致検索するには
"キーワード"
をダブルクォーテーションで囲む - 件名・差出人・本文・宛先などはフィールド指定でさらに精度アップ(例:
subject:"〇〇"
) - Ctrl + F は「メール1通の中」の検索で、検索ボックスは全体検索
- 高度な検索でAND・OR・完全一致など複合条件も設定可能
- 検索結果の見やすさは「1行表示」や「件名グループ化」で調整可能!
ひとことアドバイス
Outlookの検索精度は、ちょっとした構文の違いで大きく変わります。
完全一致が必要なときは「"〇〇"」を忘れずに!