Excelで大量のデータを扱っていると、
「ここからここまでをまとめたい」
「一部を折りたたんで見やすくしたい」
と思うことはありませんか？
そんなときに役立つのが**「グループ化」機能です。
そして、マウス操作より効率的に扱うにはショートカットキー**が欠かせません。
本記事では、Excelでグループ化をショートカットキーで一発操作する方法をはじめ、
- グループの開閉や解除のショートカット
- 複数行・複数列のまとめ方
- よくあるエラーや注意点
まで、初心者でもすぐに使えるよう徹底解説します。
Contents
グループ化とは？
Excelの「グループ化」は、複数行・列をまとめて折りたたんだり展開したりできる機能です。
例えば、以下のように集計や月別データを「+」「-」ボタンで折りたたむことができます。
- 月別の売上データをまとめる
- 商品カテゴリごとの詳細を非表示にする
【基本】グループ化のショートカットキー
| 操作内容 | Windows | Mac |
|---|---|---|
| グループ化 | Alt → Shift → → | Command + Shift + K |
| グループ解除 | Alt → Shift → ← | Command + Shift + J |
| グループの展開 | Alt + Shift + = | （同上 or メニュー使用） |
| グループの折りたたみ | Alt + Shift + - | （同上 or メニュー使用） |
✅ Windowsでは「Altキー → Shiftキー → 右矢印」など順番に押すのがコツです。
【ステップ解説】グループ化の手順（ショートカットで）
✅ 手順
- まとめたい行または列を選択（例：行5～10）
- Alt → Shift → →（右矢印）キーを順番に押す
- グループ化が実行され、「-」マークが表示される
✅ 開閉のショートカット
- 開く（展開）：Alt + Shift + =
- 閉じる（折りたたみ）：Alt + Shift + -
【応用】複数グループ・階層化にも対応！
Excelのグループ化は階層的に複数作ることが可能です。
例：
- 1階層目：全体の月別集計
- 2階層目：月ごとの商品カテゴリ
これにより、必要な情報だけ表示しながら効率的に編集・確認できます。
【トラブル】グループ化できない原因と対処法
❌ グループ化ができない主な理由
- 空白セルを含んでいる
- フィルタがかかっている
- シートが保護されている
✅ 解決方法
- データの並びを確認し、連続した行や列を選ぶ
- フィルターを一度解除する（「データ」→「フィルター」）
- シート保護を解除（「校閲」→「シート保護の解除」）
よくある質問（FAQ）
Q. Ctrl + G を押すとどうなるの？
A. Ctrl + G は「ジャンプ」機能です。
グループ化ではありません。
Q. 複数のグループを一括で展開・折りたたむには？
A. 左側に表示されるレベル（1、2、3...）の数字をクリックすると、該当階層が一括で操作できます。
Q. ショートカットが効かないときは？
A. Excelのバージョンやカスタムキーボード設定が影響している可能性があります。
別の方法として、「データ」→「グループ化」から操作してみてください。
Q. Macでもグループ化できますか？
A. はい、Command + Shift + K で可能です。
まとめ
- Excelのグループ化はショートカットで爆速操作が可能
- Windowsでは「Alt → Shift → →」が基本、Macでは「Command + Shift + K」
- 複数階層も対応し、作業効率を大幅に向上させる便利機能
ぜひ日々の作業に取り入れて、スムーズなデータ整理に役立ててください！
