大量データを扱うExcelでは、
「複数のキーワードをまとめて検索したい」
「複数条件でセルを抽出したい」
というケースがよくあります。
この記事では、「Excel 文字列検索 複数」というサジェストに基づき、FIND・SEARCHの基本からAND/OR条件、複数セル検索、一括抽出まで徹底解説します。
Contents
今どうすべきか・対処法は？
- 複数文字列検索にはSEARCH/ISNUMBER/ORの組み合わせが基本
- 完全一致が必要ならFIND関数やEXACT関数を併用
- 列全体を一括検索する場合はCOUNTIFやFILTER関数を活用
FIND関数とSEARCH関数の違い
| 関数 | 大文字小文字 | ワイルドカード | 用途 |
|---|---|---|---|
| FIND | 区別する | 使えない | 正確な一致で検索 |
| SEARCH | 区別しない | 使える | 部分一致で柔軟に検索 |
=FIND("文字", A1)は一致する位置を返す（大文字小文字を区別）=SEARCH("文字", A1)は位置を返す（区別しない）
複数条件でOR検索する方法
=OR(ISNUMBER(SEARCH("確認", A1)), ISNUMBER(SEARCH("完了", A1)))
✅ 「確認」または「完了」を含む場合TRUEになります。
複数条件でAND検索する方法
=AND(ISNUMBER(SEARCH("確認", A1)), ISNUMBER(SEARCH("完了", A1)))
✅ 両方を含む場合のみTRUEになります。
複数セルで複数条件を一括カウントする方法
=COUNTIF(A:A, "*確認*") + COUNTIF(A:A, "*完了*")
✅ 「確認」または「完了」を含むセルの総数を求めます。
FILTER関数で複数一致セルを抽出（Office 365）
=FILTER(A2:A100, (ISNUMBER(SEARCH("確認", A2:A100)) + ISNUMBER(SEARCH("完了", A2:A100))) > 0)
✅ どちらかを含む行だけをまとめて抽出できます。
FIND関数で複数検索するポイント
- FINDは1回で1文字列しか探せないので、複数条件の場合はORで複数組み合わせます。
文字列が何個目かを検索する方法
=FIND("文字", A1, 開始位置)
- 開始位置を2にすれば、2文字目以降を検索可能。
- SUBSTITUTEとLENを併用して何個含まれているかを数える方法もあります。
INDEX + MATCH + SEARCH の応用例
=INDEX(B2:B100, MATCH(TRUE, ISNUMBER(SEARCH("確認", A2:A100)) + ISNUMBER(SEARCH("完了", A2:A100)) > 0, 0))
✅ 複数キーワードで一致する行のB列の値を取得できます。
DGET関数とVLOOKUP関数の違い
| 関数 | 特徴 |
|---|---|
| DGET | データベース関数で条件範囲を指定して1レコード取得 |
| VLOOKUP | 列を固定して値を探す。部分一致ではワイルドカード可 |
よくある質問（FAQ）
Excelで文字列を一括検索するには？
Ctrl + Fの検索と置換、またはFILTER関数やPower Queryを使えば効率的です。
excel find 複数文字を探すには？
FIND単体では1文字列のみ。OR(ISNUMBER(FIND()))で複数をカバーします。
excel find 複数条件 or は？
OR関数と組み合わせるのが定番です。
find関数 複数条件 and は？
AND関数と組み合わせて複数条件を全て満たすかを判定します。
Excel 文字列検索 何個目？
FINDの開始位置やSUBSTITUTEでカウントします。
追加Tips｜複数検索で役立つもの
- Power Query：複雑な条件で大量抽出するのに最適
- FILTERXML+TEXTJOIN技：複数一致結果を1セルにまとめたいとき
- 正規表現：高度なパターンマッチ（VBAや外部アドイン）
まとめ
- 複数条件は
SEARCH+ISNUMBER+OR/ANDが基本 - 列検索や一括抽出は
COUNTIF/FILTER/INDEX+MATCHを組み合わせる - 大規模ならPower Queryで自動化も検討
アドバイス： 配列数式や最新関数をうまく活用して、複数条件検索を効率化しましょう！
