Excelの「自動保存」は便利だけど、意図しないタイミングで保存されてしまったり、必要ない場合もありますよね。
この記事では、自動保存と自動回復の違い、自動保存の解除方法、元に戻す方法、保存間隔の調整、履歴の確認、デメリットまで詳しく解説します。
Contents
自動保存と自動回復の違いとは?
Excelには似ているけど役割が違う2つの機能があります。
項目 | どこで使われる? | 役割 |
---|---|---|
自動保存 (AutoSave) | OneDrive/SharePoint保存 | クラウドにリアルタイム保存。手動保存不要 |
自動回復 (AutoRecover) | ローカル保存 | 一定間隔ごとにバックアップを保存。クラッシュ時に復元可能 |
ポイント
- ローカルファイルは「自動保存」は使えず「自動回復」が働きます。
- OneDriveファイルは自動保存と自動回復が同時に動きます。
【OneDriveの場合】自動保存を解除する手順

OneDriveやSharePointに保存しているExcelファイルは、画面左上の**[自動保存]トグル**でオン・オフを切り替えられます。
- ファイルを開く。
- 左上の[自動保存]をオフにする。
- 次回開くと設定が引き継がれます。
注意:自動保存をオフにしたら、手動で上書き保存をしないと変更内容が消えます。
【ローカルの場合】自動回復を解除する手順
ローカル保存の場合は「自動回復」をオフにする設定になります。
- [ファイル] → [オプション] → [保存]
- 「次の間隔で自動回復用データを保存する」のチェックを外す。
- 必要なら保存場所を確認。
注意:自動回復をオフにするとExcelが突然落ちたときに復元ができません。
【設定場所まとめ】保存間隔や履歴もここで確認!
- [ファイル] → [オプション] → [保存] で「保存間隔」「保存場所」「自動回復のフォルダー」を設定できます。
- OneDriveの場合は左上のトグルボタンが自動保存のON/OFFスイッチです。
【勝手にオフになる?】よくある原因

- ファイルがOneDriveではなくローカルフォルダに保存された。
- ファイル形式がxlsなどで古いため対応外。
- 共有状態が外れた。
- 他のPCで設定を変更して同期された。
自動保存を元に戻す方法
- OneDrive保存なら左上のトグルをONに戻すだけ。
- ローカル保存なら[オプション] → [保存] で「自動回復用データを保存する」に再チェック。
自動保存をキャンセルしたいとき
- トグルでOFFにするだけでOK。
- 保存履歴はOneDriveの「バージョン履歴」で復元できます。
- ローカルの場合はバックアップが残っていれば復元可。
履歴が表示されない場合の対処法
- ローカルの自動回復は手動保存すると消えます。
- OneDriveは[ファイル] → [情報] → [バージョン履歴]から過去の状態を確認できます。
- OneDriveのゴミ箱もチェックしましょう。
自動保存の保存間隔を変更する

- デフォルトは10分。
- [オプション] → [保存] → 「次の間隔で自動回復用データを保存する」を好みの分数に変更。
- 重要作業が多い場合は5分以下にするのがおすすめです。
WordやPowerPointの自動保存設定も同じ
- Office全般で共通の自動保存機能が搭載されています。
- WordやPowerPointも左上のトグルON/OFFでOneDrive保存の自動保存を切り替え可能。
- 自動回復は[オプション] → [保存]から設定します。
自動保存のデメリット
- 修正ミスが即保存される。
- 大容量ファイルだと通信量が増える。
- マクロや一部の古いアドインが正しく動作しないことも。
履歴を確認して復元する方法
- OneDrive保存なら [ファイル] → [情報] → [バージョン履歴] で過去の状態に戻せます。
- ローカルなら一時保存された自動回復フォルダを探すと復元できる場合もあります。
よくある質問(FAQ)

Excelの自動保存をオフにするには?
左上のトグルをOFFにするか、[オプション] → [保存]で自動回復をオフにします。
自動保存の設定はどこ?
[ファイル] → [オプション] → [保存] で保存間隔などを変更できます。
自動保存を元に戻す方法は?
トグルをONに戻すか、[保存]で自動回復を再チェック。
自動保存をキャンセルするには?
トグルをOFFにするだけでOK。履歴はOneDriveに残るので復元できます。
まとめ
- 自動保存はOneDrive保存、ローカル保存では自動回復で動作。
- 設定はトグルと[保存]オプションを両方チェック。
- 勝手にオフになる原因は保存先や形式に注意。
- バージョン履歴を活用すれば誤保存も戻せます。
参考リンク
アドバイス: 大事なファイルは自動保存の仕組みを理解しておくと安心です!