OutlookでTeamsアドインを追加しようとしても、ボタンが出ない、追加済みのはずなのに使えない、設定画面を探しても見つからない――
この手のトラブルは、単純な不具合ではなく、Outlookの種類、Teamsとの連携方式、アカウント要件、管理ポリシー、COMアドインの状態などが重なって起きることがあります。
特にややこしいのは、classic Outlookとnew Outlookで仕組みがかなり違う点です。
classic OutlookではTeams Meeting Add-inの有効化や再登録が問題になりやすい一方、new Outlookではそもそも「別途インストールするアドイン」という考え方自体が当てはまらないケースがあります。
この記事では、OutlookでTeamsアドインを追加できない原因を、仕組み・条件・影響・リスクの順に整理しながら、個人利用と企業利用の両方で詰まりやすいポイントを深掘りしていきます。
Contents
結論

最初に結論からいうと、OutlookでTeamsアドインを追加できない原因は、大きく3つに分けて考えると整理しやすいです。
1つ目は、使っているOutlookがclassic Outlookなのか、new Outlookなのかという違いです。
new OutlookではTeams会議機能がイベント作成画面に統合されており、classic Outlookのような「COMアドインを後から追加する」発想では見つからないことがあります。
2つ目は、Teams会議を使うための条件を満たしていないことです。
Microsoftは、Teams Meeting add-inの利用にExchangeメールボックスやTeamsサインイン、必要なポリシーなどの前提条件を示しています。
3つ目は、アドインそのものが無効化されている、または組織ポリシーで利用が制限されていることです。
特に会社PCでは、この3つ目が原因になりやすいです。
つまり、「追加できない」という現象だけを見ると同じでも、実際には次のように分かれます。
new Outlookで“別アドイン”を探してしまっているケース、classic OutlookでTeams Meeting Add-inが無効化されているケース、そもそも利用資格や管理設定が足りないケースです。
ここを切り分けないまま再インストールだけ繰り返すと、時間だけかかって解決しないことが多いです。
| 項目 | よくある状態 | 実際の原因の方向性 |
|---|---|---|
| Teamsアドインが見つからない | new Outlookで別アドインを探している | もともと統合型で、別インストール不要 |
| 以前は使えたのに消えた | classic Outlookで表示されない | COMアドイン無効化、再起動順、更新不整合 |
| 追加しても会議化できない | ボタンはあるが機能しない | Teamsサインイン、Exchange要件、認証やポリシー不足 |
| 会社PCだけ使えない | 個人PCでは使える | 組織のTeams会議ポリシーや管理配布の問題 |
なぜこの整理が大事なのか
Teamsアドインのトラブルは、見た目が似ていても対処法が違います。
new Outlookなのにclassic Outlook向けのCOMアドイン手順を試しても改善しませんし、逆にclassic Outlookで統合型の説明だけ見ても直りません。
さらに、会社アカウント環境ではユーザー側で触れない管理設定が原因になることもあります。
最初の切り分けを間違えると、不要な再インストールやOffice修復を何度もやることになります。
放置リスク
会議招待の作成が遅れる
Teamsリンクなしの会議依頼を送ってしまう
社内で「自分だけ予定が作れない」状態になる
再インストールや設定変更を繰り返し、別の不具合を増やす
業務影響
企業環境では、Teams会議をOutlookから作れないと、日程調整・招待送信・会議URL配布の流れが止まりやすくなります。
とくにOutlook中心でスケジュール管理している組織では、単なる「便利機能の不具合」ではなく、会議運用そのものの遅延につながります。
Teams会議ポリシーや既定のオンライン会議プロバイダーの扱いも絡むため、個人の設定だけで完結しない点が厄介です。
要点まとめ
「追加できない」は1種類の不具合ではない
まずclassic Outlookかnew Outlookかの確認が最優先
要件不足と無効化、管理制限を分けて考えると整理しやすい
企業環境ではユーザー権限外の原因も多い
OutlookとTeamsの連携は、見た目以上に前提条件が多い機能です。
最初に「どのOutlookか」「個人環境か会社環境か」を分けて考えるだけで、かなり無駄が減ります。
Outlook版の違いとは?classic Outlookとnew OutlookでTeams連携の仕組みが違う理由
Teamsアドインの話で一番混乱しやすいのが、classic Outlookとnew Outlookで“Teamsの入り方”が違うこと。
Microsoftは、new OutlookではTeams meeting add-inがイベント画面に統合されており、別のアドインをインストールする仕組みではないと案内しています。
一方でclassic Outlookでは、Teams Meeting Add-in for Microsoft Officeという形でCOMアドインが動いており、File>Options>Add-ins で状態確認する流れになります。
つまり、new Outlookで「Teamsアドインを追加したい」と考えたとき、classic Outlook用の説明をそのまま見てしまうと迷いやすいです。
new Outlookでは、予定表の新規イベント画面でTeams Meetingトグルを使うのが基本。
Microsoftのサポートでも、新しいOutlook(デスクトップ&Web)では新規イベント作成時にTeams会議トグルをオンにする流れが示されています。
| Outlookの種類 | Teams連携の基本形 | ユーザーが誤解しやすい点 |
|---|---|---|
| classic Outlook | Teams Meeting Add-in(COMアドイン) | 追加・有効化・無効化の概念がある |
| new Outlook | イベント画面にTeams会議トグルが統合 | 別アドインを探してしまいやすい |
| Outlook on the web | 新規イベント画面からTeams会議を設定 | デスクトップ版と見た目が違い迷いやすい |
classic Outlookで起きる典型パターン
classic Outlookでは、Teams Meeting Add-inがActive Application Add-insに入っているか、Disabled Application Add-insへ落ちていないか、COM Add-insでチェックが外れていないかが重要。
Microsoftは、表示されない場合にここを最初に確認するよう案内しています。
new Outlookで起きる典型パターン
new Outlookでは、そもそも「別途インストールするTeams会議アドイン」が前提ではありません。
イベント画面に組み込まれたトグルを使います。
そのため、
「アドイン一覧にTeamsが出ない」
「COMアドインにTeamsがない」
という状態だけでは異常とはいえません。
new Outlookで重要なのは、正しいアカウントで予定表を開いているか、Teams会議トグルが使える環境か、既定のオンライン会議プロバイダー設定がどうなっているかです。
発生背景:なぜこんなに混同しやすいのか
Microsoft 365のOutlookは現在、classic Outlookとnew Outlookが並存しており、同じ「Outlook for Windows」でも操作体系が一致しません。
Microsoft自身も両者の機能比較ページを用意しており、完全に同じ製品体験ではないことを前提にしています。
Teams会議機能もその影響を強く受けています。
放置リスク
間違った手順を試し続ける
new OutlookなのにCOMアドイン修復ばかり行ってしまう
classic Outlookなのにトグル探しで時間を浪費する
社内ヘルプデスクへ説明するときに状況共有が曖昧になる
業務影響
ユーザー本人がOutlookの種類を把握していないと、社内サポート側も切り分けしづらくなります。
「Teamsボタンがない」という相談だけでは、classic OutlookのCOMアドイントラブルなのか、new Outlookのイベント画面設定の問題なのかが分かりません。
その結果、対応が長引く原因になります。
要点まとめ
classic OutlookはCOMアドイン型、new Outlookは統合トグル型
new Outlookでは別アドインを探しても見つからないことがある
classic OutlookではAdd-ins画面の確認が重要
まず自分のOutlookの種類を確認することが最優先
Teams会議機能のトラブルは、Outlookの種類を間違えると最初から手順を外します。
ここを先に分けるだけで、その後の確認がかなり楽になります。
Teamsアドインを追加できない主な条件とは?

Teams会議機能は、OutlookにTeamsさえ入っていれば無条件で使えるわけではありません。
Microsoft Learnでは、Teams Meeting add-inの前提として、会議主催者にExchangeメールボックスが必要であり、OutlookプロファイルにそのExchangeメールボックスが設定されている必要があると説明しています。
さらに、classic OutlookのTeams Meeting Add-inでは、TeamsへのModern Authenticationでのサインインが必要です。
このため、見た目はOutlookが普通に使えていても、メールアカウントの種類やサインイン状態によっては、Teams会議だけが使えないことがあります。
とくに会社環境では、メールは使えるのにTeams会議が出ない場合、Exchange連携条件や認証条件が欠けている可能性があります。
| 条件 | 必要な内容 | 条件不足で起きやすいこと |
|---|---|---|
| メールボックス | Exchangeメールボックスが必要 | Teams会議をOutlookから作成できない |
| Teamsサインイン | Modern Authenticationでサインイン | Teamsは見えても会議作成が機能しない |
| Outlookプロファイル | 対象メールボックスが正しく設定済み | Teams会議トグルや連携が不安定になる |
| 会議ポリシー | Outlook add-in と private meetings が許可 | 組織環境でボタンが出ない・動かない |
条件明確化
会議主催者側にExchangeメールボックスが必要
Teamsに正しい職場または学校アカウントでサインインしている必要がある
classic Outlookでは認証方式が条件になる
組織ではTeams会議ポリシーでOutlook add-inが有効化されている必要がある
よくある勘違い
よくあるのが、Outlookにメールアカウントが入っている=Teams会議も使えると思ってしまうことです。
しかしMicrosoftの案内では、Teams Meeting add-inは会議主催者のExchangeメールボックスを前提にしています。
つまり、単にメール送受信ができるだけでは足りず、Outlookの予定表とTeams会議の間で必要な条件がそろっていなければ、追加や表示に失敗します。
また、new Outlook系でも、アカウントや既定のオンライン会議プロバイダーの状況によって、Teamsが選択肢として出ないことがあります。
Microsoft Supportでは、すべての会議にオンライン会議を追加する設定や、会議プロバイダー選択がアカウント単位で関係することを案内しています。
発生背景:なぜ要件不足で詰まりやすいのか
Teams会議は、単なるボタン表示の機能ではなく、Outlookの予定表・Teamsの会議基盤・組織認証・メールボックス情報が連動して動きます。
そのため、インストール済みでも、認証やメールボックス要件が欠けていれば、ボタンが出ない・出ても使えない・リンクが付かないといった形で表面化します。
放置リスク
会議を作ってもTeamsリンクが付かない
予定表からオンライン会議化できず、手作業でURLを配ることになる
職場アカウントと個人アカウントの混在でトラブルが固定化する
本当は管理者対応が必要なのに、利用者側だけで解決しようとして遠回りする
業務影響
企業環境では、会議主催者だけ条件を満たしていないと、その人だけTeams会議をOutlookから作れない状態になります。
役職者や会議主催担当者に起きると、組織全体の会議設定フローが止まりやすくなります。
特に管理部門、営業、プロジェクト管理では影響が大きいです。
要点まとめ
Teams会議は“インストール済み”だけでは使えない
Exchangeメールボックスと認証条件が重要
組織ポリシーで利用可否が左右されることがある
アカウント単位の設定ミスも見落としやすい
Teamsアドインの不具合に見えて、実際はアカウントや認証の前提不足だった、というケースはかなりあります。
表示だけで判断せず、条件面を先に確認したほうが早いです。
インストールできない理由とは?
classic Outlookで「前は使えたのに消えた」「インストールできない」と感じる場合は、Teams自体の未導入よりも、COMアドインの無効化やOutlookとTeamsの起動条件の不一致が原因になりやすいです。
Microsoft Supportでは、OutlookのAdd-ins画面で、Teams Meeting Add-inがActive Application Add-insにあるか、Disabled Application Add-insに落ちていないか、COM Add-insでチェックが外れていないかを確認するよう案内しています。
さらにMicrosoft Supportは、OutlookとTeamsが同じ実行コンテキストで動いていることも重要だとしています。
たとえばOutlookだけ管理者権限で起動し、Teamsは通常権限で起動していると、連携が正常に動かないことがあります。
これは見落とされやすい原因です。
| 想定トラブルシナリオ | 状況 | 起きる問題 | 原因 | 影響 |
|---|---|---|---|---|
| 以前は使えたのに急に消えた | Outlook更新後・再起動後 | Teams meetingボタンが表示されない | COMアドイン無効化 | 会議作成が止まる |
| Teamsは入っているのに使えない | Add-ins画面で見つからない | 追加できないように見える | Teams側の再起動順や再登録不足 | 切り分けに時間がかかる |
| Outlookだけ管理者起動 | Teamsは通常起動 | 連携が不安定 | 実行コンテキスト不一致 | 表示・機能不全 |
| 再インストールしても直らない | 会社PC | 状況が変わらない | 管理ポリシーや要件不足 | ユーザー側では解決困難 |
条件明確化
classic OutlookではAdd-ins画面の状態確認が必須
Disabled Application Add-insに落ちていないかを見る
COM Add-insでチェックが外れていないかを見る
OutlookとTeamsを同じ権限レベルで起動する
Teams再起動 → サインイン → Outlook起動の順で再初期化を試す
Microsoftが案内している基本確認
Microsoft Learnでは、Teamsアドインが見えない場合、
- OutlookとTeamsを両方閉じる
- Teamsクライアントを再起動する
- Teamsへサインインする
- Outlookを再起動する
という順番を案内しています。アップグレードやインストール後は、Outlook再起動が必要になる場合もあるとしています。
また、Teams Meeting add-inはWindowsでは自動インストールされる想定ですが、Microsoft Store版のOfficeではサポートされず、Click-to-Run版Officeが必要とされています。
ここも環境依存の落とし穴です。
発生背景:なぜ無効化されるのか
OutlookのCOMアドインは、起動時の問題や負荷などをきっかけに無効化されることがあります。
ユーザーから見ると「勝手に消えた」ように見えますが、実際にはOutlook側で無効状態へ移されている場合があります。
また、TeamsやOfficeの更新タイミングがずれると、登録状態や読み込み状態にズレが生じることがあります。
Microsoftも、インストールやアップグレード後にOutlook再起動が必要と明記しています。
放置リスク
ボタンが出たり消えたりする不安定状態が続く
会議作成のたびにTeamsアプリへ回避する必要がある
再起動順の問題に気づかず、Office修復など重い対処へ進みやすい
ユーザーが自力で直せる問題なのに、環境全体の不具合と誤認しやすい
業務影響
会議をOutlook中心で管理している現場では、Teams会議ボタンが不安定なだけで、予定表運用全体にズレが出ます。
「今回は手動でTeamsリンクを貼った」「今回は対面会議のまま送ってしまった」といった運用ブレが起きると、招待ミスや参加漏れの原因になります。
要点まとめ
classic OutlookではCOMアドイン状態の確認が最重要
無効化されているだけなら再有効化で直ることがある
OutlookとTeamsの起動権限が違うと連携不良になりやすい
再起動順と更新後再初期化も見落としやすい
「インストールできない」と感じても、実際には再追加より再有効化で解決するケースがあります。
OutlookのAdd-ins画面を見ないまま進めるのは遠回りです。
Teamsアドインが表示されない理由とは?

TeamsアドインやTeams会議ボタンが「ない」と感じる原因には、見る場所が違うという単純なものもあります。
Microsoft Supportでは、classic OutlookでTeams Meeting add-inを確認する場所として、予定表ビューでNew Teams Meetingを探す流れを示しています。
メール画面しか見ていないと、見つけにくいことがあります。
new Outlookでも同様で、Teams会議は新規イベント作成時のトグルとして出るため、メール作成画面や一般のアプリ追加画面だけ見ていると「ない」と誤認しやすいです。
Microsoftの案内では、新しいOutlookでは新規イベント画面でTeams Meetingトグルをオンにし、さらに必要に応じて「すべての会議にオンライン会議を追加する」設定や既定の会議プロバイダーを確認する流れが示されています。
| 仕様まとめ表 | 条件A | 条件B |
|---|---|---|
| Outlook種類 | classic Outlook | new Outlook |
| Teams会議の入り方 | New Teams Meetingボタン | 新規イベント画面のTeamsトグル |
| 確認場所 | 予定表リボン、Add-ins、COM Add-ins | 予定表の新規イベント、オンライン会議設定 |
| できること / できないこと | COMアドインの有効・無効確認ができる | 別のTeams会議アドインを追加する発想は基本不要 |
条件明確化
Teams会議は予定表側で確認するのが基本
new Outlookではイベント画面のトグル確認が重要
「すべての会議にオンライン会議を追加する」設定が影響する
既定のオンライン会議プロバイダーがTeams以外になっていると混乱しやすい
発生背景:なぜ表示場所の誤解が多いのか
Outlookのアドインは、メール作成時に使うもの、予定表で使うもの、読み取り時に使うものなど表示面が分かれています。
Microsoftの「Use add-ins in Outlook」でも、アドインの表示位置はメッセージ、作成画面、会議/予定表画面で異なると説明されています。
Teams会議機能だけを探しているのに、別の画面ばかり見てしまうと、存在していても見落とします。
また、複数のオンライン会議プロバイダーがある環境では、Teamsが常に最前面に出るとは限りません。
Microsoft Supportは、既定のオンライン会議プロバイダー設定や組織設定の影響を案内しています。
放置リスク
本当は使えるのに“ない”と思い込んでしまう
Zoomなど他プロバイダー設定と混同して原因がぼやける
Teams会議の既定化が外れて、毎回手動で切り替える手間が増える
サポート依頼時に「完全に消えた」と誤報しやすい
業務影響
会議作成の画面を誤解すると、現場では「Teams会議を付けたつもりだったのに通常予定で送ってしまった」という事故が起きやすくなります。
特に毎日会議を作る担当者ほど、ちょっとした表示位置の違いが実務に響きます。
要点まとめ
Teams会議はメール画面ではなく予定表側で確認するのが基本
new Outlookではトグル型、classic Outlookではボタン型で見え方が違う
既定プロバイダー設定やオンライン会議設定も影響する
“表示されない”の一部は、単なる確認場所の違い
「表示されない」ときは、壊れている前に、まず“どの画面で出るはずか”を確認したほうが早いです。
Teams会議機能は、思っている場所とは別の場所にあることが多いです。
企業環境で追加できない原因とは?
個人利用では再起動や再有効化で直ることもありますが、会社PCや学校アカウントでは、管理ポリシーが原因のケースを強く疑うべきです。
Microsoft Learnでは、Teams Meeting add-inを展開するには、Teamsの会議ポリシーでAllow the Outlook Add-inとAllow scheduling for private meetingsを有効にする必要があると案内しています。
つまり、利用者がどれだけ設定を見直しても、組織側でOutlook add-in利用が無効なら、ボタンが出ない・使えない状態が続きます。
さらに、Teams Meeting add-inは会議主催者のExchangeメールボックスを前提にしているため、Exchange構成や連携状況が組織要件を満たしていない場合も、ユーザー側だけでは解決できません。
| 機能 | できる | できない |
|---|---|---|
| ユーザー側でCOMアドイン再有効化 | classic Outlookで可能 | ポリシー無効そのものの解除 |
| Teams再サインイン・再起動 | 自分で可能 | 組織の会議ポリシー変更 |
| 既定オンライン会議設定確認 | 自分で可能 | Exchange要件や管理配布の修正 |
| Outlook種類の切り分け | 自分で可能 | 管理者配布・テナント設定変更 |
条件明確化
組織環境ではTeams会議ポリシーが有効である必要がある
Exchange前提を満たしていないとOutlook側で会議作成できない
複数サービス併用時は既定プロバイダーや共存モードの影響もある
ユーザー権限だけでは直せない範囲がある
発生背景:なぜ企業環境は複雑なのか
企業環境では、Outlook・Teams・Exchange・認証・会議ポリシーが別々の管理単位で動いています。
利用者から見れば「OutlookにTeamsが出ない」だけですが、実際には
Teams管理センターの会議ポリシー
Exchange側のメールボックス条件
複数会議プロバイダーの共存
組織の移行状態(例:Skype for Businessとの共存)
などが絡むため、原因が1か所に収まりません。
Microsoftも、島モードやSkype for Business共存時には、Teams add-inの見え方が変わることを案内しています。
放置リスク
利用者が自責で何度も再設定し続ける
ヘルプデスクへ正しいエスカレーションができない
部署ごと・人ごとに会議作成方法がバラバラになる
オンライン会議の標準運用が崩れる
業務影響
企業では、会議URL付き招待をOutlookから一括で作れること自体が業務効率の一部です。
ここが壊れると、秘書業務、営業アポ、社内定例、面接設定などで小さな遅延が積み重なります。
また、ユーザーが自力で直せない問題を抱えたままにすると、PC入替やアカウント変更のたびに再発しやすくなります。
要点まとめ
企業環境では“ユーザー設定の問題”とは限らない
Teams会議ポリシーとExchange要件が重要
ユーザー側で直せる範囲と、管理者対応が必要な範囲を分けるべき
再インストールだけでは解決しないケースが多い
会社PCで直らない場合は、ユーザー側の工夫不足ではなく、管理設定や組織構成が原因のことがあります。
ここを見誤ると、かなり遠回りになります。
対処法の優先順位とは?確認すべき順番と再発を防ぐための考え方

最後に、OutlookでTeamsアドインを追加できないときの確認順を、遠回りしにくい順番で整理します。
最優先は、自分がclassic Outlookかnew Outlookかを確認すること。
new Outlookなら、別アドインを探すより、新規イベント画面のTeams Meetingトグルやオンライン会議設定を見るべきです。
classic Outlookなら、Add-ins画面でTeams Meeting Add-inの状態確認へ進みます。
次に、Teamsへ正しいアカウントでサインインしているか、OutlookとTeamsを同じ権限レベルで起動しているかを確認します。
Microsoft Supportは、両方が同じ実行コンテキストであることを重要視しています。
さらにclassic Outlookでは、Disabled Add-insやCOM Add-insのチェック状態確認が基本。
それでも改善しない場合は、Exchangeメールボックス要件や組織の会議ポリシーを疑う段階。
Microsoft Learnでは、Exchangeメールボックス要件と、Allow the Outlook Add-in / Allow scheduling for private meetings の有効化が必要だとしています。
ここは管理者確認が必要な範囲です。
実践的な確認順
1.classic Outlookかnew Outlookかを確認する
2.予定表画面でTeams会議の表示場所を確認する
3.new Outlookなら新規イベントのTeamsトグルを見る
4.classic Outlookなら File > Options > Add-ins を確認する
5.Disabled Application Add-ins と COM Add-ins を確認する
6.TeamsとOutlookを閉じて、Teams起動 → サインイン → Outlook起動の順で再確認する
7.OutlookとTeamsが同じ権限レベルで動いているか確認する
8.会社PCなら管理者へ、会議ポリシーとExchange要件を確認してもらう
再発防止の考え方
一度直っても、Outlook更新、Teams更新、アカウント切替、PC入替で再発することがあります。
再発を防ぐには、
どのOutlookを使っているかを把握する
会議作成は予定表画面で確認する
会社環境では“自分の設定”と“管理設定”を分けて考える
この3点を意識するとかなり違います。
要点まとめ
最初の分岐はclassic Outlookかnew Outlookか
classic OutlookではCOMアドイン確認が基本
new Outlookでは統合トグル確認が基本
直らない場合は要件不足や組織ポリシーを疑うべき
Teamsアドインの問題は、焦って再インストールへ進むより、仕組みの違いから順番に切り分けたほうが早く解決しやすいです。
特に会社環境では、最後は管理者確認が必要になることも珍しくありません。
よくある質問

OutlookでTeamsアドインを手動で追加できますか?
classic OutlookではTeams Meeting Add-inの有効・無効を確認する流れが中心で、new OutlookではTeams会議機能がイベント画面に統合されています。
new Outlookでは、一般的な意味での「手動追加」とは少し違い、まず新規イベント画面のTeamsトグル確認が先です。
Teamsは入っているのにOutlookに表示されないのはなぜですか?
classic Outlookなら、COMアドイン無効化、Disabled Add-ins、Teams未サインイン、OutlookとTeamsの実行権限不一致が候補です。
new Outlookなら、見る場所の誤りや、アカウント・オンライン会議設定の問題が候補です。
個人用Microsoftアカウントでも同じように使えますか?
Microsoftの案内では、Teams Meeting add-inはExchangeメールボックスやTeams側の条件が関わります。
利用環境によっては同じ挙動にならないため、会社や学校アカウント前提の手順がそのまま当てはまらないことがあります。
公式情報で明確に一致しない部分は、利用中のアカウント種別ごとに確認が必要です。
会社PCで自分だけTeams会議が作れないのはなぜですか?
ユーザーごとの会議ポリシー、アカウント条件、メールボックス構成、サインイン状態の違いで起こりえます。
組織のTeams会議ポリシーでは、Outlook add-inやprivate meetingsの許可が必要です。
Outlookを再インストールすれば直りますか?
直る場合もありますが、表示場所の誤解、無効化、サインイン状態、ポリシー制限が原因なら、再インストールだけで解決しないことがあります。
先にOutlookの種類とAdd-ins状態、Teamsサインイン、管理設定を切り分けたほうが効率的です。
まとめ
OutlookでTeamsアドインを追加できない原因は、まずclassic Outlookとnew Outlookの違いで切り分けるべきです。
classic OutlookではCOMアドインの有効・無効、Disabled Add-ins、起動権限の違いが重要です。
new Outlookでは、Teams会議は統合機能なので、別アドインを探す発想だと迷いやすいです。
Teams会議機能にはExchangeメールボックスや認証、組織ポリシーなどの条件があり、単なるインストール問題ではないことがあります。
会社PCで直らないときは、ユーザー側だけで抱え込まず、管理者へ会議ポリシーやExchange要件を確認してもらうのが近道です。
OutlookでTeamsアドインが追加できないと、つい「壊れた」「入っていない」と考えがちです。
ですが実際には、仕組みの違い、表示場所の違い、要件不足、管理制限が重なって起きるケースが多いです。
焦って再インストールを繰り返すより、どのOutlookを使っているのか、どの条件が足りないのかを順番に整理したほうが、結果的に早く解決しやすくなります。