速報!デバイス不具合

【ClickFix攻撃】ショートカットキーを押させる指示に注意!仕組みと対策完全ガイド

最近注目を集めている「ClickFix(クリックフィックス)攻撃」をご存じでしょうか。

これはWebサイト上で

「特定のショートカットキーを押してください」

「コピーして貼り付けて実行してください」

といった指示を表示し、ユーザー自身に危険な操作をさせる新しい手口です。

典型的なケースでは、画面の指示が表示された時点で クリップボードに悪意あるコマンドが自動的にコピーされている ため、ユーザーが言われた通りに「貼り付け」→「Enter」を押すだけで感染してしまいます。

本記事では、このClickFix攻撃の 仕組み具体的な対策 をわかりやすく解説します。


ClickFix攻撃とは?

ClickFix攻撃は、ユーザーの「操作」を利用するサイバー攻撃です。

従来のマルウェア感染は「怪しいファイルを開く」「不審なリンクをクリック」といった動作が中心でしたが、ClickFixは一見無害に見える 「キー操作」「コピー&ペースト」 を悪用します。

特徴

  • Webページに「Ctrl+Shift+Vを押してください」などの指示が表示される
  • その時点で、クリップボードに悪意あるコマンドがコピー済み
  • ユーザーが貼り付けて実行すると、PowerShellやターミナルで危険なコードが走る

仕組みの流れ

  1. ユーザーが不審なWebページにアクセス
  2. ページ上で「このエラーを直すには、以下をコピーして貼り付けてください」などと表示
  3. すでにクリップボードに不正なコマンドがセットされている
  4. ユーザーがペースト(Ctrl+V)→実行するとマルウェアが動作
  5. 情報窃取や外部攻撃に利用される

ポイント:ユーザーが「自分の意思で操作した」ように見えるため、セキュリティソフトが検知しにくいのが厄介です。


どんな被害があるのか?

  • 情報窃取
    → 保存しているID・パスワード、ブラウザのCookie、クレジットカード情報などが盗まれる
  • 不正アクセス
    → PCが乗っ取られ、外部から遠隔操作される
  • ボット化
    → 自分のPCが気づかないうちにサイバー攻撃の一部として利用される

ClickFix攻撃の対策

1. 不審な指示に従わない

  • 「エラー解消のためにキーを押してください」などの表示が出ても無視する
  • 特に「Ctrl+C」「Ctrl+V」「Ctrl+Shift+V」などは要注意

2. クリップボードの中身を確認する

  • 貼り付ける前に、メモ帳などに一度ペーストして内容を確認
  • 見覚えのないコマンドや怪しいURLがあれば絶対に実行しない

3. OS・ブラウザを最新に保つ

  • 攻撃者は古い環境の脆弱性を狙うため、定期的に更新する

4. セキュリティソフトを活用する

  • 不審な通信やファイル動作を検知するための保険として必須

5. 不審サイトを閉じる

  • 少しでも怪しい動作を感じたら、すぐブラウザを終了する

よくある質問(FAQ)

ClickFix攻撃の名前の由来は?

「Click(クリック)」+「Fix(修正)」を組み合わせた造語で、「ユーザーに修正を促すように見せかけて操作を誘導する攻撃」 という意味があります。

どのOSが狙われやすいですか?

現状は Windows環境 が主なターゲットとされています。

特にPowerShellを利用したコマンド実行に悪用されやすいためです。

スマホも被害に遭いますか?

スマホでも「コピーして実行」操作は可能ですが、被害は主にPC環境が中心です。

ただし、不審なWeb指示はスマホでも警戒が必要です。

感染してしまった場合は?

  • すぐにネットワークを切断
  • セキュリティソフトでフルスキャン
  • 被害が疑われる場合はパスワード変更や専門業者への相談が必要

まとめ

  • ClickFix攻撃は「コピー&ペースト」「キー操作」を悪用する新しい攻撃手法
  • 感染すると情報窃取や不正アクセス、ボット化のリスクがある
  • 対策は「不審な指示に従わない」「貼り付け前に中身確認」「OS・ブラウザ更新」など基本的な注意が有効

ひとことアドバイス
「ショートカットキーを押せ」「コピーして実行して」と言われたら、まずは疑いましょう。安全のためには“操作する前に確認する習慣”が一番の防御策です。


参考リンク

Pick up

1

2022年5月3日頃より、一部のInstagramユーザーの間で、アプリを起動すると突然 「生年月日を追加」 という生年月日の入力を強制する画面が表示されるケースが急増しているようです。 この影響で、 ...

2

スマホでGoogle検索を利用しようとした際に、検索キーワードの候補として、 検索履歴ではなく「話題の検索キーワード」が表示される場合がありますよね。 この「話題の検索キーワード」に表示される検索キー ...

3

不在連絡かのような内容のSMS 「お客様が不在の為お荷物を持ち帰りました。こちらにてご確認ください http:// ~」 がまたまた届きました。 このメール、またまた増加しているようです。 ...

-速報!デバイス不具合