「DaVinci Resolveで複数のタイムラインを作りたいけど、どうやるの?」
「異なるタイムラインを一つにまとめるには?」
こんな疑問を持っていませんか?
DaVinci Resolveでは、1つのプロジェクト内で複数のタイムラインを作成し、シーンごとに分けたり、異なるバージョンを管理したりすることが可能です。
また、ショート動画と通常動画を同じプロジェクト内で編集したいときにも便利です。
本記事では、
- 複数のタイムラインを作成するメリット
- 新しいタイムラインを作成・管理する方法
- 異なるタイムライン間でクリップをコピー・移動する方法
- 複数のタイムラインを統合する方法(ネスト化・コンパウンドクリップ)
- 複数タイムラインを活用した効率的な編集ワークフロー
- よくあるトラブルと解決策
を詳しく解説します!
Contents
複数のタイムラインを作成するメリット
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複数のタイムラインを使うと、編集作業がスムーズに!
✅ シーンごとに分割して作業できる
🎬 映画・長編動画などで、シーンごとに個別のタイムラインを作成し、最後に統合できる
✅ ショート動画と通常動画を同じプロジェクトで編集できる
📱 9:16のショート動画(YouTube Shorts・TikTok)と、16:9の通常動画を同じプロジェクト内で管理可能
✅ 異なる編集バージョンを保存できる
📁 Aパターン・Bパターンのタイムラインを作成し、どちらが良いか比較しながら編集できる
📌 ポイント!
- シーンごと・バージョンごとに分けて作業できるので、編集が格段にしやすくなる!
- 不要なタイムラインはあとで削除できるため、安心して試作可能!
新しいタイムラインを作成・管理する方法
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① 新しいタイムラインを作成する方法
- 「編集」ページを開く
- 「メディアプール」で右クリックし、「新規タイムラインを作成」
- タイムラインの名前を入力(例:「シーン1」「バージョンA」など)
- 解像度・フレームレートを設定し、「作成」をクリック
📌 ポイント!
- 異なるフォーマットの動画を扱う場合は、解像度(1080×1920や1920×1080)を適切に設定!
- ショート動画と通常動画を作る場合は、それぞれのアスペクト比(9:16 / 16:9)を確認!
② 複数のタイムラインを切り替える方法
作成したタイムラインは「タイムラインタブ」または「メディアプール」から簡単に切り替え可能!
🔄 方法1:タイムラインタブで切り替え
- タイムラインの上部にある「タブ」をクリックするだけ!
📁 方法2:メディアプールで管理する
- 「メディアプール」→「タイムライン」フォルダを開き、ダブルクリックで切り替え!
📌 ポイント!
- 複数のタイムラインをすぐに切り替えながら編集できるので、効率アップ!
異なるタイムライン間でクリップをコピー・移動する方法
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🎥 方法1:コピー&ペースト(最も簡単!)
- クリップを選択し、「Ctrl + C(Cmd + C)」でコピー
- 別のタイムラインを開き、「Ctrl + V(Cmd + V)」で貼り付け
🔗 方法2:ドラッグ&ドロップ(直感的に移動)
- 「メディアプール」で、クリップをドラッグ
- 別のタイムラインにドロップする
📌 ポイント!
- ショート動画(9:16)から通常動画(16:9)へ素材を流用する際にも便利!
複数のタイムラインを統合する方法(ネスト化・コンパウンドクリップ)
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① ネスト化(別のタイムラインを1つのクリップとして扱う)
- 「メディアプール」から、統合したいタイムラインを開く
- そのまま「別のタイムライン」にドラッグ&ドロップ
✅ メリット
- 編集内容を保持したまま統合できる
- 元のタイムラインを変更すると、統合先にも自動反映される
② コンパウンドクリップ(1つのクリップにまとめる)
- 統合したいクリップをすべて選択
- 右クリック →「新規コンパウンドクリップを作成」
✅ メリット
- 大量のクリップを1つにまとめ、タイムラインをスッキリ整理できる
📌 ポイント!
- ネスト化は編集を保持しながら統合、コンパウンドクリップは最適化して整理する用途に!
複数タイムラインを活用した効率的な編集ワークフロー
📝 おすすめの使い方
✅ シーンごとにタイムラインを作成し、最終的に統合する
🎬 映画や長尺動画では、シーンごとにタイムラインを分けると編集がスムーズ!
✅ ショート動画と通常動画を同じプロジェクトで管理する
📱 9:16の縦動画・16:9の横動画を別々のタイムラインで編集し、使い分け可能!
✅ 別バージョンの比較編集に使う
🔄 Aパターン・Bパターンを作り、どちらが良いか比較しながら編集!
よくあるトラブルと解決策
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複数のタイムラインを作ったら、動作が重くなった!
✅ 解決策:「キャッシュを削除」し、レンダリング負荷を軽減(設定→キャッシュ管理)
タイムラインを間違えて削除してしまった!
✅ 解決策:「編集」→「取り消し(Ctrl + Z)」で復元、または「メディアプール」内をチェック!
統合したらクリップの位置がズレた!
✅ 解決策:「ネスト化」ではなく「コンパウンドクリップ」を使うとズレが防げる
まとめ
✅ DaVinci Resolveでは複数のタイムラインを作成・管理できる!
✅ ショート動画と通常動画を1つのプロジェクトで編集可能!
✅ ネスト化・コンパウンドクリップを活用してタイムラインを統合!
参考情報URL
DaVinci Resolve タイムラインの使い方(YouTube)
DaVinci Resolveの編集ワークフロー(公式ドキュメント)