Dropbox(ドロップボックス)は、個人から法人まで幅広く利用されているクラウドストレージサービスです。
無料で使える「Basic」プランから、機能が充実した「有料プラン」まで複数の選択肢があります。
この記事では、Dropboxの無料版と有料版の違いを、機能・容量・価格・用途別に徹底比較。
さらに、どのプランを選べばいいのか判断するためのポイントも詳しく解説します。
Contents
Dropboxの料金プラン一覧(2025年5月時点)
プラン名 | 月額料金(税込) | 容量 | 主な機能 |
---|---|---|---|
Basic(無料) | ¥0 | 2GB | 同期・共有・Webアクセス |
Plus | ¥1,200〜 | 2TB(2000GB) | オフラインアクセス、パスワード保護リンク、優先サポート |
Family | ¥2,000〜 | 2TB(最大6人) | 家族で容量をシェア、個別アカウント |
Professional | ¥2,400〜 | 3TB | ファイル回復180日、スマート同期、署名、透かし、トラフィック制御 |
Essentials(新) | ¥2,000〜 | 3TB | 個人事業・小規模ビジネス向け機能強化 |
Business Standard | ¥1,800/ユーザー | 5TB(共有) | チーム管理、監査ログ、SSO、ファイルロックなど |
Business Advanced | ¥2,880/ユーザー | 実質無制限 | 高度な管理機能、DLP連携、API制御など |
※価格は年間契約時の月額換算(変動あり)
無料版と有料版の違いを徹底比較

1. 保存容量
- 無料版(Basic):2GBまで
- Plus/Family/Professional など:2TB〜無制限(プランにより異なる)
写真や動画、ビジネス文書などを多く扱う場合は、無料版ではすぐに上限に達します。
2. ファイル履歴と復元
- 無料版:30日間の履歴のみ
- 有料版:180日〜1年以上の履歴保存と復元が可能
誤って削除したファイルの復元や、過去のバージョンに戻す必要がある人には有料版が必須です。
3. リンク共有の制御機能
- 無料版:リンクの発行はできるが、パスワード保護や有効期限設定は不可
- 有料版:リンクにパスワード設定、有効期限、自動削除の設定が可能
4. サポートとセキュリティ
- 無料版:コミュニティフォーラムやヘルプセンターのみ
- 有料版:メールサポート/優先対応/法人向けプランはSSOや監査ログも
5. オフラインアクセス
- 有料版のみ対応。外出先でネットがない環境でもファイルが閲覧・編集できます。
6. 複数デバイス同期
- 無料版は3台までのデバイスに制限(スマホ+PCなど)
- 有料版は台数無制限
7. ファイル送信(Dropbox Transfer)
- 無料版:最大100MBまで
- Plus以上の有料版:最大2GB〜100GB(Professional)
8. 同時編集・業務向け機能
- Businessプラン以上でDropbox Paperによる共同編集機能や管理者コントロールが利用可能です。
Dropboxの有料版は高い?安い?
一見すると「Google DriveやOneDriveの方が安い」と感じるかもしれませんが、Dropboxには以下のような強みがあります:
- 同期速度が非常に速く安定している
- スマート同期やLAN同期でローカルの負担を軽減
- UIがシンプルで直感的、初心者でも扱いやすい
- ファイルのバージョン管理・復元が高精度
特に仕事用途や高セキュリティを求める場合、有料プランの価値は高いです。
Dropboxは無料でどこまで使える?

Dropbox Basic(無料)は非常に制限が多いため、次のような人にのみ向いています:
- ちょっとしたPDF・画像の共有程度にしか使わない
- 複数端末での利用は想定していない
- 履歴管理やバージョン復元の必要がない
写真・動画のバックアップや業務利用には不向きです。
Dropboxのウェブ版とアプリ版の違い
- ウェブ版:インストール不要。どの端末からもアクセス可能。手軽に使える。
- アプリ版(デスクトップアプリ):PC内のローカルフォルダと完全同期。バックグラウンドで自動更新。
- スマホアプリ:外出先でもアクセス・閲覧・アップロード可能。編集には別アプリ連携が必要な場合も。
特にデスクトップアプリは、自動バックアップやLAN同期、外付けドライブとの連携など機能が豊富です。
Dropboxに関するよくある質問(FAQ)

Dropboxの無料版にはどんな制限がありますか?
- 容量2GBまで
- 同期デバイス3台まで
- パスワード付きリンク不可
- ファイル履歴30日まで
- サポートは基本的になし
有料版にすると何ができるようになりますか?
- 大容量(2TB以上)の保存
- 同期台数無制限
- ファイル履歴180日以上
- パスワード付き共有リンク
- 優先サポート、スマート同期、復元機能
Dropboxはいつサービス終了するの?
現時点でDropboxのサービス終了の公式発表は一切ありません。
Dropboxの欠点は?
- 無料版の制限が厳しい
- 他のクラウドサービスと比較して価格がやや高め
- オフィス連携がOneDriveに劣る面も
料金を安くする方法は?
- 年間契約にすると月額換算で安くなる
- 家族やチームで「Family」「Business」プランを共有する
- 不定期で実施されるキャンペーンを活用
まとめ
- 無料版は2GB・デバイス3台・機能制限あり。共有程度には使えるが本格運用は難しい。
- 有料版は容量・共有・復元・セキュリティ・サポートすべてが強化されており、仕事や長期利用に最適。
- 料金はやや高めだが、使いやすさと安定性は業界トップクラス。
- ファイル共有やバージョン管理を重視するならDropbox有料プランは十分に価値あり。