Excelでスケジュールや業務日報などを作成する際、
「日付と曜日を自動で表示したい」
「和暦にも対応させたい」
といったニーズは非常に多くあります。
特に、日付の連続入力・曜日の自動反映・和暦表示・色分け・解除方法など、初心者が迷いやすいポイントをまとめて深掘りして解説します。
Contents
日付と曜日を自動で入力・表示する方法

日付の連続入力
- 任意のセルに**初日(例:2025/6/1)**を入力
- セルの右下にカーソルを合わせ「+」マークが出たらドラッグ
- 自動で日付が連続入力される
コツ:
Ctrl
を押しながらドラッグすると、連続でなくコピーになります- 祝日対応には別の方法(後述)を使用
日付+曜日を一緒に表示する書式設定
excelCopyEdit=TEXT(A2,"yyyy/mm/dd (aaa)")
(aaa)
は「日・月・火…」の略称(aaaa)
にすると「日曜日・月曜日…」のフル表示に
和暦で日付+曜日を表示するには?
excelCopyEdit=TEXT(A2,"ggge年m月d日 (aaa)")
例)2025年6月1日 → 令和7年6月1日(日)
書式コード | 意味 |
---|---|
ggg | 元号(和暦) |
e | 年(和暦) |
m/d | 月・日 |
aaa | 曜日 |
注意点:
- 和暦表示はWindowsの地域設定が日本でないと正常に動作しません
関数で日付・曜日を自動で生成する方法
A列に日付を連続入力 → B列に曜日を関数で表示
A列(=日付) | B列(=曜日) |
---|---|
2025/6/1 | =TEXT(A2,"aaaa") |
2025/6/2 | =TEXT(A3,"aaaa") |
→ 関数により曜日が自動反映されます
和暦での入力・表示方法を比較
方法 | 説明 | メリット |
---|---|---|
セルの書式設定で和暦 | セル選択 → Ctrl+1 →「日付」→「和暦」 | 手軽に和暦表示 |
TEXT関数で和暦表記 | =TEXT(A2,"ggge年m月d日") | 書式をカスタマイズできる |
曜日ごとに色分けする方法(条件付き書式)

例:「日曜日は赤」「土曜日は青」にしたい場合
- 曜日を表示した列(例:B列)を選択
- 条件付き書式 →「新しいルール」→「数式を使用して…」
- それぞれ以下を設定
excelCopyEdit=TEXT(A2,"aaa")="日"
(フォントの色を赤)
=TEXT(A2,"aaa")="土"
(フォントの色を青)
自動入力や曜日表示を「解除」したいときは?
- 関数を使っている場合 → 値として貼り付け
- コピー →「右クリック」→「値のみ貼り付け」
- 条件付き書式 → 「ルールのクリア」
- 条件付き書式タブ →「ルールのクリア」→「選択したセルから」
よくある応用例:日付+曜日+和暦を一括表示する列を作る
excelCopyEdit=TEXT(A2,"ggge年m月d日(aaaa)")
→ 例:令和7年6月1日(日曜日)
このように、1セルで日付・曜日・和暦を一括表示させることで、視認性の高い帳票が作成できます。
よくある質問(FAQ)

エクセルの表に日付と曜日を自動で入れたいのですが?
日付は「ドラッグ」で連続入力可能、曜日は =TEXT(セル,"aaaa")
で自動表示されます。
日付と曜日を一緒に表示するにはどうすればいいですか?
=TEXT(A2,"yyyy/mm/dd (aaaa)")
を使うと1セルでまとめて表示できます。
和暦+曜日を表示するには?
=TEXT(A2,"ggge年m月d日(aaaa)")
を使用してください。令和などの元号が含まれます。
excel 日付 曜日 自動 色分けはどうやる?
曜日を判定し、条件付き書式で色を指定します。TEXT関数+条件付き書式
が鍵です。
自動設定を解除したいときは?
関数を「値貼り付け」すれば静的に。色などは「条件付き書式の削除」で解除できます。
まとめ
- 日付はドラッグ、曜日はTEXT関数で簡単に自動化可能
- 和暦表示はTEXT関数で柔軟に対応できる
- 条件付き書式で曜日ごとに色分けすれば、視認性アップ
- 解除したいときは「値貼り付け」と「条件付き書式のクリア」が便利
スケジュール表やシフト表など、日付まわりの作業を効率化するために、これらの機能をぜひ活用してみてください。