Excelで
「空白じゃないセルの数をカウントしたい」
と思ったことはありませんか?
見た目では空欄に見えるけれど、実はスペースが入っていたり、関数の結果で空白になっていたり…。
空白と非空白の違いは、想像以上に奥が深いです。
この記事では、「excel countif 空白ではないセル カウント」というサジェストを軸に、以下のポイントを丁寧に解説します。
- COUNTIFで「空白ではない」条件の指定方法
- COUNTA関数との違い
""
(空文字)と本当の空白の違い- 空白を除いて文字列・数値をカウントする方法
- Countifsでのブランク指定方法
Contents
基本:COUNTIFで「空白ではないセル」をカウントする構文
空白でないセルをカウントするには
excelCopyEdit=COUNTIF(A2:A100,"<>")
<>
は「等しくない」という意味- 空欄ではないすべてのセルを対象にカウントします
COUNTA関数との違いを理解しよう

関数名 | 説明 | 空文字("" ) | 半角スペース | 数値 | 文字列 |
---|---|---|---|---|---|
COUNTIF(...,"<>") | 値が「空白でない」セルのみ | カウントしない | カウントする | ○ | ○ |
COUNTA(...) | 見た目上「空白でない」セルすべて | カウントする | カウントする | ○ | ○ |
結論:
COUNTIF(...,"<>")
は「本当に空白じゃないセルだけ」COUNTA
は「空文字含めてすべて非空白扱い」
COUNTIFS関数で空白・非空白を条件にする方法
例:B列が「東京」で、C列が空白でない行を数えたい
excelCopyEdit=COUNTIFS(B2:B100,"東京",C2:C100,"<>")
- AND条件を同時に指定できるのが
COUNTIFS
の強み "<>"
は「空欄ではない」という意味
空白のように見えてもカウントされるセルの例
セルの見た目 | COUNTIF(...,"<>") | COUNTA |
---|---|---|
空欄 | ✕ | ✕ |
半角スペース | ○ | ○ |
空文字 "" | ✕ | ○ |
数式 =IF(A1=1,"","あり") の結果が空欄 | ✕ | ○ |
ポイント:
- 関数で生成された空文字("")は
COUNTIF(...,"<>")
ではカウントされません。 - 文字や数値が入っていればカウントされます。
よくある実践パターンとその式

① 空欄でないセルをカウントしたい
excelCopyEdit=COUNTIF(A2:A100,"<>")
② 空欄セルのみをカウントしたい
excelCopyEdit=COUNTIF(A2:A100,"=")
③ 「0より大きい値」のセルだけをカウントしたい
excelCopyEdit=COUNTIF(A2:A100,">0")
④ 特定文字を含むセルだけをカウント(非空欄)
excelCopyEdit=COUNTIF(A2:A100,"*東京*")
*
はワイルドカード(任意の文字列)- 「東京」を含むすべてのセルが対象
よくある質問(FAQ)

COUNTIF関数で空白じゃないセルをカウントするには?
=COUNTIF(範囲,"<>")
と入力します。
"<>"
は「空欄ではない」の意味です。
COUNTA関数は空白でないセルをカウントできますか?
はい。
COUNTAは空文字(""
)やスペースが入っているセルも非空白としてカウントします。
Countifs関数で条件にブランクを指定するには?
- 空白 →
"="
- 非空白 →
"<>"
excelCopyEdit=COUNTIFS(A2:A100,"<>",B2:B100,"東京")
空文字("")はカウントされますか?
COUNTIF(...,"<>")
→ カウントされないCOUNTA(...)
→ カウントされる
まとめ
- COUNTIFの
"<>”
を使えば「空欄ではない」セルをカウントできる - COUNTAは空文字やスペースもカウントする点に注意
- COUNTIFSなら複数条件(AND)も指定可能
- 空白のように見えても、スペースや関数の空文字には注意が必要
集計の精度を高めたいときこそ、「空欄」と「空文字」の違いを正しく理解して、COUNTIFやCOUNTAを使い分けましょう!