Excelで集計表や関数結果を作成していると、0が表示されるのが気になるケースがあります。
特に、
「空欄に見せたい」
「0を非表示にしたい」
「でも必要なときは0を表示したい」
など、表示のコントロールが必要になる場面は多いものです。
この記事では、**「excel 0 表示しない 関数」**というサジェストをベースに、0を消す関数テクニック・VLOOKUPでの対応方法・ブランク表示・数式との違い・表示と非表示の切り替え方法まで、徹底的に深掘りして解説します。
Contents
Excelで0を表示しない方法【基本方針】
方法①:関数で「0のときだけ空白にする」
excelCopyEdit=IF(A1=0,"",A1)
- A1の値が「0」のときは空白を返す
- それ以外はそのまま表示
- 表示専用として最も基本的な方法
VLOOKUP関数で0を非表示にする方法
VLOOKUP関数は0を返すことがあります。
これを消したいときにはIF関数と組み合わせて対応します。
excelCopyEdit=IF(VLOOKUP(B2,商品表,2,FALSE)=0,"",VLOOKUP(B2,商品表,2,FALSE))
または、LET関数(Excel365以降)で簡潔に書くことも可能:
excelCopyEdit=LET(x,VLOOKUP(B2,商品表,2,FALSE),IF(x=0,"",x))
セル全体で「0を表示しない」設定にする方法

関数を使わず、表示形式(ユーザー定義)で0だけ非表示にする方法もあります。
方法①:ユーザー定義書式で非表示
- 対象セルを選択
- 「Ctrl + 1」で「セルの書式設定」ダイアログを開く
- 「表示形式」→「ユーザー定義」→以下を入力
textCopyEdit[=0]"";0
- 0のときは空欄表示
- それ以外の数値は通常通り
方法②:0を非表示にするシート全体設定
- ファイル → オプション
- 詳細設定 → 表示オプション →「ゼロ値をセルに表示する」のチェックを外す
→ ワークシート全体で0を非表示にできます(関数を使わずに)
「0を表示させたい」場合の逆のテクニック
方法①:空欄でも0を明示したいとき
excelCopyEdit=IF(A1="",0,A1)
- 空欄を0で補完
- 表示の統一感を出したいときに便利
方法②:空欄のまま計算したくないとき
excelCopyEdit=IF(A1="",NA(),A1)
- グラフなどで「空白扱い」とするなら
NA()
を返すと良い #N/A
が表示され、折れ線グラフなどでは線が途切れる
エクセルで「0をブランクにする」実践テクニック集

使用シーン | 方法 | メリット |
---|---|---|
単純な数式 | =IF(A1=0,"",A1) | 誰でも使える基本 |
VLOOKUP等 | =IF(VLOOKUP(...) = 0,"",...) | 関数の結果を制御 |
見た目重視 | 表示形式 [=0]"";0 | セルの値は0のまま残る |
一括処理 | オプションで「0表示」をオフ | 大量データ向け |
よくある「0が表示されてしまう」トラブルと解決策
ケース①:関数で参照している先が「0」
解決法:
IF(関数=0,"",関数)
で空白処理IF(関数="",0)
で逆の対応
ケース②:関数結果が「FALSE」で0表示に見える
FALSE
は数値に換算されると「0」になるIF(関数,FALSE)
などの使い方を見直す
よくある質問(FAQ)

Excelで関数の0を表示しないようにするには?
基本は =IF(数式=0,"",数式)
を使って0だけを空白にします。
VLOOKUP関数で0を表示しないには?
IF(VLOOKUP(...) = 0,"",VLOOKUP(...))
のように2重でVLOOKUPを書くのが定番です。
エクセルでゼロが消えるようにするには?
表示形式で [=0]"";0
を設定すれば、セルの値は残しつつ非表示にできます。
エクセルで0をブランクにするには?
=IF(A1=0,"",A1)
で、数式的にもブランクを表示させられます。
エクセルで0をあえて表示させるには?
=IF(A1="",0,A1)
や、表示形式の [=0]"0"
を活用します。
まとめ
- 関数を使う場合は
IF(条件=0,"",値)
の形式が基本 - VLOOKUPやSUMなども、0の扱いに注意して補完処理を
- セルの見た目だけを変えたいなら、表示形式
[=0]"";0
が効果的 - ワークシート全体の0非表示は「オプション設定」で制御可能
- 状況に応じて「0を隠す」「0を見せる」両方を使い分けるのがプロの使い方