Excelで日付データを
「2025年6月5日」
や
「06/05(木)」
といった形式に自由に表示したい時に便利なのが【TEXT関数】です。
この記事ではTEXT関数を使った年月日の整形方法・曜日表示・和暦対応・0埋めテクニックまで、初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。
Contents
TEXT関数の基本構文と使い方
=TEXT(値, 書式)
- 値:変換したい元データ(通常は日付)
- 書式:"yyyy/mm/dd" などの書式コード
例:2025/6/5 → 2025年6月5日 と表示
=TEXT(A1, "yyyy年m月d日")
よく使う日付書式一覧
書式コード | 表示例(2025/6/5) |
---|---|
yyyy/mm/dd | 2025/06/05 |
yy/m/d | 25/6/5 |
yyyy年m月d日 | 2025年6月5日 |
m"月"d"日"(aaa) | 6月5日(木) |
[$-ja-JP]ggge年m月d日 | 令和7年6月5日 |
TEXT関数で「〇月〇日」形式にするには?
=TEXT(A1, "m月d日")
→ 「6月5日」のように表示されます。
曜日も表示したい場合は:
=TEXT(A1, "m月d日(aaa)")
→ 「6月5日(木)」のように表示されます。
TEXT関数で曜日を表示する方法

曜日書式 | 表示内容 | 例 |
---|---|---|
ddd | 英語略称 | Thu |
dddd | 英語全称 | Thursday |
aaa | 日本語略 | 木 |
aaaa | 日本語全 | 木曜日 |
=TEXT(A1, "aaaa")
→ 「木曜日」と表示されます。
和暦をTEXT関数で表示する方法
=TEXT(A1, "[$-ja-JP]ggge年m月d日")
→ 「令和7年6月5日」と表示されます。
- [$-ja-JP]:日本語ロケールの指定
- ggg:元号(例:令和)
- e:和暦年数
頭に0をつけるには?(0埋め)
たとえば「6」を「06」と表示するには:
=TEXT(A1, "00")
日付で月や日を2桁で表示したい場合:
=TEXT(A1, "yyyy/mm/dd")
→ 「2025/06/05」と表示されます。
TEXT関数で年月日を分けて表示する方法

- 年:
=TEXT(A1, "yyyy")
- 月:
=TEXT(A1, "mm")
- 日:
=TEXT(A1, "dd")
それぞれ別セルに分けたい場合などに便利です。
TEXT関数と他の関数との組み合わせ
IF関数と組み合わせて条件によって日付表示を変える
=IF(A1<>"", TEXT(A1, "yyyy年m月d日"), "未入力")
→ A1に日付があれば整形して表示、空白なら「未入力」と表示します。
TEXT関数でパーセントや数値も表示可能?
はい、TEXT関数は数値や割合も変換できます:
=TEXT(0.85, "0.0%")
→ 「85.0%」と表示されます。
よくある質問(FAQ)

TEXT関数でうまく表示されない原因は?
→ 元のデータが日付ではなく文字列になっている可能性があります。
ISNUMBER(A1)
で数値かどうか確認を。
TEXT関数でtextjoin関数と一緒に使える?
→ 可能です。複数の日付を区切って表示できます:
=TEXTJOIN(",", TRUE, TEXT(A1, "yyyy年m月d日"), TEXT(A2, "yyyy年m月d日"))
まとめ
- TEXT関数は、日付を自由な形式に整える強力な関数です。
- 「〇月〇日」「和暦」「曜日付き」などもすべて対応可能。
- 頭に0を付ける、年月日を分けて使う、他関数と組み合わせるなど応用範囲が広い!
TEXT関数をマスターすれば、Excelの日付表示が思いのまま。
ぜひ活用して、読みやすく整理されたシートを作ってみてください!