Excelで
「タブ(シート)ごとに両面印刷したい」
「資料として1枚に表裏でまとめたい」
そんなニーズは多いですが、印刷設定がうまくいかない…という声もよく聞きます。
この記事では、Excelで複数のタブを両面印刷する方法を中心に、
- 両面印刷の設定手順(プリンタ設定含む)
- タブを選んで連続印刷する方法
- 上下逆になるトラブルの回避法
- 印刷前に確認したい注意点
などを徹底的に解説します。
Contents
Excelでタブ(シート)を両面印刷する基本手順

✅ ステップ1:印刷したいタブを選択
- Ctrlキーを押しながら、印刷したいタブ(例:Sheet1とSheet2)をクリック
- タブが白く反転表示されればOK(グループ選択状態)
✅ ステップ2:印刷設定を開く
- 「ファイル」→「印刷」を選択
- または「Ctrl + P」で印刷画面へ
✅ ステップ3:両面印刷の設定
印刷設定画面で、以下のように設定:
- プリンター:両面印刷対応プリンタを選択
- 印刷オプション:
- 「両面印刷(長辺綴じ)」または
- 「両面印刷(短辺綴じ)」を選択
※長辺綴じ=本のように開く/短辺綴じ=カレンダーのように上下でめくる
✅ ステップ4:印刷プレビューで確認し、「印刷」
【補足】両面印刷の前に確認すべき注意点
注意点 | 内容 |
---|---|
プリンタが対応しているか | 両面印刷対応の物理プリンタであることが必須 |
ページ設定の統一 | 各タブで「余白」「用紙サイズ」「向き」が異なると、正しく両面にならないことがあります |
シートごとに印刷領域を設定 | 「ページレイアウト」→「印刷範囲の設定」で適切に調整 |
両面で1枚ずつ印刷されるよう順番に並べる | 奇数ページで終わると裏面が空白になることがあるので注意 |
【トラブル対応】両面印刷できない・おかしいときの対処法

🔸 プリンタが両面印刷できない
- プリンタの仕様を確認(型番で検索)
- 手動で片面ずつ印刷して裏返して再セットする方法も可能
🔸 両面印刷で上下が逆になる
- 印刷設定で「短辺綴じ」になっていないか確認
- 「長辺綴じ」に設定変更すれば上下が正常になる
🔸 印刷結果が各ページ1枚ずつになる
- 各タブでページ設定がバラバラになっていないか確認(余白・用紙サイズなど)
【便利テク】タブを一括印刷する方法
- Ctrlキーを使って必要なタブだけ選んで印刷することで、資料印刷や配布に便利
- 印刷プレビューで順番確認し、不要なページを削除 or 並べ替えるのも◎
よくある質問(FAQ)

Q. タブを2つだけ選んで両面印刷できますか?
A. はい、Ctrlキーで2つのタブを選択し、印刷時に両面印刷を選ぶことで可能です。
Q. タブの数が奇数だとどうなる?
A. 最後のページの裏面が白紙になります。
PDFでページ追加調整も検討すると良いです。
Q. Excelファイルの中で「両面印刷しないタブ」だけ除外したい
A. Ctrlで印刷したいシートのみを選んでください。
非選択タブは印刷されません。
Q. Windows10・11で手順は違いますか?
A. 基本は同じですが、プリンタのUIが異なるため、ドライバやメーカーの設定パネルをご確認ください。
まとめ
- Excelで複数のタブを両面印刷するにはCtrl + タブ選択 → 両面印刷設定が基本
- **印刷設定の統一(用紙・余白・向き)**が両面化のカギ
- プリンタ側の設定やドライバが影響することもあるため、トラブル時は確認を
両面印刷を活用すれば、用紙コストの削減・資料のスッキリ感向上にもつながります。
ぜひこの設定をマスターして、効率的に資料作成しましょう!