Excelでチェックボックスを使うと、ToDoリストや申請書チェックなど、管理がとても楽になりますよね。
ですが、
「チェックしたら色を変えたい」
「チェックボックスの見た目をカスタマイズしたい」
と思ったことはありませんか?
この記事では、チェックボックスの色を変える方法を中心に、
- チェックボックスでセルの色を変える方法(条件付き書式)
- チェックボックス自体の色やスタイルの調整方法
- VBAでより自由に制御する方法
を徹底的に解説します。
Contents
チェックボックス自体の色は変えられる?
✅ 結論:チェックボックス本体(レ点など)は色変更できない
Excelの「フォームコントロールのチェックボックス」は、レ点(✔)や枠線の色を直接変えることはできません。
ただし、以下のような代替手段で色を見せることは可能です。
- セルの背景色を変える(チェックと連動)
- フォントで✔を使い、自作チェックボックスを作る
チェックボックスに連動してセルの色を変える方法

✅ ステップ1:チェックボックスと連動するセルを作る
- 「開発」タブ →「挿入」→「フォームコントロール」→「チェックボックス」
- チェックボックスを挿入したら、右クリック→「コントロールの書式設定」を選択
3.「リンクするセル」に任意のセル(例:B2)を指定- チェックされると「TRUE」、外すと「FALSE」が表示されます
✅ ステップ2:条件付き書式を使う
- 色を変えたいセル(例:A2)を選択
- 「ホーム」→「条件付き書式」→「新しいルール」
- 「数式を使用して…」を選び、以下のように入力:
=$B$2=TRUE
- 書式を設定(塗りつぶしの色など)→ OK
これで、チェックボックスにチェックが入ると、セルA2の背景色が変わるようになります。
複数のチェックボックスと色変化を連動させる方法
チェックボックスが複数ある場合、それぞれに個別のリンクセルを設定し、該当セルに対応した条件付き書式を設定すればOKです。
例:
- チェックボックス① → B2
- チェックボックス② → B3
- A2、A3などに色変化を適用
VBAを使ってチェックボックスの色や表示を自由に変える

もっと自由に制御したい場合はVBAマクロを使うのがおすすめです。
✅ チェック時にセルを色変更するVBA例:
Private Sub CheckBox1_Click()
If CheckBox1.Value = True Then
Range("A2").Interior.Color = RGB(198, 239, 206) ' 緑系
Else
Range("A2").Interior.ColorIndex = xlNone
End If
End Sub
- 上記コードは、ActiveXコントロールのチェックボックスに使用できます。
- チェックするとA2が緑に、外すと元に戻る動きになります。
【応用】チェックボックスを使わずに✔表示+色を変える方法
チェックボックスの代わりに、セルに✔(レ点)を入力して色を変える方法もあります。
✅ ステップ:
- ✔を入力(例:「Alt + 0252」で記号を入力)
- 条件付き書式で「セルの値が“✔”」のとき色を変えるよう設定
この方法なら、色も自由・サイズも変更可能で柔軟です。
よくある質問(FAQ)

Q. チェックボックスのレ点の色だけ変えられますか?
A. 残念ながら、Excel標準のチェックボックスではレ点や枠の色は変更できません。
Q. チェックボックスをクリックしても色が変わらないのはなぜ?
A. 「リンクするセル」と「条件付き書式」の設定が正しくできているか再確認してください。
Q. チェックボックスで塗りつぶし色を2色以上使いたい場合は?
A. 条件付き書式で「AND」や「OR」などの複雑な条件を組み合わせて複数パターンに対応できます。
まとめ
- Excelのチェックボックス自体の色は変更できませんが、連動するセルに色を付ける方法で代用可能
- 条件付き書式で「TRUE/FALSE」と連動させるのが最も手軽で安定
- より柔軟に制御したい場合はVBAを活用することで表現の幅が広がります
「チェックで色が変わるExcel」は視認性が高く、使い勝手も抜群!
ぜひ活用してみてください。