Excelで
「5mmの方眼紙を作りたい!」
と思ったとき、正方形に揃わなかったり印刷でズレたりと意外に手こずる人が多いです。
この記事では、Excelで5mmの正方形マス目を作る方法、A4での印刷設定、なぜエクセル方眼紙は嫌われがちかまで徹底解説します。
Contents
今どうすべきか・対処法は?
- Excelの列幅・行高さはmm単位ではないので換算がポイント
- A4印刷するなら余白や拡大縮小設定を必ず確認
- ズレ防止にはプレビューで実寸を確認することが大切
【手順】Excelで5mm方眼紙を作る方法

ステップ1:ページレイアウトとルーラーを表示する
- [表示]タブ > [ページレイアウト]に切り替え
- [表示]タブ > [ルーラー]をON
これで印刷イメージを確認しながら作業できます。
ステップ2:列幅を5mmにする
Excelの列幅は「文字数」で表示されます。
標準フォント11ptの場合、列幅1 ≒ 約1.1mm。
- 5mmにしたい場合 → 列幅を4.5〜5に設定。
- 例:列を選択 > 右クリック > 列の幅 > 4.5
印刷プレビューで定規を当てて微調整するのがコツです。
ステップ3:行高さを5mmにする
Excelの行の高さはpt単位(1pt ≒ 0.3528mm)。
- 5mm ÷ 0.3528 ≒ 14.2pt
- 目安:14.25ptに設定
- 行を選択 > 右クリック > 行の高さ > 14.25
ステップ4:正方形になるか確認する
列幅と行高さをセットで調整しないと長方形になります。
プレビューを見て微調整しましょう。
【応用】A4サイズで印刷するコツ

- [ページレイアウト] > 用紙サイズを「A4」に設定
- 余白を「狭い」またはカスタムで最小化
- 印刷範囲を設定し、拡大縮小印刷でページ幅に合わせる
- [ページ設定]の「枠線を印刷」にチェック
1mm・1cmの方眼紙の作り方の違い
- 1mm方眼紙:列幅を0.9〜1にする必要があり、列数が多くなり動作が重くなりがち。
- 1cm方眼紙:列幅は8.4〜8.5、行高さは28.3pt程度。
エクセル方眼紙はなぜ悪いの?

- 表計算本来の機能とかけ離れ、セル結合や罫線で重くなる
- 他人と共有したときに書式崩れが起こりやすい
- 図面用途にはWordやドローソフトの方が向いている場合が多い
ノートやメモ帳として使う場合のコツ
- セル結合は最小限にする
- 罫線は細く(0.25pt)して実物に近づける
- 文字は中央揃えや上下中央で配置すると見やすい
テンプレートを活用するのも手
- Office公式テンプレート
- 外部の無料配布サイトを活用
時間がないときは自作より正確でズレがないのでおすすめです。
よくある質問(FAQ)

Excelで方眼紙を作るには?
列幅と行高さをmm換算し、正方形になるように設定。ページレイアウトで調整します。
エクセル方眼紙はなぜ悪いのですか?
崩れやすく編集が大変で、表計算としてのメリットが失われやすいためです。
Excelでノートを作るには?
方眼紙設定でセルを正方形にし、テキストを中央揃えにしてメモを記入します。
エクセルでマス目を入れるには?
枠線表示をONにするか、セルに罫線を引き、「枠線を印刷する」にチェックします。
エクセルで列幅を1cmにするには?
文字数基準をもとに1cmに近づけ、プレビューで実寸確認します。
まとめ
- Excelで5mm方眼紙を作るには列幅・行高さの換算がカギ
- 印刷ズレを防ぐにはページレイアウトを必ず設定する
- 用途に応じてWordやテンプレート活用も検討する
アドバイス: 図面や設計には専用ツールを使ったほうが効率的な場合もあります!