Excelで縦書きを使いたいけど
「数字だけは横にしたい!」
というニーズは意外と多いです。
しかし、セルの標準機能だけでは一部だけ横にすることはできません。
この記事では、縦書きテキストで数字だけ横にする方法・二桁の揃え方・文字間隔の調整・裏技・WordやPowerPointの活用方法まで徹底解説します。
Contents
今どうすべきか・対処法は?
- Excelのセル単体では縦中横は非対応なので図形やワードアートを活用するのが現実的。
- Unicodeの特殊文字やフォントを工夫して見た目を調整する方法もある。
- 複雑な縦書きはWordに切り替えた方がきれいに仕上がる場合が多い。
【基本】Excelで縦書きにする方法
- 対象セルを選択。
- [ホーム]タブ → [配置] → [方向] → [縦書き]を選ぶ。
- これで日本語は縦になりますが、数字も縦並びになります。
【応用】数字だけ横にする3つの方法

① Unicode縦中横の特殊文字を使う
一部のフォントでは「縦中横」用のUnicode文字があります。
ただし対応しているのは0〜20など限定的。
例:㈠(U+3221)は (1) の縦中横記号。
② 図形のテキストボックスを活用する
- 数字部分だけ別のテキストボックスを作成し、横書きにする方法です。
- [挿入] → [テキストボックス] → 必要な文字を入力 → テキストの方向で縦書き/横書きを切り替えます。
- 横書き部分を縦書きのテキストボックスに重ねて配置。
✅ コツ:文字間隔を詰めすぎない。
配置ズレを防ぐために「グリッドにスナップ」をONにするのがおすすめ。
③ ワードアートを使う裏技
- ワードアートはテキストボックスより細かく文字方向を設定可能です。
- [挿入] → [ワードアート]を作成 → 全体を縦書きにし、横にしたい数字部分だけ選択して向きを横に変更します。
【二桁・三桁の数字を横向きに揃えるコツ】
- 複数桁をまとめて1つの横書き要素にする。
- フォントは縦書きに強い「MS P明朝」「游明朝体」などが崩れにくい。
- 全角数字を使うと文字幅が揃いやすい。
【文字間隔】を崩さないテクニック

- セル縦書きで長文を扱うと段組みがズレやすいので、複数セルに分割するのも手。
- 図形を重ねる場合はズレ防止のために余白を多めにとる。
- 行の高さを固定して改行でのズレを防ぐ。
【代替案】WordやPowerPointで縦中横を使う
Excelはあくまで表計算ソフトなので縦中横は苦手分野です。
文字組みを崩さず作りたい場合は:
- Word:標準で「縦中横」機能を搭載しているので文字列の中の数字だけ横にできます。
- PowerPoint:テキストボックスで縦横を自由に配置できるので図形資料に最適。
よくある質問(FAQ)

Excelで縦書きの数字のみ横書きにするには?
セル内だけでは不可なので、テキストボックスやワードアートを併用して重ねて表現します。
エクセルで数字だけ横向きにするには?
縦書きテキストから数字部分だけを別の図形にして横向きにします。
Excelで縦の数字を横にするには?
Unicodeの縦中横文字を使う方法もありますが、範囲が限られるので図形で分割配置する方法が現実的です。
縦書きで数字を横にするには?
Excel単体では難しいのでテキストボックスの分割・ワードアートの併用が基本です。
Excelの縦書きで文字間隔を調整するには?
[配置]でインデントを調整する、行の高さを調整する、複数セルに分割するなどで調整します。
まとめ
- セル単体の縦書きでは「数字だけ横」はできない
- 図形やワードアートを併用するのが現実的
- 長文レイアウトならWordの縦中横が一番楽
アドバイス: セルの縦書きにこだわりすぎず、必要なら外部ツールをうまく使い分けて仕上げましょう!