Excelで
「文字や数値を一気に置き換えたい!」
「ショートカットですぐ呼び出したい!」
という場面は多いですよね。
この記事では、置き換え(置換)機能の基本操作と便利なショートカットキー、範囲指定・複数一括置換のコツ、置換できないときの対処法、元に戻す方法、関数で置換する方法まで、初心者でも即使えるテクニックをまとめて解説します。
Contents
置き換え機能とは?ショートカットの基本と役割
Excelの「置換」機能は、シート内の文字列や数値を一括で別の内容に置き換える便利な機能です。
手作業で1つずつ修正する手間を省けるので、データクリーニングや大量修正には必須です。
検索と置換の違い
- Ctrl + F は検索のみ。
- Ctrl + H は検索と置換を同時に実行できるダイアログを直接開けるので便利です。
【超基本】置き換えのショートカットは Ctrl + H

Excelで置換ダイアログを開くショートカットは、
✅ Ctrl + H(Windows)
✅ Macの場合は Command + Shift + H
操作の流れ
- Ctrl + H を押す
- 「検索する文字列」と「置換後の文字列」を入力
- [すべて置換] を押すと一括で置換が完了
注意点
- 「検索する文字列」を空欄にすると何も置換されない
- 大文字小文字を区別したい場合は「オプション」で設定
- 数式内の文字列も置換可能だが誤置換に注意
【範囲指定で置換】部分だけ置き換えるコツ
Excelでは選択範囲だけを対象に置換することが可能です。
やり方
- 置換したいセル範囲を先にドラッグで選択
- Ctrl + H で置換ダイアログを開く
- 範囲外は置換されず、選択範囲内だけで実行されます
ポイント
- 複数の列やシートを同時に選択して範囲を広げることも可能
- テーブル内だけを対象にするならテーブル全体を先に選ぶ
【複数条件を一気に置き換える】一括置換の裏技

Excel標準の置換機能は1回で1条件しかできませんが、複数の文字列を一括置換するには2つの方法があります。
① 連続で置換を実行する
- Ctrl + H で1条件を置換
- すぐに次の条件を入力して再置換
- ショートカットを繰り返すだけでも十分効率化できます
② Power Queryを使う
- 大量データで複数条件を一度に置換したいときは
[データ] → [クエリと接続] → Power Query エディターを開く - 「値の置換」機能で複数条件をまとめて設定できます
【関数で置き換えたい】REPLACE/SUBSTITUTEの使い方

Excelには置換専用のショートカット関数はありませんが、文字列を置き換える関数はあります。
SUBSTITUTE関数
特定の文字列を別の文字に置換します。
=SUBSTITUTE(A1,"古い文字","新しい文字")
REPLACE関数
文字列の位置を指定して置換します。
=REPLACE(A1, 2, 3, "置換後")
ポイント
- 関数なので元データを残したまま別セルに結果を出せる
- 複雑な置換は関数での管理の方が安全
【置き換えショートカットと他キーの違い】Ctrl+T・Ctrl+Shift+など
関連ショートカットの意味を知っておくと効率が上がります。
ショートカット | 役割 |
---|---|
Ctrl + T | テーブル作成(選択範囲をテーブルに変換) |
Ctrl + F | 検索のみ(置換はできない) |
Ctrl + H | 検索と置換ダイアログを開く |
Ctrl + Z | 元に戻す(置換後のやり直しに) |
Ctrl + Shift + L | フィルターON/OFF |
Alt + F3 | 名前の定義(範囲に名前を付ける) |
【置換できない・おかしいときの対処法】

置換ができないときは以下をチェックしてください。
- 大文字小文字の区別設定がONになっていないか
- セルの表示形式が違っていて文字列として認識されていない
- 数式内の一部が固定参照($マーク)になっていて置換されない
- 選択範囲がずれている
【置換を元に戻す】やり直しのショートカット
✅ 置換後にすぐ戻すなら Ctrl + Z
✅ 複数回の置換も履歴が残っていればステップごとに戻せます
【ショートカットのカスタマイズはできる?】
Excel単体ではショートカットキーをカスタマイズすることはできません。
ただし、VBAマクロを登録してクイックアクセスツールバーに置換機能を追加すれば、マウスだけでワンクリック置換を作ることは可能です。
よくある質問(FAQ)

Ctrl+Tを押すとどうなる?
選択範囲がテーブルに変換され、列のフィルターがONになります。
Excelで何も入れずに置換するには?
「検索する文字列」だけを入力し、「置換後」は空欄にすると削除扱いになります。
Ctrl+Shift+は何をする?
組み合わせによって異なります。Ctrl+Shift+L はフィルターON/OFFなどがあります。
Alt+F3とは何ですか?
セル範囲に「名前」を付けるショートカットです。
まとめ
- Excelの置換ショートカットは Ctrl + H が基本!
- 範囲指定・Power Query・関数を駆使して複数条件を一気に置換する方法も覚えよう
- 置換後は必ずCtrl+Zで戻せるように心構えを
- 複雑な置換は関数やツールを併用して効率化するのがおすすめ
参考リンク
アドバイス: 置換は便利ですが、一括変更する前にファイルを保存しておくと失敗しても安心です!