Excelで
「飛び飛びのセルだけを足したい」
「条件付きで足し算したい」
という場面はよくあります。
この記事では、
飛び飛びセルの足し算の基本、条件付きの合計、SUMPRODUCTでの複雑な条件処理、足し算と引き算の組み合わせ、飛び飛びの番号付け、日付の合計、0になるときの原因と対処法までまとめて詳しく解説します!
Contents
飛び飛びセルを足す基本|SUM関数のカンマ区切り
飛び飛びのセルをまとめて足したいときはSUM関数を使い、セルをカンマで区切ります。
=SUM(A1, A3, A5, B2, C7)
✅ Ctrlを押しながら複数セルを選択すると一括で範囲を指定できます。
条件付きで飛び飛びセルを足す|SUMIF・SUMIFSの活用

連続範囲に条件をつけて合計するなら SUMIF
か SUMIFS
が便利です。
SUMIF(1条件)
=SUMIF(A1:A10, ">0")
0以上だけを合計。
SUMIFS(複数条件)
=SUMIFS(B1:B10, A1:A10, "売上", C1:C10, ">1000")
複数条件をANDで満たすデータを合計。
✅ 飛び飛びの範囲で複数条件は SUMIF
を足し算で組み合わせる方法もあります。
複雑条件の飛び飛び足し算|SUMPRODUCT
SUMPRODUCT
関数を使えば、条件に一致した行だけを掛け合わせて足すことが可能です。
=SUMPRODUCT((A1:A10="売上")*(B1:B10))
条件列に「売上」と一致した行のB列を合計します。
番号を飛び飛びで振るテクニック

連番を 1,3,5,7… のように飛び飛びで作りたい場合は、オートフィルを活用します。
- A1に「1」、A2に「3」を入力。
- 2つを選択して右下のフィルハンドルをドラッグ。
- パターンを自動認識して飛び飛びの番号を振れます。
足し算と引き算を組み合わせる方法
足し算と引き算を同じ式で使うときは、SUM
と演算子 -
を組み合わせるだけです。
=SUM(A1, A3, A5) - B1
括弧を使って計算の順序を明確にしましょう。
飛び飛びセルで日付を足すときの注意点
Excelでは日付はシリアル値なので単純に足すとズレることがあります。
差分を計算したい場合は DATEDIF
や NETWORKDAYS
を使う方が適切です。
例:2つの日付の差を日数で出す
=DATEDIF(A1, B1, "d")
足し算が0になる・できない原因と対処法
✅ 見た目が数字でも文字列になっている
→ セルの表示形式を「標準」にして、左詰めで表示されていないか確認。
✅ 空白セルにエラー値が含まれている
→ 途中でエラーになると0になる場合があります。
✅ 条件が間違っている
→ "やスペースの有無に注意!
範囲指定でエラーになる場合

飛び飛びセルを範囲指定するときは、コロンでなくカンマを使います。
✅ 正しい例
=SUM(A1:A5, C1:C5)
✅ エラー例(カンマがない)
=SUM(A1:A5 C1:C5)
足し算×掛け算を同時にする|SUMPRODUCTでまとめる
数量×単価の合計などは SUMPRODUCT
が最適です。
=SUMPRODUCT(A1:A5, B1:B5)
数量A列と単価B列を掛け合わせて合計。
よくあるFAQ

飛び飛びセルの足し算は?
=SUM(A1, A3, A5)
のようにカンマで区切ります。
条件付きで飛び飛びのセルを足すには?
SUMIF
を複数組み合わせるか SUMPRODUCT
を使うのがおすすめです。
番号を飛ばして振るには?
オートフィルでパターン認識させると一瞬でできます。
足し算が0になるのはなぜ?
文字列扱いや条件のミスが多いです。
セルの書式設定を確認!
まとめ
- 飛び飛びセルは
SUM
のカンマ区切りで簡単。 - 条件付きは
SUMIF
/SUMIFS
/SUMPRODUCT
で自由自在。 - 足し算・引き算・掛け算の組み合わせも覚えておくと便利!