Excelで
「セル内の改行コードを確認したい」
「改行を一括置換したい」
そんな悩みを解決するために、改行コード(LF/CRLF)の基本、セル内の可視化、置換、SUBSTITUTE活用、VBAでの操作方法まで詳しくまとめました!
Contents
改行コードの仕組み|LF・CRLFとは?
- Excelセル内の改行は**LF(Line Feed / CHAR(10))**で管理されます。
- WindowsテキストはCRLF(キャリッジリターン+ラインフィード)もありますが、セル内はLFが標準。
- MacもExcelではLFです。
CSV保存時はOSによって改行コードが変わるので注意!
セル内の改行を目で確認する|折り返しとSUBSTITUTE

折り返して全体を表示
- セルを選択 → [ホーム]タブ → [折り返して全体を表示]をON
- セル幅を調整すると改行位置で2段表示になります。
SUBSTITUTE関数で可視化
どこに改行があるか文字列で確認するなら:
=SUBSTITUTE(A1, CHAR(10), "[改行]")
改行コードを一括置換・削除する|検索と置換
Ctrl+H(検索と置換)
- Ctrl+Hを開く
- 「検索する文字列」に Ctrl+J を入力(= LF)
- 「置換後の文字列」に任意の文字を入力(空欄にすれば削除)
- すべて置換
SUBSTITUTE関数で関数化
セル内の改行を他の文字に置換したい場合:
=SUBSTITUTE(A1, CHAR(10), "/")
セル内改行を手動で入れる|Alt+Enter
- Windows: Alt + Enter
- Mac: Control + Option + Enter
折り返し設定がOFFだと改行が反映されないので必ずONに!
自動改行|折り返して全体を表示
長文テキストで自動改行させる場合も「折り返して全体を表示」を有効化します。
セルの行間を調整する方法

Excelは行間設定がなく、行の高さ調整で対応します。
- 行番号をドラッグして高さを調整
- 改行位置を調整して見た目を整える
改行できないときの原因
✅ 折り返し設定がOFF → ONにする
✅ セルの書式が数値や日付 → 文字列に変更する
✅ 改行入力に失敗 → Alt+Enterで正しく入力
VBAで改行コードを扱う|vbLf / vbCrLf / CHAR(10)
セルに改行を追加する例
Cells(1,1).Value = "1行目" & vbLf & "2行目"
vbLf
は LF(LINE FEED)vbCrLf
は WindowsのCRLF- セル関数での改行は
CHAR(10)
を使う
テキストファイルで改行を確認するには?
- VSCodeやメモ帳でLF/CRLFを確認可能。
- 改行コードの不一致を防ぐために外部エディタも活用すると安心!
よくあるFAQ

改行コードは何ですか?
セル内は LF(CHAR(10))が標準です。
改行を検索・置換するには?
Ctrl+H → Ctrl+J でLFを入力して一括処理します。
改行が反映されないのは?
「折り返して全体を表示」がOFFになっている可能性大です!
VBAで改行を入れたいときは?
vbLf
、vbCrLf
、CHAR(10)
を用途で使い分けましょう。
まとめ
- Excelセル内の改行はLF(CHAR(10))
- 表示は折り返し or SUBSTITUTEで可視化
- Ctrl+Jで検索置換できる
- VBAでは
vbLf
/vbCrLf
/CHAR(10)
を活用!