「GIMPで作った画像をCMYKに変換したいけど、方法がわからない…」
そんな疑問をお持ちではありませんか?
GIMPはデフォルトではRGBカラーのみ対応しており、CMYK(印刷用のカラーモード)に直接変換できません。
しかし、プラグインや外部ツールを使えばCMYK変換が可能です。本記事では、
- GIMPはCMYKに対応しているのか?
- GIMPでCMYKに変換する方法(プラグイン活用)
- RGBからCMYK変換時の色調整のコツ
- CMYKデータを印刷用に最適化する方法
- GIMP以外のCMYK対応ソフトの紹介
を詳しく解説します!
Contents
GIMPはCMYKに対応しているのか?

GIMPはデフォルトではRGBモードしか扱えません。
そのため、CMYK変換を行うにはプラグインや別のソフトを活用する必要があります。
印刷用のデータを作成する場合の選択肢は以下の3つです。
- 方法①:GIMPのプラグインを使ってCMYK変換する(Separate+などを利用)
- 方法②:RGBのまま作成し、CMYK変換は別のソフトで行う(KritaやPhotoshopを利用)
- 方法③:オンラインツールを使ってCMYKに変換する(CloudConvertなど)
以下、それぞれの方法を詳しく解説します!
GIMPでCMYKに変換する方法

① Separate+ プラグインを使う方法(Windows向け)
Separate+ は、GIMPにCMYK変換機能を追加するプラグインです。
✅ 導入手順
- Separate+のダウンロードページ にアクセス
- プラグインをダウンロードし、GIMPの「プラグインフォルダ」に配置
- GIMPを再起動し、「画像」→「モード」→「Separate+」からCMYK変換
メリット
- GIMP内でCMYK変換が可能
- 印刷用のTIFFファイルを出力できる
デメリット
- インストールや設定が少し面倒
- 最新のGIMPでは動作しない可能性あり
② Kritaを使ってCMYK変換する方法(無料&簡単)
Kritaは、GIMPと同じく無料で使えるペイントソフトで、CMYKをネイティブにサポートしています。
✅ 手順
- Krita公式サイト からソフトをダウンロード
- GIMPで編集した画像をPNGやPSDで保存
- Kritaで開き、「画像」→「モード」→「CMYK」に変更
- 「ファイル」→「エクスポート」でCMYKのTIFFやPSDとして保存
メリット
- 無料で使える
- 公式にCMYK対応なので高品質な変換が可能
デメリット
- GIMPからソフトを切り替える必要がある
③ オンラインツールを使ってCMYK変換する
IllustratorやPhotoshopがない場合、オンラインでRGB → CMYK変換ができます。
✅ おすすめのオンラインツール
- CloudConvert(PNG, JPG → CMYK変換)
- ConvertTown(簡単なCMYK変換)
メリット
- ソフトをインストールせずにCMYK変換できる
デメリット
- 画質が劣化することがある
- 高品質な印刷には向かない
RGBからCMYK変換時の色調整のコツ

RGBとCMYKでは色の表現が異なるため、変換時に色が変わってしまうことがあります。
✅ 色調整のポイント
- 蛍光色(鮮やかな青や緑など)はくすんで見える → できるだけ使用を避ける
- 黒(#000000)はCMYK変換後に薄くなることがある → C=0, M=0, Y=0, K=100 に調整
- 明るい色は暗くなりがち → RGBでやや明るめに設定する
GIMP内での色補正は、「色」→「レベル補正」「トーンカーブ」で調整するとスムーズです!
GIMPで作成した画像を印刷向けに最適化する
GIMPで作成した画像を印刷用にするには、以下の方法でデータを整えましょう。
✅ 印刷用の推奨設定
- 解像度:300dpi以上に設定(「画像」→「画像の拡大・縮小」)
- カラーモード:RGBのままで作成し、最後にCMYK変換
- 保存形式:TIFFまたはPSDで保存
よくある質問(FAQ)

Q1. GIMP単体でCMYKに変換できますか?
A. いいえ、GIMPはCMYKに対応していません。
Separate+などのプラグインを使うか、別のソフトで変換する必要があります。
Q2. Separate+がうまく動作しません。どうすればいいですか?
A. プラグインがGIMPのバージョンに対応していない可能性があります。
最新版のGIMPではなく、旧バージョン(2.8など)を試してください。
Q3. RGBのまま印刷しても問題ないですか?
A. 一部の印刷所ではRGBでも対応できますが、 CMYKデータを推奨されることが多いです。
事前に印刷所の仕様を確認しましょう。
まとめ
GIMPではデフォルトでCMYK変換ができませんが、プラグインや外部ツールを使えばCMYK変換が可能です。
✅ おすすめのCMYK変換方法
- Separate+プラグインを使う(Windows向け)
- KritaでCMYK変換する(無料&簡単)
- オンラインツールでCMYK変換(手軽だが品質注意)
✅ 印刷用データのポイント
- 解像度は300dpi以上にする
- 黒はK=100%に設定する
- 保存形式はTIFFやPSDがベスト
CMYK変換を正しく行えば、GIMPで作成したデザインも印刷に適したデータにできます!
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