「GIMPで画像の特定の部分だけをぼかしたい!」
そんな悩みをお持ちではありませんか?
GIMPには、顔やナンバープレートのぼかし、背景をぼかして被写体を際立たせるなど、一部分だけをぼかすための便利なツールが備わっています。
本記事では、
- GIMPで画像の一部をぼかす基本的な方法
- ぼかしの種類と用途(ガウスぼかし・モーションぼかし・ピクセル化)
- 顔やナンバープレートなど特定の部分をぼかすテクニック
- 背景だけをぼかして被写体を際立たせる方法
- グラデーション状にぼかす方法(境界を滑らかにする)
- よくある失敗とその対策
を詳しく解説します!
Contents
GIMPで画像の一部をぼかす基本的な方法

GIMPでは、**「選択ツール」+「ぼかしフィルター」**を使うことで、特定の部分だけを簡単にぼかすことができます。
① 選択ツールを使ってぼかしたい部分を選ぶ
- 「矩形選択ツール」または「自由選択ツール(投げ縄)」を選択
- ぼかしたい部分を囲む(顔・背景・ナンバープレートなど)
- 「選択」→「境界をぼかす」を適用(10~30px程度がおすすめ)
📌 ポイント!
- 「境界をぼかす」を適用すると、エッジが滑らかになり自然なぼかしになる
- ナンバープレートなど、しっかり隠したい場合は不要
② ぼかしフィルターを適用する
- 「フィルター」→「ぼかし」から好きなぼかしを選択
- 「ガウスぼかし」や「ピクセル化」などを適用
- ぼかしの強さを調整して「OK」を押す
📌 ポイント!
- 「ガウスぼかし」 → 自然なぼかし(背景ぼかし向き)
- 「ピクセル化」 → モザイク風のぼかし(ナンバープレート隠し向き)
- 「モーションぼかし」 → 動きのあるぼかし(スピード感を出したいとき)
ぼかしの種類と用途(ガウスぼかし・モーションぼかし・ピクセル化)

① ガウスぼかし(自然なぼかし)
✅ 用途:背景ぼかし、顔のぼかし、ソフトな雰囲気の演出
📌 適用方法
- 「フィルター」→「ぼかし」→「ガウスぼかし」
- 「半径(px)」を調整(5~20px程度)
② ピクセル化(モザイク処理)
✅ 用途:ナンバープレート・個人情報・テキスト隠し
📌 適用方法
- 「フィルター」→「ぼかし」→「ピクセル化」
- ブロックサイズを調整(5~15px程度)
③ モーションぼかし(スピード感を出す)
✅ 用途:動きのある被写体を強調する、スポーツ写真など
📌 適用方法
- 「フィルター」→「ぼかし」→「モーションぼかし」
- 角度と距離を設定(被写体の動きに合わせる)
顔やナンバープレートなど特定の部分をぼかす方法

プライバシーを守るために、顔やナンバープレートをしっかりぼかす方法を紹介します。
① 顔のぼかし(自然に隠す)
- 「楕円選択ツール」で顔を選択
- 「選択」→「境界をぼかす」(20px程度)
- 「フィルター」→「ガウスぼかし」を適用
📌 ポイント!
- 自然にぼかしたい場合は、ぼかしの半径を大きめにする
② ナンバープレートのモザイク処理(しっかり隠す)
- 「矩形選択ツール」でナンバープレートを囲む
- 「フィルター」→「ピクセル化」を適用(10~20px程度)
📌 ポイント!
- ぼかしが弱いと読めてしまうため、ピクセルサイズを大きめに設定する
背景だけをぼかして被写体を際立たせる方法

背景をぼかして被写体を目立たせるには、**「選択ツール+反転」**を使います。
① 背景を選択してぼかす
- 「自由選択ツール」または「ファジー選択ツール」で被写体を選択
- 「選択」→「反転」(背景が選択された状態にする)
- 「フィルター」→「ガウスぼかし」を適用(半径10~30px程度)
📌 ポイント!
- ぼかしの強度を調整しながら、自然な背景ボケを作ると効果的
グラデーション状にぼかす方法(境界を滑らかにする)

✅ 「レイヤーマスク」を使うと、徐々にぼかすことが可能!
① レイヤーマスクを使ってグラデーションぼかしを作る
- 画像を複製し、コピーを上のレイヤーに置く
- 上のレイヤーに「ガウスぼかし」を適用
- 「レイヤー」→「マスク」→「レイヤーマスクを追加」
- 「グラデーションツール」で黒→白のグラデーションを適用
📌 ポイント!
- マスクの黒い部分が透過し、下のレイヤーが見えるため、徐々にぼける効果を作れる
よくある質問(FAQ)

Q1. GIMPで「一部をぼかす」ボタンはありますか?
A. ありません。
ぼかしたい部分を「選択ツール」で囲み、「フィルター」→「ぼかし」を適用してください。
Q2. ぼかしの境界が不自然になるのはなぜ?
A. 「選択」→「境界をぼかす」を適用すると、滑らかなぼかしになります。
Q3. 一度ぼかした部分を戻せますか?
A. 「元に戻す(Ctrl + Z)」で復元できますが、保存後は戻せません。
レイヤーを複製しておくのがおすすめです。
まとめ
✅ ぼかしたい部分を「選択ツール」で囲んでからフィルターを適用!
✅ ガウスぼかし=自然、ピクセル化=隠す、モーションぼかし=動きの演出
✅ 背景をぼかしたい場合は「反転選択」を活用!
これで、GIMPで画像の一部をぼかす方法がバッチリわかりましたね! 😊
参考情報URL
GIMPチュートリアル:画像の一部をぼかす方法(YouTube)