iPhone15を購入してすぐに、
- 「なぜか本体が熱くなる…」
- 「充電中やゲーム中に持てないほど熱い」
- 「不具合なの?それとも仕様?」
と戸惑うユーザーが少なくありません。
この記事では、
- 新しいiPhoneでも熱くなる主な原因
- 発熱が正常なのか異常なのかの判断基準
- iPhone15/15 Proの構造的な特性と発熱傾向
- 発熱を抑えるための設定と使い方の工夫
- 初期不良や交換が必要なケース
までを公式情報と技術背景に基づいて深掘り解説します。
Contents
なぜiPhone15は“買ったばかり”でも熱くなるのか?

■主な理由:
原因 | 詳細 |
---|---|
初期セットアップ中の負荷 | アプリのダウンロード/iCloud復元/写真整理などバックグラウンド処理が膨大 |
iOSのインデックス処理 | 検索最適化・顔認識処理などにCPUが集中使用 |
バッテリー最適化の学習段階 | 新しいバッテリーは最初数日間で使用傾向を学習 |
✅ これらの処理は購入初期に集中し、1〜3日で収まることが多い
iPhone15/15 Proの発熱しやすい構造的要因
■iPhone15シリーズの特徴:
- **アルミフレーム(15/15 Plus)とチタンフレーム(15 Pro/Pro Max)**の放熱特性の違い
- ProモデルはA17 Proチップ搭載による高負荷処理に対応しており、温度上昇しやすい
- 一部ロットで初期iOSバージョン(例:iOS17.0)に発熱バグが確認された(iOS17.0.3で改善済み)
「正常な発熱」と「異常な発熱」の違いとは?
状態 | 判断ポイント |
---|---|
正常な発熱 | ・高負荷アプリ使用中のみ一時的に温度上昇・充電中に温かくなる程度・数分で冷却される |
異常な発熱 | ・何もしていないのに高温が続く・発熱と同時に動作が重い/バッテリー急減・充電が止まる、再起動する |
✅ 異常と感じたら、まずは設定やバックグラウンド処理を見直すことが重要です
発熱しやすい使用状況とその回避法

■代表的な高発熱シーン:
- 高画質ゲーム(原神/PUBGなど)を長時間プレイ
- 4K動画撮影やAirDrop転送
- 充電しながらの使用(通話・動画視聴)
- 屋外での長時間使用(直射日光)
■回避のためのTips:
対策項目 | 推奨設定 |
---|---|
画面の明るさ | 自動調節オン/中程度に固定 |
アプリのバックグラウンド更新 | オフ(設定>一般>Appのバックグラウンド更新) |
位置情報サービス | 使用中のみに制限 |
充電中の操作 | 動画視聴やゲームは避ける |
ケースの見直し | 厚手の耐衝撃ケースは熱がこもりやすい |
✅ iOS17以降では、「充電中に温度が高いと判断されると自動で充電スピードを制限」する機能も搭載
「充電中に熱くなる」ケースへの対処法
■考えられる原因:
- 高W数の充電器(30W以上)で急速充電している
- 純正でない/MFi認証外のケーブル・アダプタを使用
- ケースに放熱性がない
- 充電中に負荷の高いアプリを使っている
■おすすめ対策:
- 純正 or MFi認証充電器を使う
- 20W前後の出力に制限する(過剰な急速充電は避ける)
- 充電時は操作を控える or 機内モードにする
発熱しすぎた場合の応急処置とAppleサポート基準
■発熱時にすべきこと:
- 端末の使用を一時中断
- ケースを外す
- 涼しい場所に移動(扇風機の風を当てるなど)
■Appleサポートへの相談基準:
- 数分経っても冷却されない
- 熱くなりすぎて充電・カメラが一時停止する警告が出る
- iOSを最新にしても症状が続く
✅ AppleCare+加入者は無償点検・交換対象になる可能性あり
よくある質問(FAQ)

iPhone15を買ったばかりなのに発熱します。正常?
→ 初期設定時のバックグラウンド処理で一時的に発熱するのは正常範囲です。
数日様子を見るのが基本です。
熱くなるとiPhoneが壊れることはありますか?
→ 通常は保護機能で停止・制限されるため問題はありませんが、高温のまま放置するとバッテリー寿命が縮む恐れがあります。
冷却グッズを使った方がいいですか?
→ 長時間ゲームや動画編集を行う場合、放熱シートやスマホ用ファンなどが有効です。
ただし冷却材(保冷剤等)は厳禁です。
ケースを使うと発熱が増える?
→ 厚みのある耐衝撃ケースや密閉型ケースは放熱効率が悪く、温度上昇の原因になります。
参考リンク
まとめ(要点整理)
- iPhone15は買ったばかりでも初期処理で一時的に発熱するのは正常範囲
- 異常な発熱はアプリ・設定・周辺機器の影響をチェックするのが第一歩
- 充電時の高温には注意。純正充電器と正しい使い方が重要
- 改善しない場合はAppleサポートに早めに相談を
⇒ 発熱を正しく理解して、安心してiPhone15を快適に使いこなしましょう!