iPhone16 Proシリーズに搭載された「アクションボタン」は、旧来のマナースイッチの進化系とも言える新機能。
「複数の動作を割り当てたい」
「1回押し・長押し・ダブルクリックを使い分けたい」
と考えるユーザーにとって、その実力と制限を正しく理解することが重要です。
この記事では、
- アクションボタンの基本仕様と割り当て可能な機能一覧
- 複数動作に拡張するための方法(ショートカット活用)
- 実践例:スクショ+マナーモード、メニュー分岐テクニック
- 公式がサポートしていない“裏技的カスタマイズ”の注意点
- よくある誤解とFAQ、Apple公式情報へのリンク
あなただけの便利なアクションボタン活用術をご提案します!
Contents
iPhone16 Proのアクションボタンとは?搭載モデルと基本仕様

■対応モデル:
- iPhone16 Pro
- iPhone16 Pro Max
✅ 通常のiPhone16/16 Plusにはアクションボタンは非搭載です
■設定できる標準アクション(「設定」>「アクションボタン」)
選択可能なアクション | 説明 |
---|---|
マナーモード切替 | 着信音とバイブのオンオフをトグルで切り替え |
カメラ | 通常・セルフィー・ビデオなどモード指定可能 |
フラッシュライト | ON/OFFの切り替え |
ボイスメモ | 録音開始(停止はアプリ内) |
拡大鏡 | アクセシビリティ機能の拡大鏡を起動 |
フォーカスモード切替 | 「おやすみモード」「仕事用」など任意の集中モードを切替 |
翻訳 | Apple純正の翻訳アプリを即起動 |
ショートカット実行 | 「ショートカット」アプリで作成した自動化アクションを実行 |
複数アクションを設定するには?【標準では不可】
■Apple公式仕様:
- アクションボタンは1つのアクションのみ設定可能(1回押しに限る)
- ダブルタップ/長押しといった追加操作には公式では未対応
複数アクションを実現する方法【ショートカットの活用】

■「ショートカット」アプリを活用すれば、以下のような複数動作が実現可能:
✅ 例1:スクリーンショット + マナーモード切り替え
- 「ショートカット」アプリを起動
- 新規作成 > 「スクリーンショットを撮る」
- アクションを追加 > 「マナーモードを切り替える」
- 保存してアクションボタンに割り当て
✅ 例2:選択メニューからアクションを選ばせる
- 「メニューを表示」アクションを追加
- 「Aならこれ」「Bならこれ」という分岐を作成
ボタン操作 | 結果 |
---|---|
アクションボタン1回押し | メニュー表示 → 「カメラ起動」「フラッシュ点灯」など選択式 |
✅ この方法により、実質“複数アクション”を1つのボタンに集約可能
ダブルクリック・長押しなどの拡張操作は可能?
操作種類 | 対応状況 | 補足 |
---|---|---|
1回押し | ✅ 対応 | 標準機能としてサポート |
長押し | ❌ 非対応 | 現在のiOSでは反応なし |
2回押し | ❌ 非対応 | Apple公式では無効。ショートカット内での分岐で代替可能 |
✅ 今後のiOSアップデートで拡張操作が解禁される可能性も
実際の応用例:こんな使い方もできる!
シーン | 活用方法 |
---|---|
会議前 | アクションボタン1押しで「マナーモード+カレンダー起動」 |
外出時 | 「テザリングON+Bluetooth ON+画面明るさMAX」 |
移動中 | 「Googleマップ起動+現在地共有」 |
よくある質問(FAQ)

アクションボタンに複数の機能を設定できますか?
→ 標準では1つまでですが、ショートカットを使えば複数動作を組み込むことが可能です。
ダブルクリックや長押しはできますか?
→ 現時点では非対応。
複雑な操作は「ショートカットの条件分岐」で代替します。
スクショはアクションボタンで撮れますか?
→ 直接の設定項目はありませんが、ショートカットで実行できます。
アクションボタンの挙動が重いのはなぜ?
→ 複雑すぎるショートカットやバックグラウンド動作が多いと反応に遅延が出ることがあります。
参考リンク
まとめ(要点整理)
- iPhone16 Proシリーズに搭載されたアクションボタンは「1アクション」限定
- 「ショートカット」アプリを使えば複数動作や分岐付きアクションが可能
- ダブルタップや長押しなどの拡張操作は現在非対応だが、工夫次第でカバー可能
- 自由度の高さを活かして、自分だけのスマート操作を実現しよう
⇒ iPhone16のアクションボタンを最大限に活用する鍵は“ショートカット活用術”にあり!