セキュリティソフト McAfee(マカフィー)は、PCをウイルスや不正アクセスから守るために多くのユーザーが利用しています。
しかし
「ソフトの動作が重い」
「インストール作業の邪魔になる」
「通知が多すぎる」
「サブスクリプション課金を止めたい」
といった理由で、一時的な無効化や完全削除を検討する場面もあります。
本記事では、McAfee の 無効化・停止方法・通知の消し方・自動更新解除・アンインストール手順 を、Windows と Mac 両方に対応して詳しく解説します。
ぜひご参考ください!
Contents
この記事で分かること
- 今だけ一時的に無効化する方法(リアルタイムスキャン/ファイアウォール)
- 通知を減らす・消す方法(アプリ内・OS通知・ブラウザ通知)
- 特定アプリを除外する方法(開発ツール・ゲームなどの誤検知対策)
- 自動更新を解除して請求を止める方法
- 完全にアンインストールする方法(Windows & Mac)
- 期限切れ後の対応と Microsoft Defender への移行
McAfee の「無効化」と「アンインストール」の違い

まず混同しやすいのが「無効化」と「アンインストール」です。
- 無効化(停止)
→ リアルタイムスキャンやファイアウォールを一時的に止める。一定時間後に自動で再オンにすることも可能。 - アンインストール
→ ソフト自体を削除する。Windows では Microsoft Defender が自動で復帰し、最低限の保護は継続される。
目的に応じて選ぶのがポイント
例えば「ソフトを入れ替える予定がある」「通知が煩わしいだけ」なら無効化や通知オフで十分です。
反対に「課金を止めたい」「別のセキュリティソフトに完全移行する」ならアンインストールが必要です。
一時的に McAfee を無効化する方法(Windows)
リアルタイムスキャンをオフにする手順
- McAfee を起動
- 左側のメニューから 「My Protection」→「Real-Time Scanning」 を選択
- 「Turn Off」ボタンをクリック
- 「15分」「30分」「再起動するまで」など、無効化する時間を選んで確定
- 作業終了後は 必ず再度オンに戻す
図解イメージ:
左メニューに盾のアイコン → 「My Protection」パネルを開く → 「Real-Time Scanning」タイルをクリック → 右上トグルをオフ → ドロップダウンで時間を選択
ファイアウォールをオフにする方法
- McAfee → My Protection → Firewall
- スイッチをオフに切り替える
- 必要に応じて「時間を指定してオフ」も可能
注意:ファイアウォールを無効化するとネットワーク攻撃を受けやすくなります。
インストーラー実行や通信確認など目的の作業が終わったら、すぐにオンに戻しましょう。
通知を消す方法(3段階で調整)

「マカフィーが頻繁にポップアップしてくる」「画面を塞いで作業の邪魔になる」と感じる方は少なくありません。
通知には大きく分けて3種類あります。
1. McAfee アプリ内通知を減らす
- 「General Settings」→「Informational Alerts」 を開き、不要な通知をオフにする
- 「今後表示しない」というチェックを選べる場合もあります
2. Windows の通知を止める
- 設定 → システム → 通知
- アプリ一覧から McAfee をオフ
3. ブラウザ通知を止める(偽警告対策)
- Chrome / Edge:設定 → Cookie とサイトの権限 → 通知 → 許可済みサイトから不要なものを削除
- Safari(Mac):設定 → Webサイト → 通知 → サイトを削除
豆知識:McAfee の通知と誤解されやすい「偽ウイルス警告広告」も多く、ブラウザ通知を整理すると大幅に改善します。
除外設定で特定アプリを許可する
プログラム開発やゲームなどで、McAfee が誤検知してしまうことがあります。
そんな時は除外設定を使いましょう。
- 「Real-Time Scanning」→「Excluded Files」
- 該当する ファイル単位で除外を追加
注意点
- フォルダ全体を除外するのは危険
- 必要なファイルだけを指定するのがベスト
自動更新を解除する(課金を止めたい場合)
McAfee のサブスクリプションは、自動更新が有効になっていると契約更新時に請求が発生します。
これを解除する手順は以下の通りです。
- McAfee My Account(公式) にログイン
- 「Subscriptions(契約内容)」→「Auto-Renew(自動更新)」をオフ
- 画面の指示に従って確定
補足:自動更新をオフにしてもアプリは利用可能なまま残ります。
課金を止めたいだけならこの操作だけで十分です。
完全にアンインストールする方法

Windows の場合
- 設定 → アプリ → インストール済みアプリ → McAfee をアンインストール
- 再起動
- 削除できない/一部残ってしまう場合は MCPR(McAfee Consumer Product Removal ツール) を利用
- MCPR 実行後に再起動して完了
Mac の場合
- アプリケーションフォルダ内の McAfee Uninstaller を起動
- 画面の指示に従って削除
- 再起動で完了
期限切れになった時の対処

McAfee の期限が切れると、通知が頻繁に表示されるようになります。
- 今後も利用予定がある → 更新する
- もう使わない → 自動更新を解除 → アンインストール
Windows では McAfee を削除すると Microsoft Defender が自動で有効化され、最低限の保護は確保できます。
トラブルシューティング集
- インストールがブロックされる → リアルタイムスキャンを一時停止
- 通知が止まらない → アプリ内・OS・ブラウザ通知をすべて確認
- 課金を止めたい → My Account から自動更新解除
- アンインストールしても残る → MCPR ツールを使用
よくある質問(FAQ)

Q. LiveSafe と Total Protection で操作は違いますか?
A. 基本は同じです。
どちらも「My Protection」「Real-Time Scanning」「Firewall」など同じメニュー構成になっています。
Q. アンインストール後は無防備になりますか?
A. いいえ。
Windows では Microsoft Defender が自動的に有効になります。
Q. しつこい「期限切れ通知」を止めるには?
A. 自動更新をオフにしてからアンインストールすれば解消します。
まとめ
- 一時的に止めたい → リアルタイムスキャン/ファイアウォールをオフ
- 通知がうるさい → アプリ内・OS通知・ブラウザ通知を調整
- 課金を止めたい → My Account で自動更新解除
- 完全に消したい → アンインストール+MCPR ツール(Windows)/アンインストーラ(Mac)
- 期限切れ通知が気になる → 自動更新解除+アンインストール
ひとことアドバイス:
McAfee を外す場合は、そのまま Microsoft Defender を使えば十分な保護が得られます。
軽さや互換性を重視するなら Defender+Windows 標準機能で運用するのもおすすめです。