Outlookを使っていると、突然こんな表示に遭遇したことはありませんか?
「Outlook データファイルが見つかりません」
「.pstファイルが開けません」
「アクセスできません」
こうしたエラーは、Outlookの“心臓部”とも言える「データファイル(.pst/.ost)」に関する問題です。
この記事では【outlook データファイル 見つからない】というサジェストに基づき、
- データファイルの保存場所と見つけ方
- アクセスできないときの原因と対処法
- 移動・削除・再作成・パスワード設定の操作
- 容量確認・制限・最適な管理法
- よくあるエラーとFAQ
を徹底的に深掘りし、Outlookユーザーの不安を解消します!
Contents
Outlookのデータファイルとは?どんな役割があるのか
Outlookのデータファイルは、以下の2種類に分類されます。
種類 | 拡張子 | 特徴 | 主な用途 |
---|---|---|---|
PSTファイル | .pst | 個人用フォルダ。POPアカウントなど | ローカル保存・手動バックアップ |
OSTファイル | .ost | オフラインフォルダ。Exchange/IMAP用 | オンライン同期用キャッシュ |
Outlookデータファイルの保存場所|見つけ方

データファイルの保存先が分からずに困っている方は多いです。
以下の手順で確認できます。
方法①:Outlookから確認(推奨)
- Outlookを開く
- 【ファイル】→【アカウント設定】→【アカウント設定】
- 【データファイル】タブをクリック
- 保存先のフルパスが表示される
- 【ファイルの場所を開く】でエクスプローラーが開く
方法②:標準保存場所(初期設定)
バージョン | パス |
---|---|
Outlook 2016以降 | C:\Users\<ユーザー名>\Documents\Outlook ファイル |
Outlook 2013以前 | C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Microsoft\Outlook |
🔎「.pst」または「.ost」でPC内を検索しても見つかります!
Outlookデータファイルが「アクセスできない」ときの原因と対処法

「ファイルが見つからない」「開けない」場合、以下のような原因があります。
状況 | 原因 | 対策 |
---|---|---|
ファイルが見つからない | 移動・削除・ネットワーク障害 | ファイル検索 or バックアップから復元 |
「アクセスできません」エラー | PSTの破損 or 権限エラー | ScanPST.exeで修復 or アクセス許可の変更 |
Outlookが起動しない | プロファイルが壊れている | 新しいOutlookプロファイルを作成 |
PSTファイルの修復方法(ScanPST.exe)
Outlookには専用の修復ツールが付属しています。
- PCで「ScanPST.exe」を検索
- 該当のPSTファイルを指定
- 【開始】→エラーを自動修復
- 修復完了後、Outlookを再起動
Outlookデータファイルを移動する方法|安全な手順と注意点
間違った移動はOutlook起動エラーの原因になるため、正しい手順で行いましょう。
データファイルの移動手順
- Outlookを終了
.pst
ファイルを任意のフォルダにコピー(例:Dドライブなど)- Outlookを再起動
- 【ファイル】→【アカウント設定】→【アカウント設定】→【データファイル】
- 【追加】→ 移動したPSTファイルを選択 →【既定に設定】
Outlookデータファイルにパスワードをかける・解除する方法

パスワード設定
- Outlookを開く
- 【ファイル】→【情報】→【アカウント設定】→【データファイル】
- 該当のPSTファイルを選択 →【設定】→【パスワード変更】
注意点
- パスワードを忘れると復元不可
- OSTファイルにはパスワードはかけられません
Outlookデータファイルの削除方法|正しく安全に
間違って削除するとOutlookが起動できなくなる恐れがあります。
削除手順(PSTファイル)
- Outlookを終了
- データファイルの場所に移動
- 削除したい
.pst
ファイルを右クリック → 削除 - Outlookを起動し、【ファイル】→【アカウント設定】で当該ファイルのエントリも削除
Outlookデータファイルを新しく作成する方法
手順
- Outlook【ファイル】→【アカウント設定】→【アカウント設定】
- 【データファイル】→【追加】をクリック
- 新しい名前を入力し保存(拡張子は自動的に .pst)
- 必要に応じて「既定に設定」
Outlookデータファイルの容量上限と確認方法

Outlookバージョン | PST容量制限(デフォルト) |
---|---|
Outlook 2016以降 | 約50GB(レジストリ変更で最大増加可) |
Outlook 2010 | 20GB |
Outlook 2003以前 | 2GB(上限超過で破損) |
容量確認方法
- ファイルの場所を開く(上記手順)
- 該当PSTファイルを右クリック →【プロパティ】で容量確認
✔定期的にアーカイブ機能を使って容量を抑えるのが理想です!
よくある質問(FAQ)

Q.Outlookのデータファイルはどこに保存されていますか?
→ 通常は「C:\Users<ユーザー名>\Documents\Outlook ファイル」にあります。
Outlookのアカウント設定→データファイルタブからも確認可能です。
Q.データファイルにアクセスできない場合はどうすれば?
→ ファイル破損や移動の可能性があります。
ScanPST.exeを使って修復を試すのが第一ステップです。
Q.PSTファイルを誤って削除してしまいました。復元できますか?
→ ゴミ箱に残っていれば復元可能です。
消えている場合は、バックアップまたはファイル復元ソフトの利用が必要です。
Q.データファイルの容量が上限を超えました。どうすれば?
→ 古いメールをアーカイブしたり、別のPSTファイルにエクスポートして分割管理する方法が有効です。
まとめ
- Outlookデータファイル(PST/OST)は、Outlookのメール・予定・連絡先などのデータを格納する重要ファイル
- 見つからない場合は【アカウント設定→データファイル】タブから確認
- 「アクセスできない」「開けない」ときは、ScanPST.exeで修復できる
- パスワード設定・容量管理・移動・削除は正しい手順で行うことが重要
- 定期的なバックアップ&容量管理がトラブル防止のカギ!
ひとことアドバイス
Outlookが正常に動いているうちに、データファイルの場所・容量・バックアップ体制を確認しておくと安心です!
参考リンク
- Microsoft公式|Outlookデータファイルの保存と管理
- Microsoft公式|Outlookデータファイルのトラブルと修復
- Microsoft公式|Outlookのアカウント設定とデータファイル管理