映画やドラマを見ていて、
字幕が音声とずれる、
吹き替えなのに字幕が勝手に出る、
字幕が出ない/英語字幕になってしまう……
Prime Video では「端末側の設定」「作品ごとの音声・字幕トラック」「ネットワーク状態」のいずれかで起きることがほとんどです。
本記事は【Prime Video 字幕 音声とずれる】を軸に、
最短で直すチェックリスト→原因の切り分け→デバイス別の具体手順(Web/PC、iPhone・Android、Fire TV・スマートテレビ)→字幕設定のベストプラクティス→トラブルFAQの順で、実務に使える形でまとめました。
Contents
まず結論:3分でできる「最短チェックリスト」

- 再生中メニューで“音声/字幕トラック”を確認
作品は**音声(日本語吹替/英語など)と字幕(日本語/英語など)**を別々に選べます。
意図した組み合わせになっているかを再確認。
例:吹替で見たい → 音声:日本語/字幕:オフ。英語音声+日本語字幕 → 音声:英語/字幕:日本語。 - 字幕ずれは“再生のやり直し+端末再起動+アプリ更新”で改善しやすい
一時的なキャッシュや一時停止・早送り後の軽い不整合は、タイトルの再読み込み→アプリ再起動→端末再起動で解消することが多いです。 - テレビ側は“AVシンク調整”の有無を確認(Fire TV は AV Sync Tuning)
HDMIまわりの遅延で口パクと音がズレる場合は、テレビ/レシーバー/Fire TV のAVシンク調整を使うと改善します。 - 字幕が出ない/英語になる→対応言語の有無とプロフィール言語を確認
作品によっては字幕対応言語が限定。プロフィールの言語設定が英語になっていると自動で英語を選ぶことがあります。 - “吹き替えなのに字幕が出る”→字幕がオンのまま
吹替再生でも字幕は独立設定。
字幕:オフに切り替えましょう。
症状から一発で当たりをつける:原因と対処の早見表
症状 | 主な原因 | すぐやる対処 |
---|---|---|
字幕が音声とずれる(軽微) | 一時停止・早送り後の不整合/キャッシュ | タイトル再読み込み→アプリ再起動→端末再起動。別端末でも再現するか確認 |
字幕が音声とずれる(恒常的) | 端末/テレビ側のAVシンク・HDMI遅延 | テレビ/レシーバー/Fire TV のAVシンク調整を実施。映像処理(モーション補間など)をオフ |
吹き替えなのに字幕が出る | 字幕がオンのまま | 再生中メニューの字幕をオフ(音声:日本語/字幕:オフ) |
字幕が出ない | 作品がその言語に未対応/アプリ一時不具合 | 他作品で字幕が出るか比較→出るなら作品仕様、出ないならアプリ更新・再起動 |
英語字幕になってしまう | 字幕/プロフィール言語が英語 | 再生中で字幕:日本語へ/プロフィール言語を日本語に戻す |
音声だけずれる(口パクと合わない) | テレビ/AV機器のオーディオ遅延 | AVシンク設定・音声出力の切替(5.1→ステレオ)・別HDMI端子で改善検証 |
「音声のみ」聞こえる/声が小さい | **Audio Description(音声ガイド)**や音声出力設定 | 音声ガイドをオフ/Dialogue Boostを必要に応じてオン/サウンドバーの遅延確認 |
デバイス別の直し方:Web/PC・iPhone/Android・テレビ(Fire TV/スマートTV)

Web/PC(ブラウザ)
- タイトルを再生 → 画面上の吹き出し(字幕)アイコンまたはAudio & Subtitlesを開く。
- 音声トラックと字幕を正しく組み合わせ(例:日本語吹替+字幕オフ)。
- ずれが残る場合はブラウザを更新→別ブラウザで再現確認→拡張機能の一時無効化。
- それでも改善しない場合はOSの音声出力(Bluetooth/HDMI/サウンド設定)を切り替えて再検証。
ポイント
- Webは端末性能や拡張機能の影響を受けやすいので、シークレットウィンドウでの再生確認が切り分けに有効です。
- 字幕のスタイル(サイズ・色)は再生メニューの字幕設定から調整できます。
iPhone/Android(Prime Video アプリ)
- タイトル再生中に画面タップ → 字幕/音声メニューを開く。
- 音声:日本語(吹替)や英語などを選択 → 字幕:日本語/オフを選ぶ。
- ずれ・不具合が続く場合はアプリのアップデート→端末再起動→再ログイン。
- 字幕サイズ・色は端末やアプリのアクセシビリティ設定に依存する場合があります。
コツ
- 早送り後の軽いずれは一時停止→10秒巻き戻し→再生で整うことが多いです。
- 端末スピーカーとBluetoothイヤホンで遅延差が出ることがあります。
検証のため有線・端末スピーカーでも試しましょう。
テレビ(Fire TV/スマートテレビ・STB)
- 再生中にメニュー(リモコンの≡やMenu)→字幕/音声を開き、意図した組み合わせに修正。
- 字幕オフにしても表示される場合は、テレビ側の字幕/CC設定がオンになっていないかも確認。
- 音ズレはテレビ/レシーバー/Fire TV のAVシンク調整を実施(Fire TV は「設定→ディスプレイとサウンド→オーディオ→AV Sync Tuning」)。
- サウンドバー/AVアンプ使用時は、**音声出力(PCM/ビットストリーム、5.1/ステレオ)**を切り替えて遅延差を確認。
- アプリ不調時はアプリのキャッシュ削除→強制終了→再起動、端末の電源入れ直しを順に。
図解イメージ(言葉で)
「再生中の画面」→右上の吹き出しアイコン→Audio(音声)/Subtitles(字幕)の二段メニュー。
音声で“日本語/英語/Audio Description/Dialogue Boost”などから選ぶ、字幕で“日本語/英語/オフ”を選ぶ――の二択を別々に確定するフローを矢印で示す。
「Prime Video 字幕設定」ベストプラクティス
- 音声と字幕は“別の設定”:吹替で見るときは字幕オフに切り替える癖をつける。
- プロフィールの言語を日本語に:英語字幕が自動選択されがちな場合は、プロフィールのストリーミング言語を日本語に設定。
- 字幕の見やすさはコンテンツ内の字幕設定や端末のアクセシビリティでサイズ・色・背景を調整。
- Audio Description(音声ガイド)は必要な時だけオン。
意図せず案内音声が入るときはオフに。 - Dialogue Boost(対応作品のみ)を使うと台詞が聞き取りやすくなり、**知覚的な“ずれ感”**が改善する場合があります。
「字幕が出ない/英語になる」時の見極め

- 作品仕様の可能性:全タイトルが全言語に対応しているわけではありません。
作品詳細に利用可能な音声/字幕が表示されます。 - 自動選択の影響:プロフィール言語や端末言語が英語だと、英語字幕が優先されることがあります。
再生中に手動選択→プロフィール言語見直しが近道です。 - テレビ側の字幕機能:地デジや他アプリの字幕設定(CC)が独立してオンのままだと、Prime Video 側をオフにしてもテレビOS由来の字幕が表示されることがあります。
テレビ本体の字幕/CCをオフに。
「Amazonプライムの音ズレの直し方」はこうする(テレビ中心)
- Prime Video アプリ更新→端末再起動。
- AVシンク調整(Fire TV:設定→ディスプレイとサウンド→オーディオ→AV Sync Tuning)。
- 音声出力を変更(5.1→ステレオ/PCM⇔ビットストリーム)して遅延差を見る。
- 映像処理(モーション補間/フレーム補完)をオフにすると改善することがあります。
- HDMIケーブル/端子変更、サウンドバーの遅延補正も確認。
端末別メニュー早見表(保存版)
操作 | Web/PC(ブラウザ) | iPhone/Android | Fire TV/スマートTV |
---|---|---|---|
字幕のオン/オフ・言語 | 再生中の吹き出し→Subtitles | 再生中に画面タップ→字幕/音声 | 再生中にメニュー→字幕 |
音声(吹替/英語/AD/Dialogue Boost) | Audio & Subtitles | 字幕/音声で音声を選択 | 音声/言語メニュー |
字幕のサイズ・色 | 吹き出し→Subtitle Settings | 端末/アプリのアクセシビリティ依存 | 端末/アプリの字幕設定(一部端末) |
音ズレ調整(AVシンク) | -(PC側の出力設定で対応) | - | 端末のAVシンク(Fire TV あり) |
ケース別レシピ

吹き替えなのに字幕が出る(「アマゾンプライムで吹き替えなのに字幕が出るのはなぜ?」)
- 音声:日本語、字幕:オフに切り替え。
プロフィールやテレビ側の字幕/CCもオフを確認。
字幕だけ遅れて出る(「アマプラの字幕の調整方法は?」)
- Prime Video は手動で字幕タイミングをずらす機能は提供していません。
再生やり直し→アプリ/端末再起動→他端末確認で切り分け、恒常的なら端末のAVシンクや作品不具合の報告を。
英語字幕しか選べない(「amazonプライム 字幕が英語」)
- 作品仕様の可能性。作品詳細の対応言語を確認。
プロフィール言語が英語なら日本語に戻す。
テレビで字幕が消えない(「amazonプライム テレビ 字幕」)
- Prime Video 内の字幕オフに加え、テレビOSの字幕/CCもオフ。
続けて観るなどの帯は数分で更新されることがあります。
音声だけ先行/遅延(「Amazonプライムの音ズレの直し方」)
- AVシンク調整→音声出力の切替→映像処理オフ→HDMI変更の順で。
字幕が出ない(「amazon プライム 字幕が出ない」)
- 再生中の字幕メニューで言語選択→他作品で検証→アプリ更新/再起動→端末の字幕/アクセシビリティ設定を見直し。
英語学習で英語字幕にしたい(「prime video 英語字幕」)
- 再生中に字幕:English、音声:Englishへ。
Dialogue Boostで台詞を聞き取りやすくすると学習が進みます(対応作品のみ)。
「prime video 音声のみ」で見たい
- Prime Video に音声だけのバックグラウンド再生は基本ありません。
画面オフ再生は端末の省電力やOS仕様に依存します。
字幕はオフにしてデータ消費を抑える運用が現実解です。
トラブルが“作品自体”にありそうなときの行動
- 別の端末/回線で再生しても同じタイトルだけ字幕や音がズレる→作品側の字幕ファイル/メタ情報の可能性。
- その場合はアプリ内(ヘルプ/フィードバック)やサポートから問題報告。
同様の報告が多いと字幕ファイルの更新が行われます。
よくある質問(本文未掲載の補足のみ)

Amazonプライムの音ズレの直し方は?
アプリ更新→再起動→AVシンク調整→音声出力の切替→映像処理オフの順で。
Fire TV にはAV Sync Tuningがあります。
Amazon Prime の字幕設定はどうすればいい?
再生中の吹き出しアイコンから字幕オン/オフ・言語、**字幕設定(サイズ・色)**を調整できます。
アマプラの字幕が表示されないのはなぜ?
作品がその言語に未対応、プロフィール言語の影響、端末側の字幕/CCがオフなど。
他作品で比較して作品仕様かどうかを切り分けましょう。
まとめ
- 音声と字幕は独立設定:組み合わせを正すだけで解決するケースが最多。
- 字幕ずれは一時的な不整合か端末/テレビのAVシンクが原因。再生やり直し→端末/アプリ更新→AVシンク調整の順で。
- 英語字幕/字幕出ないは作品対応言語とプロフィール言語を確認。
- テレビは端末の字幕/CCとPrime Video内の字幕が別管理。両方を見るのがコツ。
- 作品固有の不具合を疑ったら別端末検証→サポート報告が近道。
ひとことアドバイス:
まずは再生中メニューで「音声」「字幕」を確実に選び直す→一度停止→10秒戻し→再生。
直らなければ端末/アプリ更新とAVシンク調整へ。
これだけで大半の“ずれ”は収まります。
参考リンク
- Prime Video:字幕・クローズドキャプションのオン/オフ(公式)
- Prime Video:接続デバイスで字幕/キャプションをオンにする(公式)
- Prime Video:字幕のサイズ/色などの設定(公式)
- Prime Video:音声トラック・音声ガイド(Audio Description)の選択(公式)
- Prime Video:Dialogue Boost を選択(公式)
- Fire TV:AV Sync Tuning(音声/映像の同期調整・公式)