「Teamsのレコーディングってどこに保存されるの?」
「どこから見ればいい?」
「ダウンロードや共有はどうやる?」
「文字起こし(トランスクリプト)の保存場所は?」――
業務で必ず出てくる疑問を、公式情報に基づいてやさしく整理しました。
結論から言うと、保存先はOneDriveまたはSharePointで、会議の種類(チャネル会議か、それ以外か)で場所が変わります。
本文では見つけ方の具体手順、権限と注意点、編集(トリミング)、録画できない時の対処まで深掘りします。
安心して読み進めてください。
Contents
- 1 結論:保存場所は「OneDrive」または「SharePoint」(会議の種類で分かれる)
- 2 すぐ分かる!保存先の場所とパスの早見表
- 3 Teamsの中から録画をどこで見る?(3つの入口)
- 4 レコーディングのダウンロード(権限と手順)
- 5 レコーディングの共有(リンク共有とアクセス管理)
- 6 文字起こし(トランスクリプト)の保存場所と扱い
- 7 レコーディングを編集する(トリミングなどの現実解)
- 8 保存場所が分からない/見つからないときのチェックリスト
- 9 レコーディングできないときの原因と対処(要点だけ)
- 10 レコーディングの停止と「録画と文字起こし」の関係
- 11 よくある質問(FAQ)
- 12 まとめ(要点とミス防止のコツ)
- 13 参考リンク
- 非チャネル会議(通常の会議・カレンダーからの会議・Meet Now等)
→ 主催者のOneDrive 内の 「Recordings」 フォルダーに保存されます。 - チャネル会議(チームの特定チャネルで開く会議)
→ そのチャネルのSharePointサイト([ファイル]タブの文書ライブラリ) 内 「Recordings」 フォルダーに保存されます。 - 録画・文字起こしの保存と権限の考え方(管理者視点の仕様)
→ どちらも OneDrive/SharePoint に保存され、アクセス権限はファイルの所有者・共有設定に従います。
すぐ分かる!保存先の場所とパスの早見表

会議の種類 | 保存される場所 | 代表的なパス例・見つけ方 |
---|---|---|
非チャネル会議 | 主催者のOneDrive > Recordings | Teamsの会議チャット → [共有] タブ → レコーディングを開く/OneDriveで「My files > Recordings」を開く |
チャネル会議 | 該当チームのSharePoint(チャネルの[ファイル]タブ) > Recordings | Teamsの該当チャネル > [ファイル] > Recordings/SharePointの Documents > チャネル名 > Recordings |
図解イメージ:
「Teamsのチャネル画面 → 上部タブの**[ファイル]** → 一覧の中にRecordings フォルダー → クリックでMP4ファイルを確認」
Teamsの中から録画をどこで見る?(3つの入口)
- 会議チャットから:該当会議のチャット → [共有] タブ → 録画を選択(プレイヤーが開く)
- カレンダーから:Teamsの**[カレンダー]** → 過去の会議をダブルクリック → [Recap](要約) で再生ボタン
- チャネルから(チャネル会議のみ):該当チャネル > [ファイル] > Recordings → MP4を選択して再生
レコーディングのダウンロード(権限と手順)

- 原則の権限:主催者がダウンロード可能(組織ポリシーにより異なる場合あり)。
- 手順(例:チャットやチャネルから)
- 会議チャットの**[共有]タブ or チャネルの[ファイル]**で録画ファイルを開く
- […(その他)]>[ダウンロード] を選択(OneDrive/SharePointからも同様にダウンロードできます)
図解イメージ:録画サムネイルの右側にある「…」メニュー → [ダウンロード] → ブラウザーがMP4の保存を開始
レコーディングの共有(リンク共有とアクセス管理)
- Teamsから:会議チャットの**[共有]タブで録画の […]>[リンクをコピー] → 共有相手へ貼り付け。必要に応じてアクセス権**(社内限定・特定ユーザー等)を調整。
- OneDrive/SharePointから:録画MP4ファイルの共有ボタンでリンク設定を編集して共有。
文字起こし(トランスクリプト)の保存場所と扱い

- 保存先:録画と同じく OneDrive/SharePoint に保存・管理されます(会議の種類に準拠)。
- 再生時の表示:録画プレイヤーで字幕/トランスクリプトを表示可能。
必要に応じて**動画設定(Video settings)>[Generate]**で生成できます。 - ポイント:Teamsのライブ文字起こしで得られた内容は録画ファイルと結びつき、再生時の字幕やトランスクリプトに利用されます。
図解イメージ:録画プレイヤー右上の設定(歯車) → Captions/Transcript を有効化 → 画面右側に発言者ごとのテキストがタイムコード付きで表示
レコーディングを編集する(トリミングなどの現実解)
- 録画はOneDrive/SharePointにある通常のMP4です。
まずはファイルの所有者(主催者)か編集権を持つユーザーが編集可能です。 - おすすめのやり方:Microsoft Clipchamp を使って冒頭/末尾のトリムや不要部分のカット、テロップ追加などの基本編集ができます(組織で有効化されている必要あり)。
- OneDrive/SharePointの録画ファイルをClipchampで開く→トリム→書き出しの流れが簡単です。
- 字幕・トランスクリプトは動画プレイヤー(Stream on SharePoint)側でも生成・管理できます。
注意:テナント設定や時期により、プレイヤー側の簡易トリム機能の提供状況や仕様が違う場合があります。
確実に編集したい場合はClipchampの利用が安定です。Microsoft SupportMicrosoft Learn
保存場所が分からない/見つからないときのチェックリスト

- まずは会議の種類を確認:
- 非チャネル会議 → 主催者のOneDrive>Recordings
- チャネル会議 → 該当チャネルの[ファイル]>Recordings(SharePoint)
- Teams内の導線:
- 会議チャットの[共有]タブ、または**[カレンダー]>過去会議の[Recap]** から再生を試す。
- 権限:自分に閲覧権限がないと見えません。所有者(主催者)に共有依頼を。
- 管理者向けの診断:Microsoftのトラブルシュート記事に、場所の確認・リンク未表示時の手当がまとまっています。
レコーディングできないときの原因と対処(要点だけ)
- 主催者の会議オプション/ポリシーで録画が許可されていない → 主催者/管理者に依頼して設定変更。
- ライセンス/権限不足(ゲストや外部ユーザーは不可など) → 対象ユーザーの録画許可と適切なライセンスを確認。
- ボタンが見えない/リンクが表示されない → 公式の録画トラブルシュート手順を実施(Webクライアントで参加、再参加、診断ツールの実行など)。
レコーディングの停止と「録画と文字起こし」の関係
- 停止方法:会議コントロールの […(その他)> 記録と文字起こし > 録画を停止]。
録画だけ/文字起こしだけを停止する選択も可。 - 仕様メモ:録画は主催者のOneDrive、チャネル会議はSharePointに保存されます。
よくある質問(FAQ)

Q1. Teamsのレコーディングの保存先はどこですか?
会議の種類で異なります。
非チャネルは主催者のOneDrive>Recordings、チャネル会議は該当チャネルの**SharePoint([ファイル]>Recordings)**です。
Q2. 文字起こしの保存場所は?
録画と同じく OneDrive/SharePoint に保存・管理され、再生時に字幕やトランスクリプトとして利用できます。
必要なら動画設定からGenerateで生成します。
Q3. ダウンロードは誰ができますか?
既定では主催者がダウンロード可能です(組織の設定によって異なることがあります)。
Q4. 録画を編集したい(トリムなど)
MP4なので、Clipchampで編集するのが簡単で確実です。
Q5. 録画できないのはなぜ?
主催者の設定/組織ポリシー/ライセンス/役割(ゲストは不可)などが原因です。
公式の手順で確認してください。
まとめ(要点とミス防止のコツ)
- 保存場所は OneDrive(非チャネル)/SharePoint(チャネル) で固定。まず会議の種類を確認。
- 見る場所は 会議チャット[共有]/カレンダー[Recap]/チャネル[ファイル]>Recordings。迷ったら**[共有]タブ**。
- 文字起こしは録画と一緒に OneDrive/SharePoint。必要なら動画設定>Generateで生成。
- ダウンロード/共有はOneDrive/SharePointの通常ファイル操作と同じ。権限は所有者の設定次第。
- 編集はClipchampで安全・確実(社内で有効化要)。
- 録画できない時はポリシー/ライセンス/役割を点検し、公式のトラブルシュートへ。
参考リンク
- Teamsのレコーディングと文字起こしの保存/権限(公式)
- 会議の録画を再生・共有・ダウンロード(公式)
- 会議の録画(開始/停止/見つけ方)(公式)
- Teamsの文字起こし/キャプションの管理(公式)
- Microsoft 365の動画:字幕とトランスクリプトの表示/管理(公式)
- 録画に関する問題のトラブルシュート(公式)