デバイス不具合解決策

【Windows11】ドライバの保存場所・確認・削除・バックアップまで完全ガイド！

Windows11を使用していると、

「このドライバはどこに保存されているの？」

「手動インストールしたい」

「消えたWi-Fiドライバを戻したい」

など、ドライバの場所に関する疑問が出てくることがあります。

この記事では、Windows11でドライバがどこに保存されているのか、どのフォルダが何のためにあるのか、確認・削除・バックアップ・復元の方法までを徹底的に解説します！

Windows11でドライバが保存される場所とは？

ドライバ関連の主要な保存場所は以下の3つです：

  • C:\Windows\System32\drivers：
    • 実際に使用されているドライバ（.sysファイル）が置かれるシステムフォルダ。
  • C:\Windows\INF：
    • INFファイル（ドライバのインストール情報ファイル）が保存される場所。
  • C:\Windows\System32\DriverStore\FileRepository：
    • Windowsが自動インストールや再利用のために保存しているドライバの倉庫のような場所。

これらのフォルダには、OSが安定動作するために重要なドライバファイルが格納されています。

各種ドライバフォルダの役割と違い

  • System32\drivers：
    • ドライバの本体（.sysファイル）が格納されている。
    • OS起動時に読み込まれる重要なカーネルドライバもここにある。
  • INFフォルダ：
    • デバイスのセットアップに必要な情報（.inf, .pnfファイルなど）が格納される。
    • 手動インストール時にも使用される。
  • DriverStore\FileRepository：
    • Windowsが自動ドライバインストール時に参照する場所。
    • バックアップ目的でここからINFファイルを取り出すことも可能。

ドライバのインストール場所を確認する方法

手順①：デバイスマネージャーから確認

  1. スタートボタンを右クリック →「デバイスマネージャー」
  2. 任意のデバイスを右クリック →「プロパティ」
  3. 「ドライバー」タブ →「ドライバーの詳細」で実際の保存先（System32内）が確認可能

手順②：PowerShellコマンドを使用

Get-WmiObject Win32_PnPSignedDriver | Select-Object DeviceName, DriverVersion, InfName, DriverDate

不要なドライバの削除方法と注意点

  • 通常の削除方法（デバイスマネージャー）：
    • 該当デバイスを右クリック →「デバイスのアンインストール」→「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除」にチェック
  • pnputilコマンドを使った強制削除（上級者向け）：
    • pnputil /enum-drivers → 削除したい INF名を確認
    • pnputil /delete-driver oemXX.inf /uninstall /force
  • 削除できない理由：
    • 使用中のドライバ、または依存関係があると削除できないことがある

ドライバのバックアップと復元方法

方法①：DriverStoreフォルダのバックアップ

  • C:\\Windows\\System32\\DriverStore\\FileRepositoryを丸ごとコピー
  • 外付けドライブやクラウドに保存しておくと再インストール時に役立つ

方法②：DriverStore Explorer（Rapr）を使う

  • GitHub公式ページからダウンロード
  • UIで簡単にドライバの抽出・削除・バックアップが可能

方法③：DISMコマンドでドライバをエクスポート

Dism /Online /Export-Driver /Destination:D:\\MyDriversBackup

よくある質問と補足情報

Q. ドライバがインストールされているか確認したい

  • デバイスマネージャーの「ドライバー」タブで、バージョン・日付を確認可能

Q. ドライバのインストール先を変更できる？

  • 通常は不可。

    Windowsが自動的に正しい場所へ配置します

Q. 手動でドライバを入れる場合はどこに置く？

  • INFファイルを右クリック →「インストール」で自動的に必要な場所へ展開されます

まとめ：Windows11のドライバ場所は理解しておくと安心！

✅ System32\drivers、INF、DriverStoreはそれぞれ役割が違う

✅ デバイスマネージャーやPowerShellで場所・バージョンを確認できる

✅ 不要なドライバは削除OKだが、削除には注意が必要

✅ DriverStore ExplorerやDISMで簡単にバックアップできる

🔗参考リンク

ドライバの保存場所や構成を理解しておくことで、トラブル時も落ち着いて対処できます。

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