Windows11を快適に使うためには、「メモリ(RAM)」の容量が非常に重要です。
「8GBで足りるのか?16GBあった方がいい?仮想メモリはどう設定すべき?」
など、多くの人が迷うこのテーマ。
この記事では、Windows11における推奨メモリ容量・仮想メモリ設定・メモリの確認方法・増設の基準まで徹底的に解説します。
Contents
Windows11の公式メモリ要件
エディション | 最低要件 | 推奨環境(実用ベース) |
---|---|---|
Home/Pro | 4GB | 8GB以上(推奨) |
✅ 最低4GBは動作可能なラインですが、実際の快適性とは別問題。
Windows11に最適なメモリ容量は?【使用目的別に解説】

● 8GB:軽い作業・一般的な家庭用PC向け
- ブラウジング/YouTube視聴/Word・Excelなど
- 同時に複数アプリを開くと少し重くなる傾向
● 16GB:ビジネス・快適なマルチタスク環境に最適
- ZoomやTeamsでの会議+Office作業+ブラウジングがスムーズ
- 軽い動画編集やPhotoshop作業にも対応
● 32GB以上:クリエイター・ゲーマー・仮想環境使用者向け
- 4K動画編集/高度な画像処理/仮想マシン(VMware、Hyper-V)使用時に必要
メモリは8GBと16GB、どちらがよい?
項目 | 8GB | 16GB |
---|---|---|
コストパフォーマンス | 高(安い) | 中(少し高い) |
軽作業 | 快適 | 超快適 |
マルチタスク | やや重い | 快適 |
ゲーム/画像編集 | 厳しい | 中~快適 |
今後の拡張性 | △ | ◎ |
✅ 結論:2025年現在、16GBが最もバランスが良くおすすめです!
仮想メモリ(ページファイル)の推奨設定

物理メモリが足りないときの「仮想メモリ(ページファイル)」設定も重要です。
推奨設定方法(自動が基本)
- 「設定」→「システム」→「詳細情報」→「システムの詳細設定」
- 「パフォーマンス」→「設定」→「詳細設定」→「仮想メモリ」
- 自動管理をオンに(特別な理由がなければ手動変更は不要)
目安設定(手動の場合)
- 初期サイズ:実メモリの1倍程度
- 最大サイズ:実メモリの2倍程度
⚠ SSDを使っているなら仮想メモリをオフにするのは非推奨(フリーズの原因)
Windows11でメモリ使用量を確認する方法
方法1:タスクマネージャーで確認
- Ctrl + Shift + Esc → タスクマネージャー起動
- 「パフォーマンス」→「メモリ」タブで使用率を確認
方法2:設定画面から確認
- 「設定」→「システム」→「詳細情報」→「デバイスの仕様」→「実装RAM」
メモリ不足のサインと対策

よくある症状
- アプリが頻繁に固まる/起動が遅い
- Chromeのタブを複数開くとPC全体が重い
- ゲーム中にラグが発生する
対処法
- 不要な常駐アプリを終了
- スタートアップアプリを制限(設定→アプリ→スタートアップ)
- メモリの増設(デスクトップ/一部ノートPC)
メモリの増設について
増設できるか確認するには?
- 「CPU-Z」や「Crucial System Scanner」などの無料ツールを利用
- 最大搭載容量・空きスロット数を確認
増設時の注意点
- 同じDDR規格(DDR4/DDR5)を選ぶ
- メモリ速度(例:3200MHz)と同じものを揃えると安定
⚠ ノートPCの場合、オンボード固定タイプは増設不可な場合もあります
よくある質問(FAQ)

Q1. Windows11でメモリが4GBでも使える?
→ 可能ですが、動作は非常に重く、実用には不向きです。
Q2. 仮想メモリは手動で設定すべき?
→ 基本的に「自動」でOK。重度のメモリ不足が頻発する場合に限って調整を検討。
Q3. メモリが認識されないことがある?
→ あります。増設後に認識されない場合は、スロットの接触不良・メモリ相性問題・BIOS設定を確認しましょう。
🔗参考リンク
Windows11を快適に使うなら、8GB以上は必須、できれば16GBがベストバランスです。
作業内容や将来の拡張性を考慮しながら、自分に合ったメモリ構成を選びましょう!