Windows 11でリモートデスクトップを使おうとした際に、
「接続できない」
「つながらない」
「認証エラーが出る」
といったトラブルに悩まされていませんか?
特に在宅勤務や外出先からPCを操作したい場合、リモート接続が使えないのは非常に不便です。
実は、Windows11のエディションや初期設定のままだと、接続できない原因が複数あります。
この記事では、
- リモートデスクトップに接続できない原因と解決策
- Windows11 Homeエディションでの制限回避方法
- ファイアウォールやウイルス対策ソフトとの関係
- よくあるエラーコード「0x300000d」の対処法
などを徹底的にわかりやすく解説します。
Contents
Windows11でリモートデスクトップに接続できない主な原因とは?
リモート接続がうまくいかない場合、次のような原因が考えられます:
- リモートデスクトップが許可されていない
- 相手側PCがWindows11 Homeエディション
- ファイアウォールやセキュリティソフトがブロックしている
- 同一ネットワーク内でない・IPアドレスの誤り
- エラーコードが出て接続失敗する(例:0x300000d)
接続できないときの基本チェックリスト

以下の手順で一つずつ確認しましょう。
1. リモートデスクトップを有効にする
設定 → システム → リモート デスクトップ → リモート デスクトップを有効にする をONに。
注意: この設定はWindows11 Proのみ使用可能です。
Homeでは標準のリモートデスクトップ受信ができません。
2. 同一ネットワーク・正しいPC名で接続しているか確認
- PC名/IPアドレスが正しいか確認
- 同じWi-Fiや有線ネットワークに接続しているか確認
3. Windowsファイアウォールの設定確認
- 「コントロールパネル」→「Windows Defender ファイアウォール」→「アプリの許可」
- 「リモートデスクトップ」にチェックが入っていることを確認
Windows11 Homeはリモートデスクトップが使えない?回避策あり
Homeエディションの制限とは?
Windows11 Homeでは、リモートデスクトップの「ホスト(受信)」機能が使えません。
つまり、他のPCからHome版PCに接続は不可です。
回避策:代替リモートツールを使う
ツール名 | 特徴 |
---|---|
AnyDesk | 無料・高速で軽量 |
Chromeリモートデスクトップ | ブラウザだけで使える・Googleアカウント連携 |
TeamViewer | 個人利用なら無料・安定性高い |
エラーコード「0x300000d」の意味と対処法

このエラーは、リモートデスクトップの認証情報エラーに関連しています。
主な原因:
- 相手のPCでリモート接続が許可されていない
- アカウント名やパスワードの誤り
- 暗号化設定の不一致
対処法:
- 「リモートデスクトップの設定」→「このPCへの接続を許可する」を確認
- アカウントが「パスワードあり」で設定されていることを確認(空欄では接続不可)
- グループポリシーやレジストリで強制暗号化を無効にする設定を見直す
ウイルス対策ソフト(ESETなど)による影響
ESETなどの第三者セキュリティソフトがリモート接続をブロックしていることもあります。
チェックポイント
- ESETの「ネットワーク保護」設定で「RDP(リモートデスクトップ)」を一時的に許可
- 一時的にESETを無効化して接続テスト
- 例外設定や信頼ゾーンに相手PCを登録
※常時無効化は危険なので、接続確認後はすぐに有効化を推奨します。
よくある質問(FAQ)

Windows11でリモート接続を許可するには?
「設定 → システム → リモート デスクトップ → このデバイスへの接続を許可する」をONにする必要があります。
さらに、接続先PCはスリープ状態になっていないことも重要です。
エラーコード0x300000dとは?
「認証情報が正しくない」または「暗号化レベルの不一致」によって発生するエラーです。
パスワード入力の有無やアカウント設定、暗号化レベルを見直してください。
Windows11 Homeでもリモートデスクトップは使えますか?
受信(ホスト)は不可ですが、他のPCに接続する「クライアント」としての利用は可能です。
受信したい場合は「Chromeリモートデスクトップ」などの代替ツールを使いましょう。
まとめ|Windows11でリモート接続できないときは原因を一つずつ潰す
- Homeエディションではホスト接続不可。代替ツールを使おう
- ファイアウォールやセキュリティソフトがブロックしていないか確認
- IPアドレスやPC名、アカウント名の間違いも多いので注意
- エラーコード0x300000dは、認証エラーか暗号化設定が原因