Mac版のWordを使っていると、特定のページ以降でページ番号を変更したり、途中から番号をリセットしたりする必要があることがあります。
特にレポートや論文では、目次部分をローマ数字で、本文をアラビア数字で表示するなどの設定が求められる場面が多いです。
この記事では、Mac版Wordで途中からページ番号を設定する方法、セクション区切りを活用した操作手順、設定時のトラブル解消策を詳しく解説します。
Windows版とはUIが異なる部分も含め、Mac特有の操作方法を丁寧にお伝えします!
Contents
【word】Mac版で途中からページ番号を設定する必要があるシーンとは?
1. レポートや論文のフォーマットに対応するため
- **目次はローマ数字(i, ii, iii...)**で番号を付け、**本文はアラビア数字(1, 2, 3...)**で始めたい場合。
2. ページ番号をリセットしたい場合
- 例えば、前文のページ番号を非表示にし、本文から「1」にリセットする場合。
3. 長文のドキュメントで章ごとに異なる番号を設定したい場合
- 章ごとにページ番号を分けたり、途中から形式を変更したい場合に対応。
Mac版Wordでセクション区切りを挿入する方法
途中からページ番号を設定するには、「セクション区切り」を挿入する必要があります。
セクション区切りの挿入手順
- ページ番号を変更したい位置(例:目次の最後)にカーソルを置く。
- 「レイアウト」タブをクリック。
- 「区切り」を選択。
- 「セクション区切り(次のページ)」を選択。
ポイント:セクション区切りを挿入することで、Word文書を分割し、各セクションで異なる設定が可能になります。
ページ番号を途中から変更・リセットする具体的な手順
セクション区切りを挿入した後、ページ番号を設定します。
1. ページ番号のリンクを解除
セクション区切りを挿入しただけでは、前後のセクションの設定がリンクされたままです。
リンクを解除する必要があります。
手順
- ページ番号を変更したいセクションのヘッダーまたはフッターをダブルクリック。
- 「ヘッダーとフッター」ツールバーが表示されるので、「前と同じヘッダー/フッターを使用」をオフにする。
2. ページ番号を設定する
- 「挿入」タブ → 「ページ番号」をクリック。
- 「ページ番号を挿入する位置」を選択(例:下部中央)。
- 「ページ番号の書式設定」を開き、以下を設定:
- 開始番号:必要に応じて「1」にリセット。
- 番号形式:ローマ数字またはアラビア数字を選択。
注意:前のセクションの設定が影響しないように、必ずリンクを解除してから設定してください。
ページ番号の形式を途中で変更する(ローマ数字⇔アラビア数字)
目次部分をローマ数字(i, ii, iii...)、本文をアラビア数字(1, 2, 3...)に変更する方法を解説します。
手順
- 目次部分でローマ数字を設定
- ヘッダーまたはフッターをダブルクリック。
- 「ページ番号の書式設定」を開き、「番号形式」で「i, ii, iii...」を選択。
- 本文部分でアラビア数字を設定
- 本文の最初のページで「前と同じヘッダー/フッターを使用」を解除。
- 「ページ番号の書式設定」で「1, 2, 3...」を選択し、「開始番号」を「1」に設定。
Mac版Wordでのトラブルとその解決方法
1. ページ番号が全体に影響してしまう
- 原因:セクション区切りを挿入していないか、リンクを解除していない場合。
- 対処法:リンクを解除し、セクションごとに独立してページ番号を設定します。
2. ページ番号が途中でリセットされない
- 原因:ページ番号の書式設定が正しく設定されていない場合。
- 対処法:「開始番号」を手動で指定(例:1)してください。
3. ページ番号の形式が途中で変更されない
- 原因:セクション区切りが適切に挿入されていない可能性。
- 対処法:セクション区切りの位置を再確認し、正しいページで設定し直します。
よくある質問(FAQ)
Q1. ページ番号を途中で消すことも可能ですか?
A. はい、セクション区切りを挿入してから、該当セクションのページ番号を削除することで可能です。
Q2. ページ番号を再設定しても目次に反映されません。どうすればいいですか?
A. 目次を右クリックして「目次の更新」→「ページ番号だけを更新」を選択してください。
Q3. セクション区切りの削除はどうすればいいですか?
A. セクション区切りを削除するには、該当箇所でカーソルを置き「Delete」キーを押します。
ただし、ページ番号設定が崩れる可能性があるため注意が必要です。
参考リンク
Mac版Wordでは、セクション区切りを活用することで、途中からページ番号を変更・リセットする設定が簡単に行えます。
この記事を参考に、スムーズな文書作成を進めてみてください!