Wordを使って案内資料やプレゼン資料、掲示用POPなどを作成する際、
「チェックマーク入りの図形」
を使って目印や強調を加えたい場面があります。
たとえば、✅マーク入りのラベルや、箇条書きのデザイン強調などです。
この記事では、Wordで図形としてチェックマーク(✓や☑)を使った装飾を作成する方法を、初心者でも再現できるように丁寧に解説します。
Contents
チェックマーク図形とは?
「チェックマーク図形」とは、Wordの**[挿入]→[図形]**メニューを使って、四角・円などの図形と「✓(チェックマーク)」を組み合わせてデザインを構成する方法です。
これは「フォーム機能のチェックボックス(クリックでON/OFF)」とは異なり、見た目・ビジュアル重視の図形装飾に使われます。
【基本】チェックマーク図形の作り方(手動作成)

1. 図形を挿入(ベースの枠)
- [挿入] → [図形] → 「正方形」「楕円」「円」「雲」などから好みの形を選択
- 任意の位置にドラッグして図形を描画
- 塗りつぶしの色や枠線を[図形の書式]で変更
2. チェックマークを挿入
方法①:記号を挿入
- [挿入] → [記号と特殊文字] → [その他の記号]
- 「Segoe UI Symbol」や「Wingdings」などを選択
- チェックマーク:
- ✓(U+2713)
- ✔(U+2714)
- ☑(U+2611):チェック入りの四角
- [挿入] → [閉じる]
方法②:テキストボックスで入力
- [挿入] → [テキストボックス] → 図形の上に配置
- ✓ や ✔ を直接入力(コピー&ペーストも可)
- フォントサイズ・色・位置を調整
3. まとめてグループ化
- 図形+テキストボックスの両方を選択(Ctrl+クリック)
- [図形の書式] → [グループ化] → [グループ化] を選択
- これで「1つのチェックマーク図形」として移動・複製が可能に
【応用】よく使うチェックマーク図形をテンプレート化する方法
- 作成した図形を選択
- [右クリック] → [図として保存] → PNG形式で保存
- または、そのままWordファイルをテンプレート(.dotx)として保存
- 次回以降の資料でも使い回せる
【装飾例】チェックマーク図形の活用アイデア

用途 | 使用イメージ |
---|---|
チェックリストの見た目強調 | ✅ 確認済み事項にチェックマークを付けて可視化 |
案内資料・プレゼン資料 | ✅ 強調したい要素の横に「チェック入り図形」を配置 |
掲示物・POP・張り紙 | ☑ マナー事項や注意書きに視認性を持たせる |
教育現場のプリントデザイン | ✓ のマークを図形で囲み、チェックポイントを明確に提示 |
【テクニック】図形内にチェックマークを中央揃えするコツ
- テキストボックスの[配置] → 「上下中央」「左右中央」を選択
- または、図形そのものに文字を入力する場合は:
- 図形を右クリック →「テキストの追加」→ ✓を入力
- [図形の書式] → [配置] →「中央揃え」「上下中央揃え」を指定
【補足】チェックマーク画像を使いたい場合
- 「チェックマーク PNG」「チェックマーク アイコン」などでフリー素材を検索
- 商用利用OKのサイト(例:Irasutoya、iconmonstr、FLAT ICONなど)からダウンロード
- Wordに[挿入] → [画像]で配置 → [トリミング]や[文字列の折り返し]で整える
【注意】チェックボックスとの違い
比較項目 | チェックマーク図形 | チェックボックス(開発タブ) |
---|---|---|
操作可能性 | ✕(装飾用・操作不可) | 〇(クリックでON/OFF可能) |
作成目的 | 見た目・強調・装飾 | 実務向けフォーム・入力操作 |
作成方法 | 図形+記号・テキスト | [開発]タブ → チェックボックス |
印刷時の状態 | 常に表示される(静的) | 状態(✓あり/なし)を反映 |
よくある質問(FAQ)

チェックマーク入りの図形が崩れます。どうすれば?
- 図形と文字の「グループ化」ができていない可能性があります。
- Ctrl+クリックで複数選択し、[グループ化]で一体化してください。
テキストとチェックマークを左右に並べたいです
- 表を使うと整列しやすくなります。
- 1列目:☑、2列目:テキスト → 枠線非表示にするとスッキリします。
チェックマークのサイズを変更できますか?
- テキストで入力した✓や☑はフォントサイズで自由に調整可能です。
まとめ
- Wordの「チェックマーク図形」は見た目重視のデザイン手法で、チェックリストやPOP装飾に最適
- 図形+記号(✓や☑)+テキストを組み合わせて自由にカスタマイズできる
- 操作はできないが、資料を視覚的に魅せたい場面では非常に効果的
- グループ化やテンプレ化で再利用性もアップ