MacでWordを使っていると、フォントの一括変更が意外と面倒に感じることがあります。
本記事では、Mac版Wordでフォントを効率よく一括変更する方法から、うまく変更できない場合の対処法、フォントサイズや数式の文字も含めた変更方法まで、超深掘りで解説します。
Contents
Mac版Wordでフォントを一括変更する基本手順
以下は、Word for Macでフォントを一括変更する手順です。
- ステップ1:Command+Aですべて選択
ドキュメント内の全テキストを選択します。 - ステップ2:[ホーム]タブの[フォント]欄を確認
好きなフォントとサイズを選びます。 - ステップ3:スタイルを使って全体のフォントを変更
「標準」スタイルに適用されているフォントを変更することで、全体に一括反映可能です。 - ステップ4:変更をテンプレートに保存(必要に応じて)
今後同じフォントを使う場合は、テンプレート化して再利用が便利です。
一括変更できない・反映されない場合の原因と対処法
一括変更がうまくいかない原因は複数あります。
主な原因と対処法を以下に示します。
原因 | 対処法 |
---|---|
スタイルが別に設定されている | [スタイルの管理]で「標準」以外のスタイルも手動で編集 |
数式や特殊テキストが含まれている | 数式フォントは数式ツール内で個別変更が必要 |
テキストボックスや図形内の文字 | それぞれ選択して個別に変更 |
セクションが複数に分かれている | 各セクションごとに設定の適用が必要 |
Macでフォントを変更するその他の便利な方法

以下の方法も知っておくと便利です。
- 置換機能を使ったフォント変更
編集>検索>置換>[フォントの書式指定]から指定のフォントを別のフォントに一括置換可能。 - テンプレート活用
よく使うフォントをデフォルトにしたテンプレートを用意すると、文書ごとに毎回設定する必要がありません。 - スタイルギャラリーのカスタマイズ
「見出し1」「本文」「強調」など、各スタイルに統一フォントを適用しておくと、全体が整います。
数式や図表のフォントを一括変更するには?
Wordの数式や図表内テキストは通常の本文とは異なる扱いになるため、以下の操作が必要です。
- 数式のフォント変更:
数式をダブルクリック → 「デザイン」タブ → 「数式フォント」を指定。 - 図表内フォント変更:
グラフやスマートアートを選択 → 右クリック → 「フォント」から変更。
よくあるトラブルとその対処法
フォント変更しても反映されない
- 「スタイル」が優先されている可能性があります。
「標準」や「見出し1」など、適用されているスタイルを確認して、直接スタイルの編集からフォントを変えてください。
フォントが勝手に戻る
- Wordの設定に「既定に戻す」が設定されている可能性があります。
テンプレート保存や、標準スタイルの編集で対応しましょう。
使いたいフォントがない
- Macにインストールされていないフォントを使っている可能性があります。
「Font Book」アプリでフォントを確認し、不足していればインストールしてください。
よくある質問(FAQ)

WordのフォントをMacで変更するには?
「ホーム」タブのフォント欄から任意のフォントを選択すればOKです。
スタイル設定を使えば全体にも反映されます。
フォントを一括で変えたい場合の最も効率的な方法は?
「標準」スタイルを編集し、すべてのテキストに適用するのが一番早い方法です。
数式や図表の文字のフォントは一括変更できますか?
残念ながら別操作が必要です。
数式は「数式ツール」、図表は「グラフツール」から変更します。
Wordにフォントを追加するには?
Macの「Font Book」でフォントファイル(.ttfや.otf)を開き、インストールを実行すればWordにも反映されます。
まとめ
- Mac版Wordでもフォントの一括変更は可能
- スタイルや数式、図表には個別の変更が必要なケースもあり
- 「標準」スタイルを活用することで効率的に全体を変更可能
- 使いたいフォントがない場合はFont Bookから追加できる
一括で整えたいときこそ、スタイルとテンプレートを活用して作業の効率化を図りましょう。