Wordで原稿用紙を使いたいのに
「設定がない」
「メニューが出ない」
「MacやiPadではどこにあるのかわからない」
とお困りではありませんか?
本記事では、Wordの原稿用紙設定が見つからない・使えない問題について、Windows・Mac・iPadそれぞれのケースに分けて徹底解説します。
原稿用紙アドインがない原因と代替手段、ずれや印刷エラーの対処法、テンプレートの利用法まで、実用性を重視してまとめました。
Contents
原稿用紙設定が「ない」と表示される原因(Windows)

Word(Windows版)で原稿用紙設定が表示されない主な原因は以下のとおりです:
- 「アドイン」が有効になっていない
- WordのバージョンがHomeやStudentなど、簡易版である
- 設定メニューの表示場所が分かりづらい
対処法:アドインの有効化
1.「ファイル」>「オプション」>「アドイン」を開く
2.「管理」から「COMアドイン」を選択し、「設定」ボタンをクリック
3.「原稿用紙アシスタント」にチェックを入れて「OK」
これで、Wordの「レイアウト」タブなどに「原稿用紙設定」が表示されるようになります。
Mac版 Wordで「原稿用紙設定」がない理由と代替策
Mac版のWordには、原稿用紙設定(日本語用のアドイン)は標準搭載されていません。
そのため、以下の方法で代替する必要があります。
対処法1:テンプレートをダウンロードして使用
- Microsoft公式テンプレートセンターや他の信頼性あるサイトから、**原稿用紙のテンプレート(.dotxや.docx)**をダウンロードして使う。
- 例:20×20、20×10などの400字詰め形式。
対処法2:手動で設定
1.「レイアウト」タブを選択
2. 余白を「ユーザー設定」にし、上左右を35mm、下を30mmに設定
3. フォントサイズを10.5pt、行間を20ptに設定
4. 1ページあたりの行数と文字数を自分で管理する
iPad版 Wordでの原稿用紙設定の現状と制限

iPad版Wordでは、以下の理由により原稿用紙設定が利用できません:
- アドインのインストールやテンプレートの保存に制限がある
- レイアウトや文字数・行数の細かい調整ができない
対処法:クラウド経由でテンプレートを使用
- PCでテンプレートを作成し、OneDrive経由でiPadに共有する
- 編集は可能だが、レイアウトが若干ずれる可能性があるため、印刷前はPCで最終調整することを推奨
原稿用紙の「ずれ」「印刷できない」問題の対処法
よくある不具合と原因
問題 | 原因 | 対処方法 |
---|---|---|
行や文字がずれる | 行間や文字サイズ設定が不正確 | 1行の高さと1文字の幅を明確に設定 |
印刷で枠線が出ない | プリンタの余白が反映されていない | 印刷設定で「余白なし」を指定 |
改行位置がずれて段落が乱れる | テンプレートが崩れている | 正規のテンプレートを使用 |
原稿用紙の文字数・行数のカスタマイズ方法(Windows)
1.「ページレイアウト」>「原稿用紙設定」メニューを開く
2. 文字数・行数、字送り、行送りなどを細かく設定
3. 方眼の表示、罫線の色、ページ罫線の有無も調整可能
Wordで原稿用紙をテンプレートとして保存する方法
1. 好きな文字数・行数に設定してから「名前を付けて保存」
2. 「ファイルの種類」を「Wordテンプレート(.dotx)」に変更
3. 保存場所を「ユーザーテンプレートフォルダ」にすることで、以降簡単に呼び出し可能
Word以外の原稿用紙対応ソフト
ソフト名 | 特徴 |
---|---|
WPS Writer | 無料で使えるWord互換ソフト、原稿用紙対応あり |
一太郎 | 日本語文書に強く、原稿用紙テンプレートも豊富 |
Google ドキュメント | 原稿用紙設定には非対応(テンプレートで代用可) |
よくある質問(FAQ)

原稿用紙設定が出てこないのですが?
→ Windows版Wordではアドインが無効化されていることがあります。
アドインを有効にしてください。
Macで原稿用紙を設定する方法はありますか?
→ 標準機能では不可ですが、テンプレートを使って再現可能です。
iPadで原稿用紙に入力できますか?
→ 編集は可能ですが、テンプレートの作成や細かい調整はできません。
まとめ
- Windows版Wordには原稿用紙設定アドインが存在する
- Mac版やiPad版には原稿用紙機能が標準搭載されていない
- テンプレートを使えばMacやiPadでも代用可能
- 印刷時のズレやレイアウト崩れには注意が必要
原稿用紙が使えない場合も、工夫と準備でしっかり対応できます。
用途に合った方法を選びましょう!