auひかりを契約すると、通常「ホームゲートウェイ(HGW)」が提供されます。
しかし、
「本当に必要なのか?」
「市販のルーターだけでネットを使えないのか?」
と疑問に思う方もいるでしょう。
結論から言えば、一部のケースではHGWなしで運用できます。
ただし、条件を満たさないと通信ができなかったり、IPv6が使えなかったりするため注意が必要です。
本記事では、HGWが不要なケースやその設定方法、注意点を詳しく解説します。
Contents
ホームゲートウェイとは?役割をおさらい
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まず、HGWがどのような役割を果たしているのか確認しておきましょう。
ホームゲートウェイの主な機能
- ルーター機能:複数の機器をインターネットに接続
- IPv6(v6プラス)対応:高速通信を可能にする
- VoIP機能(光電話):固定電話を利用可能
- Wi-Fi機能(機種による):無線LAN環境の構築
auひかりで提供されるホームゲートウェイ
機種名 | 特徴 |
---|---|
BL900HW | Wi-Fi機能あり(11ac対応) |
BL1000HW | Wi-Fi 6(11ax)対応、高性能 |
Aterm BL902HW | 法人向けモデル、光電話対応 |
HGWなしでインターネット接続は可能な場合がありますが、光電話やIPv6を利用する場合には影響が出る可能性があります。
ホームゲートウェイは必須?いらないケースとは
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HGWが必須かどうかは、契約プランや利用する機能によって異なります。
HGWが必須のケース
- 光電話(auひかり電話)を利用する場合
- IPv6(v6プラス)を使いたい場合(プロバイダによる)
- auひかりの公式サポートを受けたい場合
特にIPv6(v6プラス)を利用する場合、多くのプロバイダでHGWが必須となるため、代替が難しいです。
HGWが不要なケース
- 光電話を契約していない
- IPv4接続のみで問題ない(PPPoE接続)
- 市販ルーターを利用し、独自のネットワーク環境を構築したい
HGWなしで運用できるのは、IPv4(PPPoE接続)のみでインターネットを利用する場合に限られます。
HGWなしでインターネット接続する方法
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HGWなしでネットを使うには、ONU(光回線終端装置)に直接市販ルーターを接続する方法があります。
ただし、これは PPPoE接続のみ可能 で、IPv6(v6プラス)は利用不可 となります。
手順:HGWなしでPPPoE接続する方法
- ONUと市販ルーターをLANケーブルで接続
- プロバイダから提供されたPPPoE接続情報を入力
- ID・パスワードをルーターの設定画面に入力
- ルーターの接続設定を完了し、インターネットが使えるか確認
この方法では、回線速度が低下しやすいPPPoE接続のため、通信速度が遅くなる可能性 があります。
HGWを使わない場合のデメリットと注意点
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HGWを省略すると、以下のようなデメリットがあります。
デメリット
- IPv6(v6プラス)が使えない → 通信速度が遅くなる可能性
- 光電話が利用できない → 固定電話が必要ならNG
- auの公式サポートを受けられない場合がある
- ルーターの設定が必要になる → 初心者には難しい
特に、IPv6(v6プラス)を利用できない点は大きなデメリットです。
ホームゲートウェイをレンタル解除できる?解約方法
HGWが不要な場合、レンタルを解約できるか気になるところです。
レンタル解除の可否
- 光電話を契約している場合 → HGWの解約は不可
- IPv6(v6プラス)を使っている場合 → HGW解約不可の可能性が高い
- PPPoE接続のみで使う場合 → 解約できる場合がある(プロバイダに要確認)
HGWの解約を希望する場合は、プロバイダのサポートセンターに問い合わせる のが確実です。
よくある質問(FAQ)
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HGWなしでインターネットは使える?
A. はい、PPPoE接続なら可能です。
ただし、IPv6(v6プラス)は利用できません。
光電話を使わないならHGWは不要?
A. ほぼ不要ですが、プロバイダによってはIPv6利用のためにHGWが必須となる場合があります。
市販ルーターだけでIPv6(v6プラス)は使える?
A. 基本的にNGです。
v6プラスを使うにはHGWが必要なケースが多いです。
HGWを返却するとどうなる?
A. インターネット接続ができなくなる場合があります。
プロバイダに確認のうえ、解約しましょう。
どんなルーターを買えばHGWなしで使える?
A. PPPoE対応のルーターが必要です。
おすすめ機種としては、NEC「Aterm」シリーズやBuffalo「WSR」シリーズなどがあります。
まとめ
- HGWは基本的に必須だが、一部のケースでは不要にできる
- HGWなしで運用するにはPPPoE接続が前提(IPv6は不可)
- 光電話を使う場合やIPv6(v6プラス)利用時はHGWが必要
- レンタル解除はプロバイダによって対応が異なるため要確認
HGWが不要かどうかは、自分の利用環境によって異なります。
本記事を参考に、最適なネット環境を整えましょう!