バックアップ環境を今すぐ整えたいけれど、
「使い慣れたEaseUS Todo Backup Freeの旧バージョン(11.5/12.0/13.0など)を入手して使いたい」
「窓の杜や配布サイトはどれが安全?」
という声は多いです。
本記事では、旧版の入手可否と信頼できる配布元、実運用での注意点、そしてフリー版でのバックアップ・復元(WinPEブートメディア含む)の手順を解説します。
公式の最新配布状況やバージョン履歴も確認しつつ、誤情報なしでまとめています(参考リンクは記事末)。
なお、公式のフリー版は現在も提供されており(Windows 11/10対応を含む最新版の案内あり)、まずは最新安定版の検討をおすすめします。EaseUS
Contents
- 1 この記事でわかること
- 2 まずは前提:公式の「Free」配布は継続。旧版利用の目的と注意点
- 3 旧バージョンの入手先まとめ(11.5/12.0/13.0/10.5)
- 4 バージョン別の公式変更点(要点だけ把握)
- 5 Freeは無料で使える? 利用範囲と基本機能
- 6 旧版を選ぶ際の安全基準(推奨フロー)
- 7 旧版の入手先と概要(早見表)
- 8 まずはここから:Free版の基本的な使い方(共通)
- 9 復元(リストア)の基本手順(FreeでもOK)
- 10 WinPE緊急ブートUSBの作り方(復元の保険)
- 11 「easeus todo backup free 12.0 使い方」のポイント
- 12 「easeus todo backup free 11.5 使い方」のポイント
- 13 「easeus todo backup free 13.0」の考え方
- 14 バックアップ設計(Free版)の実践Tips
- 15 復元トラブルの典型と切り分け
- 16 「easeus todo backup free 窓の杜」活用法
- 17 旧版から最新版へ段階移行する手順(安全第一)
- 18 FAQ(よくある質問)
- 19 まとめ
- 20 参考リンク
この記事でわかること
- EaseUS Todo Backup Freeの旧バージョン(11.5/12.0/13.0/10.5など)の主な入手先と選び方
- 窓の杜や海外の主要ダウンロードポータルの掲載状況
- Freeは無料で使えるのか/家庭内での利用範囲
- バックアップ作成(OS/ディスク/ファイル)と復元の実手順
- WinPEブートUSBの作り方とトラブル時の対処
- 旧版を選ぶときの互換性・安全運用のコツ
まずは前提:公式の「Free」配布は継続。旧版利用の目的と注意点

現在もEaseUSの公式サイトでTodo Backup Free(Windows 11/10/8.1/8/7対応)のダウンロード導線が提供されています。
旧版を探す前に、安定性・セキュリティ更新・最新OS対応の点からは最新のFree版が第一候補です。
一方で「過去の環境で作った.pbdイメージをそのまま扱いたい」「社内手順・画面が旧版基準」「軽量UIが必要」などで旧版を選ぶケースもあります。
ここでは配布元の信頼性とマルウェア混入リスクを最優先に、掲載が継続している国内外の主要サイトのみを案内します。
国内では窓の杜が最新安定版の紹介・配布を継続しており、**“無料(家庭内のみ)”**の明記や対応OSの記載があります(v2024.3等)。窓の杜
旧バージョンの入手先まとめ(11.5/12.0/13.0/10.5)
以下は、記事執筆時点で旧版を履歴付きで公開している主要ポータルと、国内の信頼ソースです。
公式のバージョン履歴ページも合わせて確認すると、各版の変更点が把握できます。
主な配布・情報元
- 窓の杜(最新安定版の日本語解説・配布):対応OSや「無料(家庭内のみ)」の注記あり。旧版そのものの保管は基本的に行わないが、まずはここで最新の配布状況とFree版の位置づけを確認。窓の杜
- FileHippo(Old Versions 履歴):Free 10.5/11.5/12.5/13.0…と複数の旧版が履歴で公開。版ごとのリリース日も確認できる。o
- FileHorse(Old Versions):Free 12.0や12.8などをアーカイブ。
- OlderGeeks:Free 13.0のアーカイブページ(説明・直リンク)あり。
- FreeDownloadsCenter(Old versions 一覧):12.0/11.5など旧版の掲載履歴がまとまっている。
バージョン別の公式変更点(要点だけ把握)

過去の公式バージョン履歴から、旧版のトピックだけを抜粋します。
フリー版にも該当する情報が明記されています。
- 11.5:自動アップデート体験の改善、ネットワーク・ローカルの参照安定性向上、検索UIの改善、中~高圧縮時のバックアップ/リカバリ速度の大幅向上。Free 11.5とHome 11.5の併記あり。
- 12.0:最新のWindows 10とOutlook 2019をサポート、バックアップ処理の強化など。Free 12.0とHome 12.0に言及。
- 13.0:ミラー削除の誤動作修正などの品質改善(Free 13.0/Home 13.0)。
重要:上記は機能差分の抜粋であり、すべてのサブ機能差・制限まで網羅するものではありません。
運用前に実機で必ず検証しましょう(特に古いWindows 7/8.1環境や特殊なRAID構成など)。
Freeは無料で使える? 利用範囲と基本機能
- 料金:フリー版は無料で配布されています。まずは公式配布ページからインストーラーを入手できます。
- 利用範囲:国内の配布情報では**「無料(家庭内のみ)」**と明示されており、商用利用は上位版(Home/Workstation等)を検討するのが無難です。
- 主な機能(Free):ドライブ/パーティション/ファイルのバックアップ/リストア、およびクローン等の基本機能を備えます(旧版での機能差はあり得るため、目的機能が旧版に含まれるかは事前に要確認)。
旧版を選ぶ際の安全基準(推奨フロー)
図解イメージ(言葉で描写)
- 画面左に「要件チェックリスト」、右に「ダウンロード元の候補一覧」。
- チェックがすべて緑になったら、右側の一覧から**配布元(窓の杜→海外履歴サイトの順)**へ進む。
- ダウンロード後は「ハッシュ確認」「検疫用PCでの起動テスト」「ブートUSB作成テスト」の3ステップを順に実施。
手順(推奨)
- 第一候補は最新安定版(セキュリティ修正の恩恵が大きい)→どうしても旧版が必要ならFileHippo/FileHorse/OlderGeeks等の履歴ページから入手。FileHippo+2FileHorse+2
- 国内の窓の杜で最新版の機能・対応OSを確認し、自分の要件に足りるか判断。
- インストール前に検疫:オフラインの検証用PCまたは仮想マシン上でインストール→ブートUSBを先に作る(後述)。
- 旧版は自動更新で新UIに切り替わる可能性があるため、実運用前に**UI固定の可否(設定)**をチェック。
- **バックアップ形式(.pbd)**は公式ガイドの復元ウィザードで選べる前提だが、重要案件は同じメジャー版での復元を優先し、事前にテスト復元を行う。
旧版の入手先と概要(早見表)
バージョン | 主な特徴・変更点(公式履歴要約) | 掲載が確認できる主な履歴サイト | 備考 |
---|---|---|---|
10.5 | (履歴サイトの旧版アーカイブ。詳細機能はサイト記載を参照) | FileHippo(History) | 旧環境の保守向け。FileHippo |
11.5 | 自動更新体験改善、参照安定性、検索UI改善、圧縮時速度向上 | FileHippo(11.5)、FreeDownloadsCenter(11.5) | Free/Home併記の公式履歴あり。EaseUS+2FileHippo+2 |
12.0 | Windows 10・Outlook 2019対応、性能強化 | FileHorse(12.0)、FileHippo(12.0) | 12.x系を使うなら12.5/12.8も選択肢。EaseUS+2FileHorse+2 |
13.0 | ミラー削除の誤動作修正など品質改善 | OlderGeeks(13.0)、FileHippo(13.0) | UI差異に注意。EaseUS+2Older Geeks+2 |
最新安定版 | 日本語記事・対応OS・無料(家庭内)表記あり | 窓の杜(製品ページ) | まずはここを確認。窓の杜 |
まずはここから:Free版の基本的な使い方(共通)

図解イメージ:ホーム画面中央に「Create Backup(バックアップ作成)」→大きな「?」ボタンから対象(OS/ディスク/ファイル)を選択→保存先を指定→「Backup Now」。
- バックアップの作成:公式ガイドの手順は「Create Backup」→対象選択→保存先→実行、の流れです。OS(システム)を丸ごと保護したい場合はOSバックアップを選びます。
- 保存先の考え方:内蔵別ドライブ、外付けHDD/SSD、NASのいずれかへ。冗長化を考えるなら3-2-1ルール(3世代、2メディア、1つはオフサイト)を意識。
- スケジュール運用:夜間に増分/差分を回すと、日中の負荷を抑えられます(増分の世代上限・クリーンアップは小まめに)。
- 検証:初回は「バックアップ完了→マウント/ファイル抽出→復元テスト」まで一連で実行して品質を確認。
復元(リストア)の基本手順(FreeでもOK)
図解イメージ:起動後のメイン画面で**「Browse to Recover」→バックアップ保存先を辿り、.pbd**を指定→復元対象(システム/ディスク/ファイル)を選択→確認→実行。
- Windowsが起動する場合:アプリ本体を起動し「Browse to Recover」→.pbdを選択→復元対象を指定。
- 起動不能時(ブルースクリーン等):事前に作っておいた**緊急ブートUSB(WinPE)**から起動し、同様に「Browse to Recover」で.pbdを指定します。
- 異なるPCへ復元(ハード差異):公式手順では「dissimilar hardware」ケースの説明もあり。ドライバ適用やアクティベーション再認証等のOS側要件は別途考慮を。
WinPE緊急ブートUSBの作り方(復元の保険)

図解イメージ:ツールバーのTools → Create Emergency Disk→「WinPE」→USBを選択→Create。
- 空のUSBメモリを用意(8GB推奨)。
- EaseUS Todo Backupを起動し、Tools → Create Emergency Diskをクリック。
- WinPEを選び、ブート方式(UEFI/Legacy)に合致するUSBを作成。
- 作成後はBIOSでUSBブート優先に切り替えて起動確認(F2/DelでBIOS、BootからRemovable Devicesを選択)。
補足:Windowsの回復環境(WinRE)側からのシステムイメージ復元も存在しますが、EaseUSの.pbdを扱う際はEaseUSのブートUSBを使うのが手早く確実です。Microsoft Learn
「easeus todo backup free 12.0 使い方」のポイント
- 12.0の特徴:最新のWindows 10やOutlook 2019をサポートした世代。Windows 10マシンの保守に向きます。
- 実操作:基本は現行版と同じで、Create Backup → OS(またはDisk/Files)→保存先→Backup Now。復元はBrowse to Recover → .pbd選択。
- 注意:12.0世代はWindows 11正式登場前の版。Windows 11での長期運用は最新安定版での再取得が無難。まずは検証機での動作確認を。
「easeus todo backup free 11.5 使い方」のポイント

- 11.5の特徴:圧縮時のバックアップ/復元速度が向上し、検索UIや更新体験も改善。
旧世代PCやHDD環境の保守で「軽快に動く」場合があります。 - 実操作:上記と同様にCreate Backupから。復元はBrowse to Recover → .pbd。
WinPEブートUSBはTools → Create Emergency Diskで作成。 - 注意:古いIntel RSTやNICドライバ等、WinPE側ドライバの相性で認識しないデバイスが出ることがあります。
ブートUSB生成後、実機で起動テスト→バックアップ先(NAS/USB)の認識確認まで行うのが安全。
「easeus todo backup free 13.0」の考え方
- 13.0の特徴:一部のミラー削除挙動など品質系の修正が入ったとされる世代。
UIの差異があるため、11.xや12.x向けの社内手順書をそのまま流用しないのがポイントです。 - 旧社内手順の更新:スクリーンショットを撮り直し、メニュー名/ボタン配置の違いを注記します。
バックアップ設計(Free版)の実践Tips
表:バックアップ設計の要点(例)
項目 | 推奨設定・考え方 |
---|---|
バックアップ方式 | システムはフル+増分、データはフォルダ単位の増分 |
スケジュール | 深夜帯に毎日増分、週1でフル |
世代管理 | 週次フル3本+日次増分14本など(容量と相談) |
保存先 | 外付けSSD(USB 3.x)またはNAS。オフサイトを1本確保 |
検証 | 初回はテスト復元まで必ず実施(仮想環境でも可) |
ブートUSB | 作成後に起動検証+ストレージ/NIC認識まで確認 |
復元トラブルの典型と切り分け

- USBから起動できない:BIOSでUSB優先/Secure Boot設定を見直し。UEFI/Legacyの不一致に注意。
- バックアップが見えない:NAS経路の認証/SMBバージョン、USB給電不足などを点検。Browse to Recoverでパスをフル指定。
- 別PCへ復元後に起動しない:ブートローダ、ドライバ、ライセンス再認証を確認。dissimilar hardware復元ガイドの手順を参照。
「easeus todo backup free 窓の杜」活用法
窓の杜の製品ページは
対応OS/無料(家庭内のみ)/最新版のビルド情報
がまとまっているため、
まずここで要件合致を確認→合えば最新版で運用、どうしても旧版が必要なら次に履歴サイトを参照、という順序が安全です。
旧版から最新版へ段階移行する手順(安全第一)
- 旧版で最新のフルバックアップを取得(エラーがないかログ確認)。
- 最新版を別PCまたは仮想環境へ入れてテスト復元(.pbdが読めるか、ファイルが展開できるか)。
- 問題なければ本番PCをメンテナンス時間に合わせて最新版へ移行。
- ブートUSBも最新版で再作成→起動テスト。
FAQ(よくある質問)

EaseUS Freeの旧バージョンはどこで入手できますか?
最新版の確認は窓の杜が便利。
旧版はFileHippo(Old Versions)/FileHorse(Old Versions)/OlderGeeksなどの履歴ページでアーカイブが公開されています。
配布元の真贋に注意し、検疫用PCで事前に確認してください。
EaseUS Todo Backup Freeは無料で使えますか?
はい、公式サイトから無料で配布されています(Windows 11/10など対応)。
国内配布情報では**「家庭内のみ」**と明記されています。
業務用途は上位版を検討しましょう。
EaseUS Todo Backup Freeの復元方法は?
アプリから**「Browse to Recover」**で.pbdを選ぶのが基本。
起動不能時はWinPEブートUSBから起動して同様の手順で復元します。
easeus todo backup free 11.5/12.0/13.0 の違いは?
公式履歴によれば、11.5は圧縮時の速度向上等、12.0はWindows 10/Outlook 2019対応、13.0は品質修正が主。
細部は版ごとのリリースノートで確認を。
「窓の杜」には旧版もありますか?
窓の杜は最新安定版の紹介・配布が中心です。
旧版のアーカイブは海外の履歴サイトで探すのが現実的です。窓の杜
まとめ
- 最優先は最新安定版(公式Free):Windows 11/10含む現行環境とセキュリティ更新の恩恵が大きい。
- 旧版の入手は信頼サイトのみ(FileHippo/FileHorse/OlderGeeks/FreeDownloadsCenter)。国内はまず窓の杜で要件確認。
- Freeの利用範囲は“無料(家庭内)”が基本。業務なら上位版を。
- 必ずテスト復元まで:.pbdの読み出し確認、WinPEブートUSBの起動検証を実施。
- バージョン差は公式履歴で確認:11.5/12.0/13.0の要点と自環境の要件を突き合わせ、最適な版を選ぶ。
ひとことアドバイス:
旧版は“動くからOK”で終わらせず、ブートUSBの起動・ネットワーク・保存先の認識まで毎回チェック。
これだけで本番トラブルの大半を未然に防げます。
参考リンク
- 公式:EaseUS Todo Backup Free(Windows 11/10対応の無料配布ページ)
https://www.easeus.com/download/tbf-download.html EaseUS - 公式:Restore image with EaseUS Todo Backup(復元ガイド)
https://www.easeus.com/backup-utility/restore-image.html EaseUS - 公式:Create WinPE Emergency Bootable Disk(ブートUSB作成)
https://www.easeus.com/backup-utility/winpe-bootable-disk.html EaseUS - 国内:窓の杜 – EaseUS Todo Backup Free(製品ページ)
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/easeustodobu/ 窓の杜 - 海外:FileHippo – EaseUS Todo Backup Old Versions
https://filehippo.com/download_easeus-todo-backup/history/