「収入印紙と収入証紙って何が違うの？」
「間違えて買った場合、交換できる？」
そんな疑問を抱える方も多いのではないでしょうか。
この記事では、収入印紙と収入証紙の違い、用途、交換や返品の方法、使い方の注意点について詳しく解説します。
これを読めば、必要な場面での使い分けやトラブルの防ぎ方がわかります！
Contents
【収入印紙と収入証紙】何が違う？
まずは、収入印紙と収入証紙の基本的な違いについて確認しましょう。
1. 収入印紙とは？
- 用途：国（税務署）に対して税金を納めるために使用されます。
- 主な使用場面：契約書、領収書、借用書、金銭消費貸借契約書など、「課税文書」に貼付します。
- 販売場所：郵便局、一部のコンビニ（セブンイレブン、ローソンなど）。
2. 収入証紙とは？
- 用途：都道府県に対する手数料や申請料を支払う際に使用されます。
- 主な使用場面：運転免許更新、パスポート申請、建築士免許の登録申請など、地方自治体が関与する手続き。
- 販売場所：都道府県の指定販売所（例：県庁、警察署、交通安全協会など）。
3. 収入印紙と収入証紙の比較表
| 項目 | 収入印紙 | 収入証紙 |
|---|---|---|
| 用途 | 国に対する税金を納める | 都道府県に対する手数料や申請料 |
| 使用場面 | 契約書、領収書、借用書など | パスポート申請、免許更新、建築士登録など |
| 販売場所 | 郵便局、一部コンビニ | 都道府県の指定販売所（県庁、警察署など） |
| 発行元 | 国（税務署） | 都道府県 |
| 交換の可否 | 一部条件で可能 | 条件によるが難しい場合も |
【収入印紙と収入証紙】間違えた場合の交換や返品
収入印紙と収入証紙を間違えて購入してしまった場合、交換や返品ができるかどうかを確認しましょう。
1. 収入印紙の場合
収入印紙は、購入後も条件を満たせば交換可能です。
【交換が可能な場合】
- 未使用であること（貼り付けていない）。
- 印紙が汚れていない、破れていない。
【交換手続き】
- 最寄りの郵便局に未使用の収入印紙を持参します。
- 窓口で「交換手続きをしたい」と伝えます。
- 手数料（1枚につき5円）を支払います。
2. 収入証紙の場合
収入証紙の交換・返品は、都道府県によって対応が異なるため注意が必要です。
【交換が可能な場合】
- 未使用であること（貼り付けていない）。
- 販売元（県庁や警察署）でのみ交換可能。
【交換できない場合】
一部の都道府県では、交換や返品を受け付けていない場合があります。
購入前に十分確認しましょう。
3. 収入印紙と収入証紙を間違えた場合の注意点
- 互換性はない：収入印紙を収入証紙として使うこと、またその逆もできません。
- 購入前に使用目的を確認する：特に初めての手続きで間違えやすいため、購入時に用途をしっかり伝えましょう。
【収入印紙と収入証紙】使われる具体的な場面
収入印紙と収入証紙がそれぞれどのような場面で必要になるのか、具体例を見てみましょう。
1. 収入印紙が必要な場面
- 契約書：金銭消費貸借契約書、不動産売買契約書など。
- 領収書：5万円以上の領収書（例外あり）。
- 借用書：金額が1万円以上の借用書。
2. 収入証紙が必要な場面
- パスポート申請：申請手数料として使用（都道府県窓口で購入）。
- 運転免許更新：更新手数料の支払い時に使用。
- 建築士免許登録：免許申請手数料として使用。
【購入場所】どこで手に入る？
収入印紙と収入証紙は、それぞれ購入できる場所が異なります。
間違えないように注意しましょう。
1. 収入印紙の購入場所
- 郵便局（全国どこでも購入可能）
- 一部コンビニ（セブンイレブン、ローソンなどで取り扱いあり。ただし、在庫が限られるため注意）
2. 収入証紙の購入場所
- 都道府県の指定販売所（県庁、警察署、交通安全協会など）
- 一部の役所窓口（市区町村役場）
【収入印紙と収入証紙】使い方と注意点
1. 貼付方法
- 収入印紙：契約書や領収書の空白部分に貼付し、必ず割印（消印）を押します。
- 収入証紙：申請書類の所定の位置に貼付します。
2. 間違えた場合の対処法
- 貼付ミスや不要になった場合は、税務署（収入印紙）や都道府県窓口（収入証紙）に相談しましょう。
- 貼り間違いを無理に剥がすと無効になる可能性があるため注意が必要です。
まとめ
収入印紙と収入証紙は似ているようで、用途や購入場所、発行元が全く異なるため、間違えないように注意が必要です。
ポイントまとめ
- 収入印紙：契約書や領収書など国税に関する書類に使用。郵便局やコンビニで購入可能。
- 収入証紙：免許更新やパスポート申請など地方自治体関連に使用。都道府県指定販売所で購入可能。
- 交換・返品：収入印紙は郵便局で交換可能（手数料あり）。収入証紙は都道府県ごとに対応が異なる。
- 購入前に用途を確認：必要な用途に応じて正しいものを購入することが重要。
この記事を参考に、収入印紙と収入証紙を正しく使い分け、スムーズに手続きを進めてください！
