iOS 26.1 にアップデートしたあと、
「急に通知が来なくなった」
「LINEやメールの通知がまったく届かない」
といった状況に陥ると、とても不安になりますよね。
大事な連絡や仕事のメッセージを見逃してしまう可能性があるので、早めの対処が必要です。
現時点では「iOS 26.1」というバージョンそのものに関する公式情報はありませんが、iOS の通知トラブルは どのバージョンでも共通して起こる典型的なパターン があります。
本記事では、その一般的な原因と対処法をニーズに合わせて整理して解説します。
結論や対処法から順に追っていきますので、上から順番に確認してみてください。
Contents
通知が来ないときの結論(最初に確認すべきこと)
最初におさえておきたい結論は次の通りです。
iOS 26.1 で通知が来ないときは、まず以下の4つを優先して確認するべき です。
- アプリごとの「通知を許可」がオフになっていないか
- 集中モード(おやすみモード)がオンになっていないか
- 通信環境(Wi-Fi / モバイルデータ)が不安定になっていないか
- iPhone を再起動・ネットワーク設定リセットなど、基本的なリフレッシュがまだなら試すこと
この4点を見直すだけで、多くの通知トラブルは解消します。
さらに言えば、
- アプリ側(LINE、Gmail、Instagramなど)に内蔵されている 独自の通知設定
- iOS側の 時間指定要約 や 省データモード
なども、見落とされがちな要注意ポイントです。
iOS 26.1で通知が来ない主な原因

ここからは、「なぜ通知が来なくなるのか?」を原因ごとに整理して解説します。
バージョン番号は仮に 26.1 としていますが、根本原因は現行の iOS と共通です。
アプリごとの通知設定がオフになっている
iOS のアップデートやアプリの再インストールをきっかけに、アプリごとの通知許可がオフになる ことがあります。
特に、次のようなアプリでトラブルが起きやすいです。
- LINE
- メールアプリ(Gmail、Yahoo!メールなど)
- SNS(Instagram、X など)
通知が来ないアプリが特定できている場合は、まずアプリ単位の通知設定を見直します。
【確認手順】
- 設定アプリを開く
- 「通知」をタップ
- 一覧から対象アプリを選ぶ
- 「通知を許可」をオンにする
- 通知の表示方法(ロック画面・通知センター・バナー)を必要なものすべてオンにする
- 「サウンド」「バッジ」もオンにする
画面上部にアプリ名、そのすぐ下にトグルスイッチがあり、
・緑色 → 通知オン
・灰色 → 通知オフ
になっています。
集中モード(おやすみモード)がオンになっている
iOSには「集中モード」があり、オンになると 通知がサイレントで受信 されたり、一定時間にまとめられてしまいます。
- 通知が「まったく来ない」のではなく、「あとで一気に来る」
- ロック画面には出ないが、後で通知センターに溜まっている
といった症状のときは、この集中モードの影響が考えられます。
【確認手順】
- 画面右上から下へスワイプして「コントロールセンター」を開く
- 三日月や人型のアイコンなど、「集中モード」に関するボタンを探す
- ボタンが青や紫に光っている場合はオン → タップしてオフへ
- 「設定」→「集中モード」から、各モード(おやすみ、仕事、パーソナルなど)のスケジュールも確認
通信環境が不安定になっている
通知はリアルタイムの通信を前提としているため、Wi-Fi や 4G / 5G の状態が悪いと届かなくなる ことがあります。
確認すべきポイントは次の通りです。
- 機内モードがオンになっていないか
- 4G / 5G のアンテナ本数が 1 本になっていないか
- Wi-Fi のアイコン横に「!」マークが出ていないか
- VPN アプリが常にオンになっていないか
特に、無料Wi-Fi や混雑した時間帯のモバイル回線 では、通知が遅延したり届かなかったりすることがあります。
バッテリー関連設定(低電力モードなど)の影響
iOS では、バッテリーを節約するために動作を制限する機能があり、これが通知に影響することがあります。
- 低電力モード
- バックグラウンド更新の制限
【低電力モードの確認】
- 設定
- 「バッテリー」
- 「低電力モード」がオンならオフにする
【バックグラウンド更新の確認】
- 設定
- 「一般」
- 「Appのバックグラウンド更新」
- 「Wi-Fiとモバイルデータ」を選択
- 通知が来ないアプリのスイッチがオンになっているか確認
iOSアップデート直後の一時的な不具合・キャッシュ
iOS をアップデートした直後は、内部でキャッシュの再構築やインデックスの作り直しが行われています。
その間に一時的な不具合として、通知が遅れる・来ないといった症状が出ることがあります。
この場合、次の操作が有効です。
- iPhone 本体の再起動
- ネットワーク設定のリセット
- 必要に応じて「すべての設定をリセット」
※ データ削除ではなく、「設定だけを初期状態に戻す」操作もありますが、影響範囲が広いため慎重に行います。
通知が来ないときに必ず試す対処法

原因のイメージができたところで、ここからは 実際に行うべき具体的な対処手順 を順番に紹介します。
1. アプリ通知設定の総点検(チェックリスト付き)
まずは「アプリごとの通知設定」を総点検します。
以下の表を使うと漏れなく確認できます。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 通知を許可 | オンになっているか |
| ロック画面 | ロック画面に通知を表示する設定になっているか |
| 通知センター | 通知センターへの表示がオンか |
| バナー | バナー表示がオンか(リアルタイム表示のため特に重要) |
| サウンド | 通知音が鳴る設定になっているか |
| バッジ | アプリアイコンに数字がつく設定か |
ポイント
- 「通知が来ない=完全に届いていない」ように見えても、
実際には ロック画面だけオフで通知センターには溜まっている こともあります。 - 特に ロック画面 と バナー は必ずオンにしておきましょう。
2. 集中モードをすべて一度オフにする
集中モードは、次のような複数のモードをもっています。
- おやすみモード
- パーソナル
- 仕事
- 勉強 など
どれか1つでも条件付きでオンになるように設定されていると、時間帯や場所によって勝手に通知が止まる 状態になります。
【確認のポイント】
- 設定 → 集中モード → 各モードを開き、
- スケジュール
- スマート起動
がオンになっていないか確認。
- 一度すべてのモードをオフにして、通知が正常に届くかをチェックする。
3. iPhone本体の再起動
単純ですが、とても効果が高いのが 再起動 です。
【再起動手順(Face ID搭載機種の例)】
- 音量ボタン(上または下)+サイドボタンを同時に長押し
- 画面上に「スライドで電源オフ」が出たら右へスライド
- 画面が完全に暗くなったら数十秒待つ
- サイドボタンを長押しして Apple ロゴが出たら指を離す
再起動後、まずは自分宛てに LINE やメールなどを送って、通知が来るかテストしましょう。
4. ネットワーク設定のリセット
通信に原因がありそうな場合は、「ネットワーク設定のリセット」が有効です。
【手順】
- 設定
- 一般
- 「転送または iPhone をリセット」
- 「リセット」
- 「ネットワーク設定をリセット」を選択
- パスコードを入力して実行
※ Wi-Fi のパスワードは消えるため、再接続が必要になります。
5. アプリの再インストール
特定のアプリだけ通知が来ないときは、そのアプリの内部設定が壊れている可能性があります。
【手順】
- ホーム画面でアプリアイコンを長押し
- 「Appを削除」を選択
- App Store を開き、同じアプリを再インストール
- 初回起動時に「通知を許可」を必ずオンにする
- 念のため、設定 → 通知からも再確認する
6. バックグラウンド更新の有効化
通知の種類によっては、バックグラウンドでのデータ更新が必要です。
【手順】
- 設定
- 一般
- Appのバックグラウンド更新
- 「Wi-Fiとモバイルデータ」を選択
- 通知が欲しいアプリがオンになっているか確認
7. キャリア設定アップデートを確認
モバイル通信事業者(キャリア)の設定が古い場合、通知や通信にトラブルが発生することがあります。
【確認手順】
- 設定
- 一般
- 情報
- 数秒待ち、キャリア設定アップデートの案内が出たら「アップデート」をタップ
8. アプリ側の通知設定(LINE・Gmail・Instagramなど)
iOS 側とは別に、アプリ内部にも通知オン・オフの設定 が用意されています。
- LINE
- ホーム → 設定 → 通知 →「通知」をオン
- 個別トークを開き、右上メニューから「通知オフ」になっていないかも確認
- Gmail
- 左上メニュー → 設定 → アカウント → 「メール通知」を「すべて」に
- Instagram
- プロフィール → 三本線 → お知らせ → それぞれの項目をオン
iOS 側がオンでも、アプリ内通知がオフだと一切届かないので要注意です。
通知が来ないときの要注意ポイント(見落としがちな罠)
ここからは、実際に多い「うっかり原因」をまとめます。
時間指定要約がオンになっている
iOS には、通知をリアルタイムに出さずに「決まった時間にまとめて表示する」機能があります。
これがオンになっていると、
- 通知がすぐに来ない
- なぜか決まった時間帯にまとめて通知が出る
という状態になります。
【確認手順】
- 設定
- 通知
- 「時間指定要約」を確認
- オンになっている場合は一度オフにして様子を見る
省データモード・低データモードの影響
モバイル通信の節約機能によって、バックグラウンド通信が抑えられ、通知が届きにくくなることがあります。
- 設定 → モバイル通信 → 通信のオプション → 省データモード
- 設定 → Wi-Fi → 接続中のネットワーク → 詳細設定内の「低データモード」
これらがオンの場合、一度オフにして通知が改善するか確認してみてください。
VPNアプリによる影響
VPN を利用していると、通信経路が変わるため、一部のサービスで通知が遅れる・届かないことがあります。
不具合切り分けのために、VPN をオフにしてテストしてみるのも有効です。
ストレージ不足
ストレージ(容量)がほとんど残っていない場合、アプリやシステムの動作が不安定になり、結果として通知が遅れることもあります。
- 設定 → 一般 → iPhone ストレージ
で、空き容量を確認し、不要なアプリや写真・動画を整理して 2〜3GB 以上の余裕 を確保するのがおすすめです。
長期的に「通知トラブル」を防ぐためのコツ
最後に、今後同じ悩みを繰り返さないためのポイントを整理しておきます。
- 定期的に iPhone を再起動する(週1回程度でも効果あり)
- アプリ・iOS をこまめに最新バージョンへアップデートする
- ストレージの余裕を常に 2〜3GB 以上確保しておく
- 不要なVPNや省データモードを常時オンにしない
- 通知を止めたアプリは、その都度どこでオフにしたかメモしておく
特に、iOS のメジャーアップデートがあった直後は、「通知がちゃんと来ているか」を早めにテストしておくと安心です。
よくある質問(FAQ)

Q. 通知音だけ鳴らず、バナー表示だけ出ます。原因は?
A. アプリやiOS側で「サイレント通知」になっている可能性があります。
設定 → 通知 → アプリ名 →「サウンド」がオンか確認してください。
また、サイドのサイレントスイッチや音量ボタンの状態も確認しましょう。
Q. 特定の人からのLINEだけ通知が来ません。
A. 個別トークごとの「通知オフ」がオンになっている可能性があります。
該当トーク画面で、右上メニューから通知設定を確認してみてください。
Q. iOS 26.1 固有の不具合という情報はありますか?
A. 現時点で「iOS 26.1」というバージョンに関する公式情報や不具合情報は公開されていません。
そのため、本記事は現行 iOS 全般に共通する通知トラブル対処法としてまとめています。
まとめ
- 「iOS 26.1 通知 来ない」という状況の多くは、
通知許可・集中モード・通信状態・バッテリー関連設定 など、基本的な設定の見直しで改善します。 - まずは
アプリごとの通知設定 → 集中モード → 再起動 → ネットワーク設定リセット
の順で確認していくのがおすすめです。 - アプリ側(LINE・Gmail・SNS)の通知設定も忘れずに見直しましょう。
- 長期的には、アップデート・再起動・ストレージ管理 を意識することで、通知トラブルの発生をかなり抑えられます。
もしここまで試しても改善しない場合は、Apple サポートに相談し、実際の端末状態を診断してもらう ことを強くおすすめします。