「メールでZIP添付を送るとき、自動でパスワードをかけられないの?」
「Outlookでファイルを添付するたびに手動で暗号化するのが面倒…」
「ZIPファイルに自動でパスワードを付ける方法ってある?」
こうした悩みを解消するために、この記事では【Outlook zipパスワードを自動生成】というサジェストを中心に、
- OutlookでZIPファイルに自動でパスワードを設定する方法
- Outlook単体ではできない理由とその仕組み
- フリーソフトやアドインを使った自動化手順
- セキュリティルール「PPAP」の廃止と代替方法(OneDrive連携)
- 「ZIPファイルが開けない」「パスワードを求められる」などのトラブル対処法
を丁寧に解説します!
Contents
OutlookではZIPに自動パスワードを設定できない?
まず結論から言うと:
Outlookには、ZIPファイルに自動でパスワードを設定する機能は標準では存在しません。
Outlookはあくまでメールクライアントであり、
ファイル圧縮や暗号化はWindowsや外部ツールの役割とされています。
ZIPパスワードの自動生成を実現する方法は?

ZIP+パスワードを自動生成したい場合は、以下の手段が必要になります:
方法 | 概要 | 難易度 | おすすめ度 |
---|---|---|---|
専用アドイン(アドオン)をOutlookに導入 | 添付時に自動暗号化&別メールでパス送信 | 中 | ◎ |
フリーソフトでZIP生成 → Outlookと連携 | 事前に暗号化ZIPを作成し、Outlookで送信 | 低 | ◯ |
スクリプト・バッチで自動化 | Outlookに連動したバッチ処理でZIP生成 | 高 | △(上級者向け) |
方法①:Outlook専用アドインでZIP暗号化を自動化する

いくつかの企業向けメールセキュリティソリューションでは、Outlookと連携してZIP暗号化+パスワード分離送信を自動化できます。
代表的な製品例
- Active! gate SS(トランスウエア社)
- m-FILTER MailFilter(デジタルアーツ)
- eTransporter(インターネットイニシアティブ)
これらは主に企業向けで、
- 添付ファイルを自動ZIP化
- ランダムパスワードを生成
- 本文とは別のメールでパスワードを送信
といったPPAP対応機能を備えています。
※PPAP(Password付きZIP+別送)は現在、非推奨の運用とされています(後述)。
方法②:フリーソフト+Outlookで手動運用を半自動化

個人・小規模利用者には、無料のZIP暗号化ツール+Outlookの組み合わせがおすすめです。
おすすめフリーソフト
ソフト名 | 特徴 | 自動生成 | 商用利用 |
---|---|---|---|
7-Zip | 高機能・多形式対応・パスワードZIP対応 | △(手動) | OK |
CubeICE | 右クリックで簡単圧縮・暗号化可能 | △(テンプレ設定可) | OK |
Explzh | スクリプト化・署名付き暗号ZIPも可 | ◯(上級者向け) | OK(一部条件あり) |
実用手順
- 送信ファイルを7-Zipなどで事前に暗号化ZIPとして作成
- Outlookでファイルを添付
- 本文にパスワードを記載(別メール推奨)
✔ 自動化は難しくても「右クリックから暗号化+添付」までなら時短可能!
Windows 11でZIPにパスワードを設定する方法は?
Windows 11標準の圧縮機能では、パスワード付きZIPは作成できません。
パスワード付きZIPの作成には別途ツールが必要です
- 標準機能:× パスワードなしZIPのみ
- 推奨:7-Zip、CubeICE、WinRARなどをインストール
OutlookでZIPファイルが開けない・パスワードを求められる場合の対処法
症状 | 原因 | 解決策 |
---|---|---|
ZIPが開けない | パスワード付き/対応アプリがない | 7-Zipなど対応ソフトで開く |
パスワード入力しても失敗する | 半角英数/記号ミス/Caps Lock | コピペ推奨・再確認 |
Outlookで添付が削除される | セキュリティ設定 or 管理者制限 | IT部門に相談 or ZIPを暗号化形式以外に |
Outlookと「PPAP」運用|今後のセキュリティはどう変わる?

かつて多くの企業で導入されていた「PPAP」とは:
- P:Password付きZIPファイルを
- P:先にメールで送って
- A:あとから
- P:パスワードを別メールで送る方式
ですが、現在は以下の理由から非推奨になっています:
- ZIP解凍前にウイルス検知できない
- メールが盗まれると両方抜かれる
- 面倒で非効率
- Outlookから直接リンクを送る
- 閲覧・編集・有効期限・パスワードをクラウド上で設定可能
- Microsoft 365ではOutlookと連携しやすい
よくある質問(FAQ)

Outlookで添付ファイルに自動でパスワードを設定するには?
→ Outlook標準では不可です。
アドインやフリーソフトを活用する必要があります。
ZIPファイルに自動パスワードを設定する方法は?
→ 7-ZipやCubeICEを使えば、圧縮時に手動でパスワード設定が可能です。
完全自動生成にはスクリプトやアドイン連携が必要です。
OutlookでZIPファイルが開けません。なぜ?
→ 添付ファイルが暗号化されており、パスワードが必要です。
また、Windows標準機能では対応できない場合があります。
ZIPパスワード生成のおすすめフリーソフトは?
→ 7-Zip(無料・高機能)またはCubeICE(シンプル操作)がおすすめです。
いずれもパスワード付きZIP作成に対応しています。
参考リンク
要点まとめ
- OutlookにはZIPパスワード自動設定機能は標準搭載されていない
- 実現にはアドイン・フリーソフト・クラウド連携のいずれかが必要
- PPAPは非推奨になっており、OneDrive連携などが推奨されている
- ZIPが開けない・パスワードが効かない場合は、対応ソフト・入力ミス・Outlookの制限を確認する
ひとことアドバイス
「セキュリティのためのZIP添付」ではなく、「セキュリティを保てる送信方法」に進化させることが、今後の情報保護には不可欠です!