Windows11で
「PCがやたら重い」
「アプリが開かない」
などの症状が出たとき、タスクマネージャーを見ると「ディスク使用率100%」になっていることがあります。
この記事では、ディスク使用率が100%になる原因と、その改善方法を徹底的に解説します。
初心者でもすぐに実行できる対処法から、トラブルシューティング、最終的なリカバリ方法まで網羅します。
Contents
Windows11でタスクマネージャーにディスク100%と表示される原因とは?
なぜディスクが100%になるのか?
- HDDやSSDが常に何かの処理をしていてアイドル状態にならない
- バックグラウンドアプリ/サービス/更新プログラム/セキュリティスキャンが主な原因
主な原因一覧
原因 | 内容 |
---|---|
SysMain(旧スーパーフェッチ) | メモリ最適化のためのバックグラウンド動作 |
Windows Search | インデックス作成処理が重い |
Windows Update | 更新チェック/バックグラウンドダウンロード |
アンチウイルスソフト | 常時スキャン・ファイル監視 |
スタートアップアプリ | 起動直後の一斉実行がディスク負荷に |
ハードディスクの劣化 | 書き込み・読み込みが異常に遅くなる |
タスクマネージャーでの確認方法
- Ctrl + Shift + Esc → タスクマネージャー起動
- 「パフォーマンス」タブ →「ディスク」欄を確認
- 「プロセス」タブで「ディスク」列をクリックし、上位プロセスを特定
ディスク使用率100%を改善する方法【今すぐできる対処編】

方法①:Windows Searchの無効化
- Win + R →
services.msc
を入力 - 「Windows Search」をダブルクリック
- 「スタートアップの種類」を「無効」に設定 →「サービスの停止」
方法②:SysMain(スーパーフェッチ)の無効化
- 同様に「services.msc」から「SysMain」サービスを探す
- 無効にして停止(HDD環境では効果大)
方法③:スタートアップアプリの見直し
- 設定 →「アプリ」→「スタートアップ」
- 不要なアプリを「オフ」にする
方法④:ディスククリーンアップの実行
- 「ディスククリーンアップ」を検索して起動
- システムファイルのクリーンアップも実行
根本原因を突き止める方法【詳細なトラブルシューティング】
負荷の高いプロセスを特定
- タスクマネージャー →「ディスク」列で並べ替え
- 「System」「Antimalware Service Executable」などが上位なら設定変更を検討
チェックディスク(chkdsk)の実行
- 管理者としてコマンドプロンプトを起動
- 以下を入力:
chkdsk /f /r
- 「Y」で次回起動時にチェック実行
イベントビューアーでエラー確認
- 「イベントビューアー」を検索して起動
- 「Windowsログ」→「システム」内で、ディスクやストレージ関連エラーを確認
ディスクの健康診断(CrystalDiskInfo)
- 無料ツール「CrystalDiskInfo」を使ってSMART情報を確認
- 劣化・代替セクタなどが出ていればHDDの交換を検討
それでも改善しないときの最終対処法|HDD交換やクリーンインストールも?

SSDへの換装を検討
- HDDが原因の場合、SSDに換装することで劇的に改善される
- データの引越しは「クローンソフト」や「新規インストール」で対応
Windowsのリセット(初期化)
- 設定 →「システム」→「回復」→「このPCをリセット」
- 「個人用ファイルを保持」または「すべて削除」を選択
クリーンインストール(最終手段)
- インストールメディアを作成し、Windows11を完全に再インストール
- 不明なソフト/ドライバ競合を排除
まとめ:ディスク100%問題は「サービス停止+スタートアップ見直し+HDDチェック」で大幅に改善!
✅ 「SysMain」「Windows Search」の停止が即効性あり
✅ タスクマネージャーやchkdsk/イベントビューアーで原因を特定
✅ ディスクの健康状態が悪ければSSDへの交換が最も効果的
✅ 根本解決には「リセット」や「クリーンインストール」も視野に
🔗参考リンク
「PCが重い」「作業にならない」と感じたら、まずはこの記事を参考に、タスクマネージャーでディスク使用率を確認し、適切な対処を行いましょう!