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【Word】ファイルの結合/分割や複数文書をまとめる・分ける方法|差し込み・分割印刷・表結合も完全ガイド

Wordで複数のファイルを1つにまとめたい、あるいは1つの長い文書を複数に分けて整理したいという場面は、ビジネスや論文作成、契約書の編集などで頻繁に発生しますよね。

この記事では、Wordのファイル結合・分割方法を目的別に解説します。

文書の統合、章ごとの分割、ファイル内差し込み、分割印刷、表の結合や解除まで網羅しています。


【結合】複数のWordファイルを1つにまとめる方法

方法①:挿入機能で他の文書を差し込む

  1. 新しいWord文書を開く
  2. カーソルを差し込みたい位置に置く
  3. [挿入] → [テキスト]グループ → [オブジェクト] → [ファイルからテキスト] を選択
  4. 結合したい文書(.docxなど)を選択

→ 複数回繰り返すことで、複数文書を1つのファイルにまとめられます。

方法②:コピー&ペースト(形式を保持)

  • 各ファイルから内容をコピーし、「形式を保持して貼り付け(Ctrl + Shift + V)」で貼り付ければ、見た目の統一も可能

方法③:アウトライン表示で統合管理

  • [表示] → [アウトライン]モードで開き、「ファイルを挿入」機能を使うと見出しごとの結合が可能

【分割】1つのWordファイルを複数に分ける方法

方法①:ページ範囲ごとに別名保存

  1. 必要なページだけ選択
  2. コピー → 新規文書に貼り付け → 保存
  3. これを繰り返して、文書をパートごとに分ける

方法②:見出しごとに自動分割する(マクロ)

Sub SplitByHeading()
    Dim para As Paragraph
    Dim docNew As Document
    For Each para In ActiveDocument.Paragraphs
        If para.Style = "見出し 1" Then
            Set docNew = Documents.Add
            para.Range.Copy
            docNew.Range.Paste
            docNew.SaveAs2 FileName:=para.Range.Text & ".docx"
            docNew.Close
        End If
    Next
End Sub

→ 各「見出し1」ごとにファイルを分けて保存できます。

方法③:PDF変換+ページ抽出で分割(応用)

  • Word→PDF保存 → PDF編集ツールでページ分割 → PDFをWordに再変換
  • やや手間はかかるが、セクション単位で正確に切り出したいときに有効

【補足】Wordで別のファイルを差し込むには?

  • [挿入] → [オブジェクト] → [ファイルからテキスト]
  • または [挿入] → [オブジェクト] → [オブジェクトの挿入] → 「アイコンで表示」にチェックを入れて埋め込みも可能(ExcelやPDFなど)

【応用】Wordの表の結合・解除方法

表の結合(上下に分かれた表をつなげたい)

  1. 上の表の下で[Delete]キーを押して空行を削除
  2. 表が自動で結合される

表の分割

  1. 分割したい位置にカーソルを置く
  2. [レイアウト] → [表の分割] を選択

【補足】Wordの分割印刷・分割表示

分割印刷

  • [ファイル] → [印刷] →「ページ範囲」に「1-3」や「4,6,8」などを指定
  • 範囲ごとに印刷することで、印刷物ベースで分割可能

分割表示

  • [表示] → [ウィンドウ] → [分割] を使えば、上下に分割して別の位置を同時に閲覧可能

よくある質問(FAQ)

Wordで複数ファイルを一気に結合するには?

→ [挿入] → [ファイルからテキスト] を繰り返すことで実現可能です。

マクロを使えば自動化も可能です。

Wordファイルを見出し単位で自動分割できますか?

→ VBAマクロを使えば、「見出し1」ごとに文書を自動保存することができます。

表が勝手に2つに分かれてしまったのですが?

→ 表の間に空行(段落)があると分割されてしまいます。

Deleteキーで間の行を削除すると自動で結合されます。

Wordファイルに別ファイルを差し込んだらフォーマットが崩れる

→ [貼り付けオプション]で「形式を統一」か「元の書式を保持」を適切に選んで調整してください。


まとめ

  • Wordファイルの結合は「ファイルからテキストの挿入」が基本手順
  • 分割は「コピー保存」や「マクロ」による自動処理が有効
  • 表の結合・分割や分割印刷・分割表示も併用すれば柔軟な文書管理が可能
  • 大量ファイルの操作にはVBAマクロを活用することで効率化できる

参考リンク

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